「コピ(コーヒー/커피)」の版間の差分

 
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:タルゴナコピ([[달고나 커피]])は、ホイップクリーム状にしたコーヒーを牛乳に載せた飲料。[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]は、カルメ焼き。コピはコーヒー。タルゴナコーヒー、ダルゴナコーヒーとも呼ばれる。インスタントコーヒー、砂糖、お湯(分量はすべて同量で大さじ2程度~)をホイップクリーム状になるまで混ぜ、牛乳の上にそっと浮かせて作る。2020年1月3日放送のKBS2『新商品発売~コンビニレストラン(신상출시 편스토랑)』にて、俳優のチョン・イルが、マカオで飲んだコーヒーを[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]に似ていると表現したことから名前がついた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=YbioO7wX1SA 400번을 저어 만든★수타 달고나 커피! 일우 눈이 번쩍! [신상출시 편스토랑/Stars Top Recipe at Fun-Staurant] 20200103] 、KBS Entertain、2022年12月26日閲覧</ref>。番組では「400回混ぜて作る」と紹介され、その手間のかかる作り方が、ちょうどコロナ禍で外出を避けるタイミングと重なって、SNSや動画サイトを通じて世界的に拡散した。韓国においてはその前年から、ミルクティーに砕いた[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]をトッピングしたタルゴナミルクティーが流行していたのも流行の背景となった。
 
:タルゴナコピ([[달고나 커피]])は、ホイップクリーム状にしたコーヒーを牛乳に載せた飲料。[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]は、カルメ焼き。コピはコーヒー。タルゴナコーヒー、ダルゴナコーヒーとも呼ばれる。インスタントコーヒー、砂糖、お湯(分量はすべて同量で大さじ2程度~)をホイップクリーム状になるまで混ぜ、牛乳の上にそっと浮かせて作る。2020年1月3日放送のKBS2『新商品発売~コンビニレストラン(신상출시 편스토랑)』にて、俳優のチョン・イルが、マカオで飲んだコーヒーを[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]に似ていると表現したことから名前がついた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=YbioO7wX1SA 400번을 저어 만든★수타 달고나 커피! 일우 눈이 번쩍! [신상출시 편스토랑/Stars Top Recipe at Fun-Staurant] 20200103] 、KBS Entertain、2022年12月26日閲覧</ref>。番組では「400回混ぜて作る」と紹介され、その手間のかかる作り方が、ちょうどコロナ禍で外出を避けるタイミングと重なって、SNSや動画サイトを通じて世界的に拡散した。韓国においてはその前年から、ミルクティーに砕いた[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)|タルゴナ]]をトッピングしたタルゴナミルクティーが流行していたのも流行の背景となった。
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== 地域 ==
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*江原道江陵市
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[[ファイル:17071510.JPG|thumb|300px|安木海岸のカフェ通り]]
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:[[江原道の料理|江原道]][[江陵市の料理|江陵市]]はコーヒーの町を掲げ、2009年から毎年10月に「江陵コーヒー祭り(강릉커피축제)」を開催している。[[江陵市の料理|江陵市]]でコーヒーが有名になったのは、韓国のコーヒー1世代のひとりに数えられる朴利秋(パク・イチュ、박이추)氏が、1988年に[[ソウル市の料理|ソウル市]]で創業したカフェ「ボヘミアン(보헤미안)」を2000年に[[江陵市の料理|江陵市]]へと移し、現在も運営していること。また、海水浴場として有名な安木海岸にコーヒーの自動販売機がたくさんあり、現在もカフェがたくさん軒を連ねて営業していること、などがあげられる<ref>[http://www.coffeefestival.net/contents.asp?page=18 커피가 강릉으로 간 까닭은] 、江陵コーヒー祭りウェブサイト、2017年7月15日閲覧</ref>。
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:*コピパン(コーヒー饅頭)
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::コピパン([[커피빵]])は、コーヒー饅頭。市内のカフェなどでコーヒー豆の形を模した、コーヒー味の饅頭が販売されている。
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*大邱市
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:[[大邱市の料理|大邱市]]では1990年代より本格的なカフェが増加し、全国的なコーヒーチェーンよりも、大邱市で生まれた独自のブランドが広く展開をしている。1990年に北区の慶北大学後門付近で創業した「コーヒー名家(커피명가)」や<ref>[http://www.myungga.com/sub05/main02.html 연혁] 、コーヒー名家ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2000年に中区公平洞で創業した「DAVINCI COFFEE(더빈치커피)」<ref>[http://www.edavinci.co.kr/source/menu1/menu1_1_2.html 회사연혁] 、DAVINCI COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2004年に寿城区上洞で創業した「SLEEPLESS IN SEATTLE(시애틀의 잠 못 이루는 밤)」<ref>[https://www.siscoffee.com/about/store.html OUR STORE] 、SLEEPLESS IN SEATTLEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2006年に寿城区寿城洞4街で創業した「HANDS COFFEE(핸즈커피)」<ref>[http://handscoffee.com/new_company/sub2.php?m_no=2&s_no=1 STORY] 、HANDS COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>などが代表的なブランドである。こうした背景から大邱ではカフェ文化が発展し、市民のみならず観光客からも注目を集めている。毎年12月には「大邱コーヒー博覧会(대구커피박람희)」も開催される<ref>[http://www.coffeefair.co.kr/ 대구커피박람희] 、大邱コーヒー博覧会ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>。
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*慶尚南道河東郡
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:[[慶尚南道の料理|慶尚南道]][[河東郡の料理|河東郡]]の赤良面(チョンニャンミョン、적량면)には、カフェ「ヤンタンクッ コーヒー文化村(양탕국 커피문화마을)」がある。ヤンタンクッ([[양탕국]])は、コーヒーの旧称であり、ヤンタン(양탕)は漢字で「洋湯」と書いて西洋の飲み物、クッ([[국]])は汁物を意味する。同店ではその旧称を活かし、韓屋(伝統家屋)を利用した店内で、伝統食器のサバル(鉢、[[사발]])に注いだコーヒーをヤンタンクッの名前で提供している。
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*全羅南道高興郡
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:[[全羅南道の料理|全羅南道]][[高興郡の料理|高興郡]]では、2012年に過駅面石鳳里(クァヨンミョン ソッポンニ、과역면 석봉리)の「サンチアゴコーヒー農場(산티아고 커피농장)」がコーヒー豆の栽培を開始したのをきっかけとして郡内に広まっている。[[高興郡の料理|高興郡]]で生産されるコーヒーを高興コーヒー([[고흥커피]])、またはK-コーヒー([[케이커피]])とも呼ぶ。アラビカ種のハウス栽培が主流で、3〜7月頃に収穫を行う。高興コーヒーは栽培農家が併設する郡内のカフェなどで味わうことができる。
  
