議政府市の料理

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議政府市(ウィジョンブシ、의정부시)は京畿道の北部に位置する地域。本ページでは議政府市の料理、特産品について解説する。

議政府プデチゲ通りの入口

地域概要

議政府市は京畿道の北部に位置する地域。市の西部から北部にかけては京畿道楊州市、北東部は京畿道抱川市、南東部は京畿道南楊州市、南部は特別市のソウル市と接する。人口は46万3724人(2022年12月)[1]

食文化の背景

 
プデチゲ

議政府市は、ソウル市と隣接し、米軍の駐屯する基地の町として防衛の拠点を担ってきた。諸説あるが、いまや全国区の料理となってプデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)は、議政府市の米軍基地から流れてきたソーセージやランチョンミートなどの缶詰肉を韓国風に調理したことで生まれたとされる。現在も市中心部の議政府洞(ウィジョンブドン、의정부동)には、「議政府プデチゲ通り(의정부부대찌개거리)」があって専門店が立ち並ぶ。

代表的な料理

プデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)

プデチゲ(부대찌개)は、ソーセージ鍋(「プデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)」の項目も参照)。市中心部の議政府洞(ウィジョンブドン、의정부동)に専門店が多く、一帯は「議政府プデチゲ通り(의정부부대찌개거리)」と呼ばれる。京畿道平沢市の松炭(ソンタン、송탄)地区とともに、プデチゲの発祥地とする説があることから、地名を冠してウィジョンブプデチゲ(議政府プデチゲ、의정부부대찌개)とも呼ぶ。その違いは必ずしも明確ではないが、議政府式がマルグンユクス(澄んだダシ、맑은육수)と呼ばれる野菜ダシを用いるのに対し、松炭式は豚骨などを煮込んで濃厚に仕上げるのが特徴と語られることが多い。「議政府プデチゲ通り」の一角にある1960年創業の「オデン食堂(오뎅식당)」が元祖店として有名である。

プデボックム(ソーセージ炒め/부대볶음)

プデボックム(부대볶음)は、ソーセージ炒め。プデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)と同じ具を用い、鉄板で炒め物として調理する。プデチゲ(ソーセージ鍋/부대찌개)の専門店で一緒に扱うことが多い。

代表的な特産品

代表的な酒類・飲料

飲食店情報

以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。

  • オデン食堂(오뎅식당)
住所:京畿道議政府市護国路1309番キル7(議政府1洞220-58)
住所:경기도 의정부시 호국로1309번길 7(의정부1동 220-58)
電話:031-842-0423
料理:プデチゲ(ソーセージ鍋)

エピソード

脚注

  1. 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月31日閲覧

外部リンク

関連サイト
制作者関連サイト

関連項目