「トッポッキ(餅炒め/떡볶이)」の版間の差分

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'''トッポッキ'''([[떡볶이]])は、餅を野菜などと炒めたもの。
 
'''トッポッキ'''([[떡볶이]])は、餅を野菜などと炒めたもの。
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== 名称 ==
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トッは餅。ポッキは炒めるという単語の名詞形。日本語では「トッポギ」との表記も多く見られるが、韓国語の発音から考えるとトッポッキのほうが近い。また、近年の日本においては[[トックッ(韓国式の雑煮/떡국)]]用の小判型にスライスした餅を「トック」、トッポッキ用の棒状に切られた餅を「トッポギ」とする場合もあり、用語の定義は統一されていない。本辞典においてはより韓国語の発音に近い「トッポッキ」を使用する。
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== 概要 ==
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うるち米で作った餅(ヒントク/[[흰떡]]、またはカレトク/[[가래떡]])を野菜などの具材と炒めて作る。屋台、粉食店などで提供されることが多く、老若男女、特に女性や子どもからの人気が高い料理である。一方で、食事の代わりになるほど具の豪華なトッポッキを出す専門店もあり、ソウルの新堂洞(シンダンドン/신당동)が特に有名である。新堂洞には同業の店が林立するトッポッキタウンが形成されており、シンダンドントッポッキ/[[신당동떡볶이]]の名前は全国に広く知られている。類似の料理としては具にインスタントラーメンの麺を加えた[[ラポッキ(ラーメン入り餅炒め/라볶이)]]がある。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
起源については
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1800年代後半に書かれた『是議全書』にトッポッキという項目があり、「他の蒸し煮料理と同じく、上等な餅をサトウダイコンのように切り、少し炒めて作る。蒸し煮料理の材料はすべて入るが、とろみはつけない」と記述されている。
 
 
とされている。
 
  
 
== 種類 ==
 
== 種類 ==
トッポッキには主に2種類がある。
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トッポッキには次のような種類がある。
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*カンジャントッポッキ(간장떡볶이):醤油味のトッポッキ。宮中(クンジュン)トッポッキ(궁중떡볶이)とも呼ぶ。
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*チュクソクトッポッキ(즉석떡볶이):鍋仕立てで即席に作るトッポッキ。新堂洞(シンダンドン)トッポッキ(신당동떡볶이)とも呼ぶ
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*チーズトッポッキ(치즈떡볶이):チーズをトッピングしたトッポッキ
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*ラポッキ(라볶이):インスタントラーメンをトッピングしたトッポッキ
  
 
== 調理 ==
 
== 調理 ==
; 生肉の場合
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カレトク、またはヒントクと呼ばれるうるち米で作った棒状の餅を、野菜などとともに甘辛く炒めて作る。野菜にはタマネギ、ニンジン、長ネギなどを用い、味付けにはコチュジャン、粉唐辛子、砂糖などを用いる。具にはトッピングとしてギョウザ、ゆで卵、おでん(おでんに入る練り製品のこと)などを加えてもよい。
: ジンギスカン鍋・[[フライパン]]などを炭火やガスなどで下から熱し、油を引いてから[[モヤシ]]、[[タマネギ]]、[[ピーマン]]、[[ニンジン]]のほか、[[トウモロコシ]]、[[ギョウジャニンニク]]、[[アスパラガス|グリーンアスパラ]]などの季節の野菜などを広げ、その上にスライスされた羊肉を野菜を乗せて蒸すように焼いてから、専用のたれに付けて食する。
 
; 味付けの場合
 
: 同様に調理し、そのまま食する。下茹でした[[うどん]]玉、角[[餅]]が加えられる場合もある。
 
 
 
前述のように、ジンギスカン鍋を用いる場合は凸状に盛り上がった中央部分で肉を焼き、低くなった外周部で野菜を焼く<ref name="kyoudoryouri100" />。水分が出るモヤシは高い部分に置く<ref name="kyoudoryouri100" />。
 
 
 
観光名所となっている店舗では、調理の際の油跳ね防止用のビニールもしくは紙製の専用[[エプロン]]が支給され、それを着用して食するのが一般的である。
 
  
 
== 地域 ==
 
== 地域 ==
地域によって、使用する肉の種類や事前に味付けをするか否かなど、習慣、好みが分かれる。
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*シンダンドントッポッキ(신당동떡볶이)
 
