コンガルパン(中国式の大きなパン/공갈빵)
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コンガルパン(공갈빵)は、中国式の大きなパン。
概要
コンガル(공갈)は嘘、パン(빵)はパンや焼き菓子を意味する。小麦粉の生地を薄く伸ばし、オーブンなどで焼くことによって中が空洞なパンが焼きあがる。人の顔ほどもある大きなパンになるが、中が空洞であるため、これを嘘のパンという意味でコンガルパンと呼んでいる。生地はパリッと食感がよく、砂糖を加えているためほんのりと甘い。もともとは中国から伝えられたもので、韓国最大の中華街がある仁川市の名物としても知られる。
- 名前の由来
地域
- 仁川市
- 仁川市の中区新浦洞(チュング シンポドン、중구 신포동)にある「新浦国際市場(シンポクッチェシジャン、신포국제시장)」では、コンガルパンをはじめ、マンドゥ(餃子/만두)、チンパン(あんまん/찐빵)、イェンナルホットク(昔風ホットク/옛날호떡)といった中国由来の料理を販売する店が多数ある。新浦国際市場はチャイナタウンの裏手に当たり、19世紀末になって外国人が増えた際、中国人らの栽培する高級野菜を販売したことから始まった。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)