 
== 脚注 ==
 
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*[[ポッキ(カルメ焼き/뽑기)]]
 
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*[[ソウル市の料理]]
 
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*[[大邱市の料理]]
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*[[慶尚南道の料理]]
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*[[河東郡の料理]]
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*[[全羅南道の料理]]
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*[[高興郡の料理]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
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[[Category:酒・飲料の一覧]]
 
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[[Category:江原道の料理]]
 
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2025年4月16日 (水) 10:47時点における最新版

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コピ커피)は、コーヒー。

コーヒーとケーキ

概要

コピは英語で「coffee」を韓国語読みしたもの。韓国で外来語の「F」は「P(ㅍ)」で発音されることが多い。豆をひいて作るレギュラーコーヒー(원두 커피)から、市販のインスタントコーヒー(인스턴트 커피)まで幅広く親しまれている。家庭で飲まれるほか、街中にもたくさんのカフェが営業している。飲食店にはインスタントコーヒーの自動販売機を設置しているところも多い。江原道江陵市はコーヒーの町を掲げており、2009年から毎年10月に「江陵コーヒー祭り(강릉커피축제)」を開催している。

  • タルゴナコピ
 
タルゴナコピ(タルゴナコーヒー)
タルゴナコピ(달고나 커피)は、ホイップクリーム状にしたコーヒーを牛乳に載せた飲料。タルゴナは、カルメ焼き。コピはコーヒー。タルゴナコーヒー、ダルゴナコーヒーとも呼ばれる。インスタントコーヒー、砂糖、お湯(分量はすべて同量で大さじ2程度~)をホイップクリーム状になるまで混ぜ、牛乳の上にそっと浮かせて作る。2020年1月3日放送のKBS2『新商品発売~コンビニレストラン(신상출시 편스토랑)』にて、俳優のチョン・イルが、マカオで飲んだコーヒーをタルゴナに似ていると表現したことから名前がついた[1]。番組では「400回混ぜて作る」と紹介され、その手間のかかる作り方が、ちょうどコロナ禍で外出を避けるタイミングと重なって、SNSや動画サイトを通じて世界的に拡散した。韓国においてはその前年から、ミルクティーに砕いたタルゴナをトッピングしたタルゴナミルクティーが流行していたのも流行の背景となった。