 
北海道では、道北([[旭川市]]などの上川地域や、[[滝川市]]などの空知中北部)では「味付け」、道央([[札幌市]])、道南海岸部([[函館市]]、[[室蘭市]])、道東海岸部([[釧路市]])では「生肉」が主流だった。観光名所となっている各[[ビール]]園の主流も生ラムジンギスカンである。ただし、近年では双方の地域でどちらの食べ方も浸透が進んでおり、違和感なく受け入れられている。本州では地域別に分類することは難しい。[[関東地方]]では「生肉」が好まれる。地方には独自のブランドをもった味付けジンギスカンのメーカーが存在する。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://www11.ocn.ne.jp/~sapsheep/j_kyogikai.html ジンギスカン食普及拡大促進協議会]
+
|韓国料理図鑑=[http://zukan.com/koreanfood/internal11923 韓国料理図鑑(トッポッキ)/ズカンドットコム]
* [http://www5.hokkaido-np.co.jp/sapporokenbu/oh-sapporo/jingisukan/index.html 北海道新聞:探偵団がたどる ジンギスカン物語]
+
}}
* [http://www.shin-machi.com/shinmachi/jingisukan/jingisu2.html 信州新町観光協会:信州新町はなぜジンギスカンなのか]
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
* [[焼肉]]
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*[[ラポッキ(ラーメン入り餅炒め/라볶이)]]
* [[羊肉]]
 
* [[煮込みジンギスカン]]
 
  
 
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[[Category:餅]]
 
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2014年2月28日 (金) 06:41時点における版

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トッポッキ떡볶이)は、餅を野菜などと炒めたもの。

名称

トッは餅。ポッキは炒めるという単語の名詞形。日本語では「トッポギ」との表記も多く見られるが、韓国語の発音から考えるとトッポッキのほうが近い。また、近年の日本においてはトックッ(韓国式の雑煮/떡국)用の小判型にスライスした餅を「トック」、トッポッキ用の棒状に切られた餅を「トッポギ」とする場合もあり、用語の定義は統一されていない。本辞典においてはより韓国語の発音に近い「トッポッキ」を使用する。

概要

うるち米で作った餅(ヒントク/흰떡、またはカレトク/가래떡)を野菜などの具材と炒めて作る。屋台、粉食店などで提供されることが多く、老若男女、特に女性や子どもからの人気が高い料理である。一方で、食事の代わりになるほど具の豪華なトッポッキを出す専門店もあり、ソウルの新堂洞(シンダンドン/신당동)が特に有名である。新堂洞には同業の店が林立するトッポッキタウンが形成されており、シンダンドントッポッキ/신당동떡볶이の名前は全国に広く知られている。類似の料理としては具にインスタントラーメンの麺を加えたラポッキ(ラーメン入り餅炒め/라볶이)がある。

歴史

1800年代後半に書かれた『是議全書』にトッポッキという項目があり、「他の蒸し煮料理と同じく、上等な餅をサトウダイコンのように切り、少し炒めて作る。蒸し煮料理の材料はすべて入るが、とろみはつけない」と記述されている。

種類

トッポッキには次のような種類がある。

  • カンジャントッポッキ(간장떡볶이):醤油味のトッポッキ。宮中(クンジュン)トッポッキ(궁중떡볶이)とも呼ぶ。
  • チュクソクトッポッキ(즉석떡볶이):鍋仕立てで即席に作るトッポッキ。新堂洞(シンダンドン)トッポッキ(신당동떡볶이)とも呼ぶ
  • チーズトッポッキ(치즈떡볶이):チーズをトッピングしたトッポッキ
  • ラポッキ(라볶이):インスタントラーメンをトッピングしたトッポッキ

調理

カレトク、またはヒントクと呼ばれるうるち米で作った棒状の餅を、野菜などとともに甘辛く炒めて作る。野菜にはタマネギ、ニンジン、長ネギなどを用い、味付けにはコチュジャン、粉唐辛子、砂糖などを用いる。具にはトッピングとしてギョウザ、ゆで卵、おでん(おでんに入る練り製品のこと)などを加えてもよい。

地域

  • シンダンドントッポッキ(신당동떡볶이)

外部リンク

|韓国料理図鑑=韓国料理図鑑(トッポッキ)/ズカンドットコム }}

関連項目