「チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)」の版間の差分

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チャンオ([[장어]])は漢字で「長魚」と書いてウナギやアナゴのこと。グイ([[구이]])は焼き物の総称。ウナギはペムジャンオ([[뱀장어]])、ミンムルチャンオ([[민물장어]])と呼ばれるが、省略してチャンオと呼ばれることも多い。開いて骨を除いたウナギを炭火などで下焼きし、醤油ダレ、またはコチュジャンダレを塗って網焼き、または鉄板焼きにする。主に専門店で食べる料理であり、焼肉のようにテーブルで焼きながら食べる形式が多い。甘い醤油ダレにつけて味わうほか、サンチュ([[상추]])、エゴマの葉などの葉野菜に包んでも味わう。類似の料理には、[[パダジャンオグイ(アナゴ焼き/바다장어구이)]]、[[コムジャンオグイ(ヌタウナギ焼き/곰장어구이)]]などがある。チャンオグイをごはんに載せた料理はチャンオドッパプ(ウナ丼、[[장어덮밥]])と呼ぶ。
 
チャンオ([[장어]])は漢字で「長魚」と書いてウナギやアナゴのこと。グイ([[구이]])は焼き物の総称。ウナギはペムジャンオ([[뱀장어]])、ミンムルチャンオ([[민물장어]])と呼ばれるが、省略してチャンオと呼ばれることも多い。開いて骨を除いたウナギを炭火などで下焼きし、醤油ダレ、またはコチュジャンダレを塗って網焼き、または鉄板焼きにする。主に専門店で食べる料理であり、焼肉のようにテーブルで焼きながら食べる形式が多い。甘い醤油ダレにつけて味わうほか、サンチュ([[상추]])、エゴマの葉などの葉野菜に包んでも味わう。類似の料理には、[[パダジャンオグイ(アナゴ焼き/바다장어구이)]]、[[コムジャンオグイ(ヌタウナギ焼き/곰장어구이)]]などがある。チャンオグイをごはんに載せた料理はチャンオドッパプ(ウナ丼、[[장어덮밥]])と呼ぶ。
  
*エピソード
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== 地域 ==
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*仁川市江華郡
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:[[仁川市の料理|仁川市]][[江華郡の料理|江華郡]]の江華海峡一帯は古くからウナギの名産地であり、トリミ(더리미)地区にチャンオグイの専門店が集まっている。
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*京畿道坡州市
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:[[京畿道の料理|京畿道]][[坡州市の料理|坡州市]]の臨津江(イムジンガン、임진강)沿いにチャンオグイの専門店が集まっている。
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*忠清南道牙山市
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:[[忠清南道の料理|忠清南道]][[牙山市の料理|牙山市]]の仁州(インジュ、인주)地区にチャンオグイの専門店が集まっている。得山洞(トゥクサンドン、득산동)には韓国のチャンオグイ専門店としてはもっとも古い1936年創業の「恋春(연춘)」がある
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*慶尚南道金海市
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:[[慶尚南道の料理|慶尚南道]][[金海市の料理|金海市]]の仏岩洞(プラムドン、불암동)に専門店が集まっており、西洛東江(ソナクトンガン、서낙동강)沿いの一帯は「江辺チャンオタウン(강변장어타운)」と呼ばれる。
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*慶尚南道晋州市
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:[[慶尚南道の料理|慶尚南道]][[晋州市の料理|晋州市]]の南江(ナムガン、남강)沿いにチャンオグイの専門店が集まっている。
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*全羅北道高敞郡
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:[[全羅北道の料理|全羅北道]][[高敞郡の料理|高敞郡]]の仁川江(インチョンガン、인천강)沿いは古くからウナギの名産地として知られ、「プンチョンジャンオ(風川ウナギ、풍천장어)」の名前でブランド化している。風川とは海水と淡水の入り混じる汽水域のことで、海水の流入とともに風が吹くことを示す。現在は天然物が激減して稀少になってしまったが、同地域の天然環境で育てたウナギが新たな名物となっている。
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== エピソード ==
 
:韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、著書『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』において、[[全羅北道の料理|全羅北道]][[高敞郡の料理|高敞郡]]のチャンオグイを厳選したベスト8の1位として紹介した<ref>八田靖史, 2014, 『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』, 三五館, P20-21</ref>。
 
:韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、著書『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』において、[[全羅北道の料理|全羅北道]][[高敞郡の料理|高敞郡]]のチャンオグイを厳選したベスト8の1位として紹介した<ref>八田靖史, 2014, 『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』, 三五館, P20-21</ref>。
  
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