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:1993年3月15日付けの京郷新聞には「"私を困らせたらひどい目に遭う" 『ブラックデー』まで登場("나 속썩이면 엿먹는다"「블랙데이」까지 등장)」という記事があり、百貨店などにおけるホワイトデーの盛り上がりを取り上げたうえで、「今年は『ブラックデー』というまた違った正体不明の記念日が新しく作られ漸入佳境である(올해는 「블랙데이」라는 또다른 정체불명의 기념일이 새롭게 만들어져 점입가경이다)」と伝えている<ref name="kyunghyang">[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1993031500329123009&editNo=12&printCount=1&publishDate=1993-03-15&officeId=00032&pageNo=23&printNo=14701&publishType=00010 "나 속썩이면 엿먹는다"「블랙데이」까지 등장] 、NAVERニュースライブラリー、2020年3月14日閲覧</ref>。この記事によればブラックデーとは、「普段、自身を困らせている人に"飴を食べろ(俗語で「クソくらえ」「ひどい目に遭え」という意味を指す)"という意味で飴をプレゼントするもの(평소 자신의 속을 썩였던 사람에게 "엿먹어라"는 뜻으로 엿을 선물한다는 것)」と説明されており、現在のブラックデーとは内容が異なる<ref name="kyunghyang"></ref>。 | :1993年3月15日付けの京郷新聞には「"私を困らせたらひどい目に遭う" 『ブラックデー』まで登場("나 속썩이면 엿먹는다"「블랙데이」까지 등장)」という記事があり、百貨店などにおけるホワイトデーの盛り上がりを取り上げたうえで、「今年は『ブラックデー』というまた違った正体不明の記念日が新しく作られ漸入佳境である(올해는 「블랙데이」라는 또다른 정체불명의 기념일이 새롭게 만들어져 점입가경이다)」と伝えている<ref name="kyunghyang">[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1993031500329123009&editNo=12&printCount=1&publishDate=1993-03-15&officeId=00032&pageNo=23&printNo=14701&publishType=00010 "나 속썩이면 엿먹는다"「블랙데이」까지 등장] 、NAVERニュースライブラリー、2020年3月14日閲覧</ref>。この記事によればブラックデーとは、「普段、自身を困らせている人に"飴を食べろ(俗語で「クソくらえ」「ひどい目に遭え」という意味を指す)"という意味で飴をプレゼントするもの(평소 자신의 속을 썩였던 사람에게 "엿먹어라"는 뜻으로 엿을 선물한다는 것)」と説明されており、現在のブラックデーとは内容が異なる<ref name="kyunghyang"></ref>。 | ||
:現在のようにチャジャンミョンを食べる日としてのブラックデーは、1996年2月10日付けの東亜日報に見える。同記事では「最近は『ブラックデー』まで登場した。4月14日のブラックデーはバレンタインデーやホワイトデーに何ももらえなかった『ハズレ男』と『ハズレ女』たちが黒い服だけを着て、食事も真っ黒いチャジャンミョンを食べ、ブラックコーヒーだけを飲む日だということで名付けられた名称(최근에는 「블랙데이」까지 등장했다. 4월14일인 블랙데이는 밸런타인데이나 화이트데이에 아무것도 못받은 「꽝맨」과 「꽝우먼」들이 검은 옷으로만 차려입고 식사도 시커먼 자장면을 먹고 블랙커피만 마시는 날이라고 해서 붙여진 명칭)」<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1996021000209121007&editNo=45&printCount=1&publishDate=1996-02-10&officeId=00020&pageNo=21&printNo=23108&publishType=00010 "美國(미국)선 밸런타인데이 조용히 지내요" 한국과 달리 남성이 여성에게 꽃-초콜릿 선물] 、NAVERニュースライブラリー、2020年3月14日閲覧</ref>としている。両記事における2種類のブラックデーに直接の関連性があるかはこれだけで判断できないものの、時代的な変遷から考えると、ホワイトデーに飴を贈る習慣が1990年代前半に「飴を食べろ」という俗語と結びつき、反語としてブラックデーという用語が生まれたところへ、1990年代半ばになってブラックという色からの連想で黒い料理、すなわちチャジャンミョンを食べる日としてさらに転じた可能性は推測できる。 | :現在のようにチャジャンミョンを食べる日としてのブラックデーは、1996年2月10日付けの東亜日報に見える。同記事では「最近は『ブラックデー』まで登場した。4月14日のブラックデーはバレンタインデーやホワイトデーに何ももらえなかった『ハズレ男』と『ハズレ女』たちが黒い服だけを着て、食事も真っ黒いチャジャンミョンを食べ、ブラックコーヒーだけを飲む日だということで名付けられた名称(최근에는 「블랙데이」까지 등장했다. 4월14일인 블랙데이는 밸런타인데이나 화이트데이에 아무것도 못받은 「꽝맨」과 「꽝우먼」들이 검은 옷으로만 차려입고 식사도 시커먼 자장면을 먹고 블랙커피만 마시는 날이라고 해서 붙여진 명칭)」<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1996021000209121007&editNo=45&printCount=1&publishDate=1996-02-10&officeId=00020&pageNo=21&printNo=23108&publishType=00010 "美國(미국)선 밸런타인데이 조용히 지내요" 한국과 달리 남성이 여성에게 꽃-초콜릿 선물] 、NAVERニュースライブラリー、2020年3月14日閲覧</ref>としている。両記事における2種類のブラックデーに直接の関連性があるかはこれだけで判断できないものの、時代的な変遷から考えると、ホワイトデーに飴を贈る習慣が1990年代前半に「飴を食べろ」という俗語と結びつき、反語としてブラックデーという用語が生まれたところへ、1990年代半ばになってブラックという色からの連想で黒い料理、すなわちチャジャンミョンを食べる日としてさらに転じた可能性は推測できる。 | ||
− | :毎月14日にいろいろなイベントデーを行う文化もこの時期から始まったと見られ、5月14日に[[カレライス(カレーライス/카레라이스)|カレーライス]] | + | :毎月14日にいろいろなイベントデーを行う文化もこの時期から始まったと見られ、5月14日に[[カレライス(カレーライス/카레라이스)|カレーライス]]を食べるイエローデーの記事も1997年には複数見える。1997年3月17日付けの京郷新聞には「新世代たち'愛の14日'熱病(신세대들 '사랑의 14일'열병)」という記事があり、バレンタインデーから始まる「恋人の日」と「相手のいないソロの日」を分類し、「5月4日の『イエローデー』はまだ相手を探せていない人たちが集まってカレーライスを食べる日(5월14일「옐로데이」에는 아직도 짝을 못찾은 사람들이 모여 카레라이스를 먹는 날)」と紹介している<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1997031700329130001&editNo=45&printCount=1&publishDate=1997-03-17&officeId=00032&pageNo=30&printNo=16051&publishType=00010 신세대들'사랑의 14일'열병] 、NAVERニュースライブラリー、2020年3月14日閲覧</ref>。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |