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コンクッ(콩국)は、トコロテン入りの豆スープ。
概要
コン(콩)は大豆。クッ(국)はスープ料理を指す。水に浸した大豆を茹でて、ミキサーにかけ、液状になったものを冷やしてスープとする。具には細く切ったトコロテン(우뭇가사리)を加える。夏の季節メニューとして人気が高く、南部地域の市場で冷たい飲み物として販売されることが多い。類似の料理としては、同様のスープに麺を入れたコングクス(豆乳麺/콩국수)がある。
- 慶尚道のコンクッ
- 大邱市を中心に、近隣の慶尚北道では、温めた豆乳にチャプサルドノッ(もち米ドーナツ/찹쌀도넛)などを入れて食べる料理をコンクッと呼ぶ。中国料理の油条を豆乳につけて食べるのにも似ており、大邱市に住む華僑が伝えたとの話もある。
- 済州道のコンクッ
- 済州道では大豆をすりつぶして、おから状にしたものに白菜を加えて温かなスープを作る。これをコンクッ呼び、主に冬の季節料理として親しまれる。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)