「コッチョリ(浅漬けキムチ/겉절이)」の版間の差分
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コッ(겉)は外側、チョリ([[김치]])はチョリダ(漬ける、[[절이다]])の名詞形で「~漬け」を意味する。一般的なキムチのように熟成期間を置くことなく、漬けてすぐに食べることから名付けられた。慶尚道方言ではチェレギ([[재래기]])とも呼ぶ。白菜やサンチュ([[상추]])などの野菜に薬味ダレを絡めて作ることが多い。白菜のコッチョリは、ペチュコッチョリ([[배추겉절이]])、サンチュのコッチョリはサンチュコッチョリ([[상추겉절이]])と呼ぶ。サンチュのコッチョリはキムチというよりも、サラダ風の仕上がりになり、そのさっぱりとした味わいから焼肉店で提供されることが多い。そのほか家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。 | コッ(겉)は外側、チョリ([[김치]])はチョリダ(漬ける、[[절이다]])の名詞形で「~漬け」を意味する。一般的なキムチのように熟成期間を置くことなく、漬けてすぐに食べることから名付けられた。慶尚道方言ではチェレギ([[재래기]])とも呼ぶ。白菜やサンチュ([[상추]])などの野菜に薬味ダレを絡めて作ることが多い。白菜のコッチョリは、ペチュコッチョリ([[배추겉절이]])、サンチュのコッチョリはサンチュコッチョリ([[상추겉절이]])と呼ぶ。サンチュのコッチョリはキムチというよりも、サラダ風の仕上がりになり、そのさっぱりとした味わいから焼肉店で提供されることが多い。そのほか家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。 | ||
| − | + | == 日本での定着 == | |
| + | === チョレギサラダ === | ||
:日本の焼肉店、韓国料理店ではチョレギサラダというメニューを見かけることが多い。このチョレギは、コッチョリの慶尚道方言であるチェレギ([[재래기]])に由来する。また、同様のサラダをムンチサラダと呼ぶこともあるが、ムンチの語源はムチム(和え物、[[무침]])であり、生野菜と薬味ダレを和えたことに由来する。 | :日本の焼肉店、韓国料理店ではチョレギサラダというメニューを見かけることが多い。このチョレギは、コッチョリの慶尚道方言であるチェレギ([[재래기]])に由来する。また、同様のサラダをムンチサラダと呼ぶこともあるが、ムンチの語源はムチム(和え物、[[무침]])であり、生野菜と薬味ダレを和えたことに由来する。 | ||
| − | + | *エバラ食品のCM | |
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:2001年にエバラ食品がドレッシング「焼肉屋さんのチョレギサラダ」を発売し、テレビCMを放映した。「焼肉好きなら知っている、焼肉屋さんのチョレギサラダ。ちぎってかけて和えればチョチョイのチョレギ」「みんな知っチョレギ?」「うまっ」と続くナレーションと出演者のセリフが軽妙であり、チョレギという単語も耳慣れなかったため話題になった。毎日新聞の2001年9月4日夕刊では、記者があれこれ調べた末、滋賀県立大学の鄭大聲教授から「チョレギとは慶尚道の方言で、標準語では『コッチョリ』という」との回答を得ている。韓食ペディアの執筆者である八田靖史も、チョレギを知らず疑問に思っていたため、記事を読んで慶尚道出身の留学生に尋ねたところ、「チョレギ。うん、それはコッチョリのことだ。慶尚道にはネギのチョレギとかもあって非常にうまいぞ」と即答された。八田靖史は一連の話を、メールマガジン「コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)」にまとめ<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1842.html コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)] 、韓食生活、2026年1月10日閲覧</ref>、後年、ブログ「韓食日記」でも「チョレギサラダの考察。」でも発表した<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2006/04/86.html チョレギサラダの考察。] 、韓食生活、2026年1月10日閲覧</ref>。 | :2001年にエバラ食品がドレッシング「焼肉屋さんのチョレギサラダ」を発売し、テレビCMを放映した。「焼肉好きなら知っている、焼肉屋さんのチョレギサラダ。ちぎってかけて和えればチョチョイのチョレギ」「みんな知っチョレギ?」「うまっ」と続くナレーションと出演者のセリフが軽妙であり、チョレギという単語も耳慣れなかったため話題になった。毎日新聞の2001年9月4日夕刊では、記者があれこれ調べた末、滋賀県立大学の鄭大聲教授から「チョレギとは慶尚道の方言で、標準語では『コッチョリ』という」との回答を得ている。韓食ペディアの執筆者である八田靖史も、チョレギを知らず疑問に思っていたため、記事を読んで慶尚道出身の留学生に尋ねたところ、「チョレギ。うん、それはコッチョリのことだ。慶尚道にはネギのチョレギとかもあって非常にうまいぞ」と即答された。八田靖史は一連の話を、メールマガジン「コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)」にまとめ<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1842.html コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)] 、韓食生活、2026年1月10日閲覧</ref>、後年、ブログ「韓食日記」でも「チョレギサラダの考察。」でも発表した<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2006/04/86.html チョレギサラダの考察。] 、韓食生活、2026年1月10日閲覧</ref>。 | ||
2026年1月10日 (土) 12:37時点における版
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コッチョリ(겉절이)は、浅漬けキムチ。
概要
コッ(겉)は外側、チョリ(김치)はチョリダ(漬ける、절이다)の名詞形で「~漬け」を意味する。一般的なキムチのように熟成期間を置くことなく、漬けてすぐに食べることから名付けられた。慶尚道方言ではチェレギ(재래기)とも呼ぶ。白菜やサンチュ(상추)などの野菜に薬味ダレを絡めて作ることが多い。白菜のコッチョリは、ペチュコッチョリ(배추겉절이)、サンチュのコッチョリはサンチュコッチョリ(상추겉절이)と呼ぶ。サンチュのコッチョリはキムチというよりも、サラダ風の仕上がりになり、そのさっぱりとした味わいから焼肉店で提供されることが多い。そのほか家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。
日本での定着
チョレギサラダ
- 日本の焼肉店、韓国料理店ではチョレギサラダというメニューを見かけることが多い。このチョレギは、コッチョリの慶尚道方言であるチェレギ(재래기)に由来する。また、同様のサラダをムンチサラダと呼ぶこともあるが、ムンチの語源はムチム(和え物、무침)であり、生野菜と薬味ダレを和えたことに由来する。
- エバラ食品のCM
- 2001年にエバラ食品がドレッシング「焼肉屋さんのチョレギサラダ」を発売し、テレビCMを放映した。「焼肉好きなら知っている、焼肉屋さんのチョレギサラダ。ちぎってかけて和えればチョチョイのチョレギ」「みんな知っチョレギ?」「うまっ」と続くナレーションと出演者のセリフが軽妙であり、チョレギという単語も耳慣れなかったため話題になった。毎日新聞の2001年9月4日夕刊では、記者があれこれ調べた末、滋賀県立大学の鄭大聲教授から「チョレギとは慶尚道の方言で、標準語では『コッチョリ』という」との回答を得ている。韓食ペディアの執筆者である八田靖史も、チョレギを知らず疑問に思っていたため、記事を読んで慶尚道出身の留学生に尋ねたところ、「チョレギ。うん、それはコッチョリのことだ。慶尚道にはネギのチョレギとかもあって非常にうまいぞ」と即答された。八田靖史は一連の話を、メールマガジン「コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文)」にまとめ[1]、後年、ブログ「韓食日記」でも「チョレギサラダの考察。」でも発表した[2]。
脚注
- ↑ コリアうめーや!!第18号(チョレギに関する緊急論文) 、韓食生活、2026年1月10日閲覧
- ↑ チョレギサラダの考察。 、韓食生活、2026年1月10日閲覧
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)