「ヌルンジ(おこげ湯/누룽지)」の版間の差分

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'''ヌルンジ'''([[누룽지]])は、おこげ湯。ヌルンジ([[누룽지]])はもともとごはんのおこげを指す言葉で、釜のおこげに水、お湯、またはお茶を注いだものもヌルンジと称する。かつての韓国では釜のおこげにお湯を注ぎ、それをお茶がわりに飲む習慣があり、この飲み物をスンニュン(おこげ湯、[[숭늉]])とも呼ぶ。おこげに水、お湯、またはお茶を注ぐだけでこれといった味付けはなされないが、おこげの香ばしさと、ほのかな米の甘味を楽しむことができる。一般にヌルンジは食後に汁を飲むか、またはおこげとともに粥のように味わうものであり、消化を助けると言われている。一方でヌルンジをごはんのかわりとして食べることもある。家庭料理として作られるほか、焼肉店では仕上げの食事メニューとして登場することが多い。また、[[トルソッパプ(釜飯/돌솥밥)]]のように1人前ずつ釜炊きのごはんを提供する店では、炊けたごはんを茶碗に取り分けるとともに、釜底のおこげに水やお茶を注ぎヌルンジとして味わうのが定番である。類似の料理として中華料理のひとつに、海鮮と野菜のあんかけ炒めにおこげを混ぜたヌルンジタン(おこげの中華あんかけ、[[누룽지탕]])がある。
 
'''ヌルンジ'''([[누룽지]])は、おこげ湯。ヌルンジ([[누룽지]])はもともとごはんのおこげを指す言葉で、釜のおこげに水、お湯、またはお茶を注いだものもヌルンジと称する。かつての韓国では釜のおこげにお湯を注ぎ、それをお茶がわりに飲む習慣があり、この飲み物をスンニュン(おこげ湯、[[숭늉]])とも呼ぶ。おこげに水、お湯、またはお茶を注ぐだけでこれといった味付けはなされないが、おこげの香ばしさと、ほのかな米の甘味を楽しむことができる。一般にヌルンジは食後に汁を飲むか、またはおこげとともに粥のように味わうものであり、消化を助けると言われている。一方でヌルンジをごはんのかわりとして食べることもある。家庭料理として作られるほか、焼肉店では仕上げの食事メニューとして登場することが多い。また、[[トルソッパプ(釜飯/돌솥밥)]]のように1人前ずつ釜炊きのごはんを提供する店では、炊けたごはんを茶碗に取り分けるとともに、釜底のおこげに水やお茶を注ぎヌルンジとして味わうのが定番である。類似の料理として中華料理のひとつに、海鮮と野菜のあんかけ炒めにおこげを混ぜたヌルンジタン(おこげの中華あんかけ、[[누룽지탕]])がある。
  
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*[http://kansyoku-life.com/ 韓食生活](韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
 
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*[http://www.kansyoku-life.com/profile 八田靖史プロフィール](八田靖史のプロフィール)
 
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*[https://itunes.apple.com/us/app/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E9%A3%9F%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E5%85%B8/id1220010846?l=ja&ls=1&mt=8 韓国語食の大辞典アプリ版](八田靖史制作の韓国料理専門辞典)
 
  
 
== 関連項目 ==
 
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2023年1月4日 (水) 06:10時点における版

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ヌルンジ

ヌルンジ누룽지)は、おこげ湯。ヌルンジ(누룽지)はもともとごはんのおこげを指す言葉で、釜のおこげに水、お湯、またはお茶を注いだものもヌルンジと称する。かつての韓国では釜のおこげにお湯を注ぎ、それをお茶がわりに飲む習慣があり、この飲み物をスンニュン(おこげ湯、숭늉)とも呼ぶ。おこげに水、お湯、またはお茶を注ぐだけでこれといった味付けはなされないが、おこげの香ばしさと、ほのかな米の甘味を楽しむことができる。一般にヌルンジは食後に汁を飲むか、またはおこげとともに粥のように味わうものであり、消化を助けると言われている。一方でヌルンジをごはんのかわりとして食べることもある。家庭料理として作られるほか、焼肉店では仕上げの食事メニューとして登場することが多い。また、トルソッパプ(釜飯/돌솥밥)のように1人前ずつ釜炊きのごはんを提供する店では、炊けたごはんを茶碗に取り分けるとともに、釜底のおこげに水やお茶を注ぎヌルンジとして味わうのが定番である。類似の料理として中華料理のひとつに、海鮮と野菜のあんかけ炒めにおこげを混ぜたヌルンジタン(おこげの中華あんかけ、누룽지탕)がある。

脚注


外部リンク

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関連項目