ミヨックッ(ワカメスープ/미역국)

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牛肉入りのミヨックッ

ミヨックッ미역국)は、ワカメスープ。

概要

ミヨッ(미역)は韓国語でワカメ、クッ()はスープを表す。宮中ではクァクタン(藿湯、곽탕)、またはカムグァクタン(甘藿湯、감곽탕)とも呼んだ。鍋にゴマ油をひき、牛肉、ワカメ、みじん切りニンニクなどを炒めた後、水を注いで煮込み、醤油で味付けをする。ワカメはカルシウムやヨードなどを豊富に含み、栄養価が高いところから、韓国では出産後の母親にミヨックッを食べさせる習慣があり、また母への感謝という意味から誕生日に食べる料理としても定番である。逆に、ワカメは触るとぬるぬるしていることから、滑るにつながるとされ、試験の日にはミヨックッを食べてはいけないとの俗信もある。主に家庭料理として作られるほか、近年は専門店もあり、地方ごと特産品を用いて郷土料理店で提供することもある。

歴史

文献上の記録

『初学記』(728年)の記述?
中国、唐代の文臣、徐堅が編纂した類書『初学記』は、ミヨックッを出産後の母親が食べる習慣について記述があると、多く引用される文献のひとつ(未確認メモ:原典[1]を検索する限り、該当箇所は発見できなかった。確認できた引用例のもっとも古いものは1986年[2]。事実関係の確認はいずれの宿題としたい)。
『青城雑記』(18世紀後半?)の記述
18世紀の文臣、成大中(ソン・デジュン、성대중)がまとめた雑録集『青城雑記(청성잡기)』には、「クジラは出産時期になると、ワカメの豊富な場所を訪れて腹を満たすが、そのため浅瀬に入って抜け出せず死んでしまうことも多い。海の大物が与える教訓だが、出産後にワカメを食べる習慣も同じくクジラから得たものだ」[3]【原文1】と記されている。
【原文1】「鯨母將産,必擇藿,港餌充其肚,貪餌入隘,不得出而斃者亦多,海大魚之爲戒,此其一也。然産之藉藿,亦以此」

種類

ソンゲミヨックッ

全国的には牛肉を入れたソゴギミヨックッ(牛肉とワカメのスープ、소고기미역국)が定番だが、海沿いの地域では海産物を加えることも多い。

  • ソゴギミヨックッ(牛肉とワカメのスープ、소고기미역국
  • トゥルケミヨックッ(エゴマ入りのワカメスープ、들깨미역국
  • カジャミミヨックッ(カレイとワカメのスープ、가자미미역국
  • ファンテミヨックッ(干しダラとワカメのスープ、황태미역국
  • ソンゲミヨックッ(ウニとワカメのスープ、성게미역국
  • オクトムミヨックッ(アマダイとワカメのスープ、옥돔미역국
  • ウロクミヨックッ(クロソイとワカメのスープ、우럭미역국

脚注

  1. 初學記 、中國哲學書電子化計劃、2026年4月6日閲覧
  2. 李圭泰(이규태) 코너 미역과 김 、NAVERニュースライブラリー(朝鮮日報1986年8月3日記事)、2026年4月6日閲覧
  3. 青城雑記 / 第5巻 / 醒言 / 어미 고래의 교훈 、韓国古典総合DB、2026年4月6日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目