地域

  • 江原道江陵市
 
安木海岸のカフェ通り
江原道江陵市はコーヒーの町を掲げ、2009年から毎年10月に「江陵コーヒー祭り(강릉커피축제)」を開催している。江陵市でコーヒーが有名になったのは、韓国のコーヒー1世代のひとりに数えられる朴利秋(パク・イチュ、박이추)氏が、1988年にソウル市で創業したカフェ「ボヘミアン(보헤미안)」を2000年に江陵市へと移し、現在も運営していること。また、海水浴場として有名な安木海岸にコーヒーの自動販売機がたくさんあり、現在もカフェがたくさん軒を連ねて営業していること、などがあげられる[2]
  • コピパン(コーヒー饅頭)
コピパン(커피빵)は、コーヒー饅頭。市内のカフェなどでコーヒー豆の形を模した、コーヒー味の饅頭が販売されている。
  • 大邱市
大邱市では1990年代より本格的なカフェが増加し、全国的なコーヒーチェーンよりも、大邱市で生まれた独自のブランドが広く展開をしている。1990年に北区の慶北大学後門付近で創業した「コーヒー名家(커피명가)」や[3]、2000年に中区公平洞で創業した「DAVINCI COFFEE(더빈치커피)」[4]、2004年に寿城区上洞で創業した「SLEEPLESS IN SEATTLE(시애틀의 잠 못 이루는 밤)」[5]、2006年に寿城区寿城洞4街で創業した「HANDS COFFEE(핸즈커피)」[6]などが代表的なブランドである。こうした背景から大邱ではカフェ文化が発展し、市民のみならず観光客からも注目を集めている。毎年12月には「大邱コーヒー博覧会(대구커피박람희)」も開催される[7]
  • 慶尚南道河東郡
慶尚南道河東郡の赤良面(チョンニャンミョン、적량면)には、カフェ「ヤンタンクッ コーヒー文化村(양탕국 커피문화마을)」がある。ヤンタンクッ(양탕국)は、コーヒーの旧称であり、ヤンタン(양탕)は漢字で「洋湯」と書いて西洋の飲み物、クッ()は汁物を意味する。同店ではその旧称を活かし、韓屋(伝統家屋)を利用した店内で、伝統食器のサバル(鉢、사발)に注いだコーヒーをヤンタンクッの名前で提供している。
  • 全羅南道高興郡
全羅南道高興郡では、2012年に過駅面石鳳里(クァヨンミョン ソッポンニ、과역면 석봉리)の「サンチアゴコーヒー農場(산티아고 커피농장)」がコーヒー豆の栽培を開始したのをきっかけとして郡内に広まっている。高興郡で生産されるコーヒーを高興コーヒー(고흥커피)、またはK-コーヒー(케이커피)とも呼ぶ。アラビカ種のハウス栽培が主流で、3〜7月頃に収穫を行う。高興コーヒーは栽培農家が併設する郡内のカフェなどで味わうことができる。

脚注

  1. 400번을 저어 만든★수타 달고나 커피! 일우 눈이 번쩍! [신상출시 편스토랑/Stars Top Recipe at Fun-Staurant 20200103] 、KBS Entertain、2022年12月26日閲覧
  2. 커피가 강릉으로 간 까닭은 、江陵コーヒー祭りウェブサイト、2017年7月15日閲覧
  3. 연혁 、コーヒー名家ウェブサイト、2017年8月15日閲覧
  4. 회사연혁 、DAVINCI COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧
  5. OUR STORE 、SLEEPLESS IN SEATTLEウェブサイト、2017年8月15日閲覧
  6. STORY 、HANDS COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧
  7. 대구커피박람희 、大邱コーヒー博覧会ウェブサイト、2017年8月15日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目