カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け/간장게장)

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カンジャンケジャン

カンジャンケジャン간장게장)は、ワタリガニの醤油漬け。

概要

カンジャン(간장)は醤油。ケジャン(게장)はカニを薬味醤油や辛い薬味ダレに漬けたものを表す。本来はカニ全般の醤油漬けを指す料理名だが、ワタリガニで作られることがもっとも多く、一般的にカンジャンケジャンと言ったらワタリガニの醤油漬けを意味することが多い。ワタリガニは韓国語でコッケ(꽃게)と呼び、コッケジャン(꽃게장)、またはカンジャンコッケジャン(간장꽃게장)の名前でも呼ぶ。生のワタリガニを丸ごと薬味醤油に漬け込んで作る。3~5月頃にとれるメスのワタリガニは内子を持っていることから珍重され、専門店ではこの時期にとれたものを急速冷凍して通年で用いる。主に専門店や海鮮料理店のメニューに並ぶほか、市場でも販売される。ワタリガニ以外にも、イシガニ(민꽃게)、ケガニ(털게)、チュウゴクモクズガニ(참게)などを用いる。また、近年は同様の薬味醤油にエビを漬け込んだ、カンジャンセウ(エビの醤油漬け/간장새우)の人気も高い。ワタリガニを用いた料理としては、ほかにヤンニョムケジャン(ワタリガニの辛味ダレ漬け/양념게장)コッケタン(ワタリガニ鍋/꽃게탕)コッケチム(ワタリガニ蒸し/꽃게찜)などがある。主産地である仁川市や、忠清南道全羅北道などの郷土料理としても有名。

  • 食べ方
足の部分を手に取って、つけ根部分にかぶりつき、軽く噛んで身を吸い出すと食べやすい。甲羅の中のカニミソや内子(未成熟卵)はスプーンですくって食べるほか、ごはんに載せて一緒に食べたり、板海苔状にした海藻のカジメ(감태)に包んで食べたりする。甲羅にごはんを入れて混ぜて食べるのも定番であり、甲羅の内側をスプーンでこそげるようにすると余さず食べることができる。
  • ごはん泥棒
カンジャンケジャンはごはんとの相性のよさから、俗にパプトドゥク(ごはん泥棒、밥도둑)と称される。

脚注


外部リンク

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関連項目