「タグムバリフェ(クエの刺身/다금바리회)」の版間の差分
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| + | :スズキ目ハタ科に属するクエは、九州地域の地方名でアラと呼ばれる。クエとは別に標準名をアラと呼ぶスズキ目アラ科の魚がいて、日本では混同されやすいことがまま指摘される。奇妙な一致であるが、韓国語においても標準語でアラを意味する「[[다금바리1|다금바리]]」は、[[済州道の料理|済州道]]の地方名でクエを指す。クエの標準語は「[[자바리]]」である。あるいはそもそも日本語の影響から、こうした地方名が定着したのではないかとの指摘もある。 | ||
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| + | :[[済州道の料理|済州道]]でよく語られる、[[済州道の料理|済州道]]に行って味わうべきサムバリ([[삼바리]])という話がある。サムバリとは、3つのバリ(=パリ、바리)という意味であり、すなわちタグムバリ([[다금바리2|다금바리]])、プッパリ([[붉바리]])、ピバリ(비바리)を指す。タグムバリとプッパリはそれぞれクエ、キジハタを指す魚の名前だが、ピバリとは済州道の方言で女性を意味する。主に済州道方言を知らない他地域の男性に対して、「済州道のサムバリを知っているか?」「サムバリのうちどれを食べたいか?」など冗談として問いかけることが多い。 | ||
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2025年4月21日 (月) 08:40時点における最新版
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タグムバリフェ(다금바리회)は、クエの刺身。
概要
タグムバリ(다금바리)はクエ。フェは(회)は刺身の意(「センソンフェ(刺身/생선회)」の項目も参照)。タグムバリは主産地である済州道の方言であり、標準語ではチャバリ(자바리)と呼ぶが、その知名度は他地域においてもタグムバリが上回る。希少な高級魚であり、済州道などの刺身店で主に提供される。
- クエとアラ
- スズキ目ハタ科に属するクエは、九州地域の地方名でアラと呼ばれる。クエとは別に標準名をアラと呼ぶスズキ目アラ科の魚がいて、日本では混同されやすいことがまま指摘される。奇妙な一致であるが、韓国語においても標準語でアラを意味する「다금바리」は、済州道の地方名でクエを指す。クエの標準語は「자바리」である。あるいはそもそも日本語の影響から、こうした地方名が定着したのではないかとの指摘もある。
- 済州道のサムバリ
- 済州道でよく語られる、済州道に行って味わうべきサムバリ(삼바리)という話がある。サムバリとは、3つのバリ(=パリ、바리)という意味であり、すなわちタグムバリ(다금바리)、プッパリ(붉바리)、ピバリ(비바리)を指す。タグムバリとプッパリはそれぞれクエ、キジハタを指す魚の名前だが、ピバリとは済州道の方言で女性を意味する。主に済州道方言を知らない他地域の男性に対して、「済州道のサムバリを知っているか?」「サムバリのうちどれを食べたいか?」など冗談として問いかけることが多い。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)