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この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。 |
三陟市(サムチョクシ、삼척시)は江原道の南東部に位置する地域。本ページでは三陟市の料理、特産品について解説する。
地域概要
三陟市は江原道の南東部に位置する地域。市の北部は江原道の東海市と接し、東部は東海岸に面する。南部は慶尚北道の蔚珍郡、奉化郡と、西部は江原道の太白市、旌善郡とそれぞれ接する。人口は6万6088人(2020年3月)[1]。市の西部は太白山脈(テベクサンメク)の一角を成す山岳地域で1000~1400m級の山々が連なり、東部は東海岸に面する西高東低の地形である。市の中西部から北東部にかけては主要河川の五十川(オシプチョン、오십천)が流れ、市中心部を経て三陟港(サムチョカン、삼척항)へと注ぐ。市の中心部は北東部にあって、東海市の中心部とも近接する。代表的な観光地としては、韓国でもっとも規模の大きな鍾乳洞である幻仙窟(ファンソングル、환선굴)や、関東八景のひとつに数えられる楼閣の竹西楼(チュクソル、죽서루)、長さ874mの三陟海上ケーブルカー(サムチョク ヘサンケイブルカ、삼척해상케이블카)などがある。ソウル市から東海市までのアクセスは、東ソウル総合ターミナルから三陟総合バスターミナルまで高速バスで約3時間5分の距離である。
食文化の背景
東海岸に面した地域では刺身や海鮮料理が発達しており、中でもコムチクッ(クサウオのスープ/곰치국)は地域を代表する料理として親しまれている。特産品としては、イチゴやブドウといった果物や、山菜類、韓方材などがあり、遠徳邑(ウォンドクウプ、원덕읍)地区などで生産される寒地型のニンニクはウォンドクワンマヌル(원덕왕마늘、遠徳王ニンニク)の名で農林畜産食品部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第58号として登録されている。道渓邑新里(トゲウプ シルリ、도계읍 신리)のノワマウル(너와마을)では、ヤマブドウ(머루)の生産が盛んであり、これを利用したモルワイン(ヤマブドウワイン、머루와인)も生産される。
代表的な料理
- コムチクッ(クサウオのスープ/곰치국)
- モルワイン(ヤマブドウワイン/머루와인)道渓邑新里
代表的な特産品
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
- ノワマウル(너와마을)
- 住所:江原道三陟市道渓邑ムニジェ路1113(新里221)
- 住所:강원도 삼척시 도계읍 문의재로 1113(신리 221)
- 電話:033-552-1659
- 料理:宿泊施設の朝食メニュー
- ノワマウル営農組合(너와마을영농조합)
- 住所:江原道三陟市道渓邑ムニジェ路1274(新里412)
- 住所:강원도 삼척시 도계읍 문의재로 1274(신리 412)
- 電話:033-552-3560
- 料理:モルワイン
エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2012年8月に初めて東海市を訪れた。早朝から墨湖港に繰り出し、名物のコムチクッを食べたところ、ゼラチン質のぷるぷるした食感と上品な白身の味わい、一緒に煮込まれた古漬けキムチの深い酸味が絶妙にマッチしており、いたく感動したのであった。
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2020年4月3日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)
- 韓国語食の大辞典アプリ版(八田靖史制作の韓国料理専門辞典)