巨済市の料理
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巨済市(コジェシ、거제시)は慶尚南道の南部に位置する地域。本ページでは巨済市の料理、特産品について解説する。
地域概要
巨済市は慶尚南道の南部に位置する地域。主要島である巨済島(コジェド、거제도)を中心とする島嶼地域で、北東部は広域市の釜山市と、西部は慶尚南道の統営市と橋で結ばれている。人口は23万6662人(2022年12月)[1]。
食文化の背景
島嶼地域ゆえに海産物が豊富で、マダラ(대구)、ホヤ(멍게)、牡蠣(굴)、マコガレイ(도다리、문치가자미)、カタクチイワシ(멸치)などが名産となっている。春はトダリスックッ(マコガレイとヨモギのスープ、도다리쑥국)、春から夏にかけてはモンゲフェ(ホヤの刺身、멍게회)やモンゲピビムパプ(ホヤのビビンバ、멍게비빔밥)、冬はクルグイ(焼き牡蠣、굴구이)やテグタン(マダラ(真鱈)の鍋/대구탕)が旬の料理として人気を集める。海産物以外では、ユズ(유자)が特産品として知られる。
代表的な料理
テグタン(マダラの鍋/대구탕)
- テグタン(대구탕)は、マダラ(真鱈)の鍋(「テグタン(マダラ(真鱈)の鍋/대구탕)」の項目も参照)。長木面外浦里(チャンモンミョン ウェポリ、장목면 외포리)の外浦港(ウェポハン、외포항)が名産地として知られ、12月上旬から旧正月までが最盛期とされる。テグチリタン(대구지리탕)とも呼ばれる澄まし仕立てにすることが多い。近隣の飲食店ではテグタンのほか、さまざまなマダラ料理を提供しており、テグフェ(マダラの刺身、대구회)、テグジョン(マダラのチヂミ、대구전)、テグポルチム(マダラの頭の蒸し煮、대구뽈찜)、コンテグジョリム(干したマダラの煮物、건대구조림)などがある。
モンゲピビムパプ(ホヤのビビンバ/멍게비빔밥)
- モンゲピビムパプ(멍게비빔밥)は、ホヤ(マボヤ)のビビンバ。生のホヤを使用する場合と、塩辛にしたホヤを使用する場合がある。ナムルや生野菜を具とするものや、シンプルにホヤの塩辛の揉み海苔、ゴマだけをごはんと混ぜて食べるものがある。
代表的な特産品
- ミョルチ(カタクチイワシ/멸치)
- ユジャ(柚子/유자)
代表的な酒類・飲料
飲食店情報
エピソード
脚注
- ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月11日閲覧
外部リンク
- 関連サイト
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)