「楊口郡の料理」の版間の差分

 
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== 代表的な特産品 ==
 
== 代表的な特産品 ==
 
[[ファイル:23100307.JPG|thumb|300px|パンチボウルシレギ]]
 
[[ファイル:23100307.JPG|thumb|300px|パンチボウルシレギ]]
*シレギ(干した大根の葉/시래기)亥安面
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=== パンチボウルシレギ ===
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:パンチボウルシレギ([[펀치볼시래기]])は、郡北東部の亥安面(ヘアンミョン、해안면)で生産される干した大根の葉。韓国語の発音は「ポンチボルシレギ」が近い。パンチボウル(=ポンチボル、[[펀치볼]])は、亥安盆地(ヘアンブンジ、해안분지)を調理器具のパンチボウル(punch bowl)に見立てた表現。シレギ([[시래기]])は干した大根の葉を意味する。亥安盆地は朝鮮戦争時に激しい戦闘があった地域で、すり鉢状の地形から従軍記者がパンチボウルに例えたとされる。一帯をパンチボウル村(ポンチボルマウル、펀치볼마을)とも呼ぶ。
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:亥安面では、8月頃に大根の種をまき、10月から11月にかけて収穫、乾燥作業を行う。風通しのよいビニールハウスに遮光ネットをかけて天日を避け、凍ったり溶けたりを繰り返しながら40~60日程度かけて乾燥させる。一般にシレギは下茹でをしてから干すこともあるが、パンチボウルシレギは生のまま乾燥作業を行う。
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:シレギに用いる大根は、2007年に楊口郡が農村振興庁、国立食糧科学院とともに開発した専用品種で、この頃から本格的に栽培が始まった<ref>[https://www.chosun.com/national/national_general/2020/12/18/ZX2PSTZVGJDNDHXBJDQZVEJLDI/ 양구 칼바람이 빚었다… 구수한 시래기 물결] 、朝鮮日報(2020年12月18日記事)、2026年1月26日閲覧</ref>。本来は副産物であるシレギを、シレギとして美味しく味わえるよう、身の部分が育つ前に柔らかな状態で収穫するのが特徴である(身の部分は食用としない)。
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:調理時は水で戻したのち、下茹でをして利用する。[[シレギクッ(菜っ葉のスープ/시래기국)]]や、シレギナムル(炒め物、[[시래기나물]])、シレギバプ(炊き込みごはん、[[시래기밥]])のほか、[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)]]や、蒸し煮([[찜]])料理の具材としても用いる。郡内の専門店があり、さまざまなシレギ料理を組み合わせた定食を味わえる。
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:楊口郡のシレギは、農林畜産食品部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第109号指定されている<ref>[http://kpgi.co.kr/page/?mo_id=specialty&id=181&wr_id=383 양구시래기] 、韓国地理的表示特産品連合会ウェブサイト、2026年1月26日閲覧</ref>。
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=== その他の特産品 ===
 
*アスパラゴス(アスパラガス/아스파라거스)亥安面
 
*アスパラゴス(アスパラガス/아스파라거스)亥安面
  
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