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(→文献上の記録) |
(→歴史) |
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=== 文献上の記録 === | === 文献上の記録 === | ||
;『東国李相国集』(1241年)の記述 | ;『東国李相国集』(1241年)の記述 | ||
| − | : | + | :高麗時代の文人である李奎報(イ・ギュボ、이규보)の作品をまとめた『東国李相国集』の後集、「南軒偶吟」という四行詩にフェ(膾)が登場する【原文1】。3行目の部分が「赤い魚を刺身(膾)にして酒の肴にして」という意味である。 |
:【原文1】 | :【原文1】 | ||
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;『是議全書』(19世紀末)の記述 | ;『是議全書』(19世紀末)の記述 | ||
| − | :19世紀末に書かれた料理書『是議全書([[시의전서]])』(原著者不詳)には「膾部」という項目があり、「魚膾(어회)」の名前でセンソンフェが紹介されている。同部には[[ユッケ(牛刺身/육회)]]や、[[サンナクチ(テナガダコの踊り食い/산낙지)|ナクチフェ(テナガダコの刺身/낙지회)]]、クルフェ(牡蠣の刺身、[[굴회]])などの掲載もある。「魚膾」の項目では[[ミノフェ(ニベの刺身/민어회)]] | + | :19世紀末に書かれた料理書『是議全書([[시의전서]])』(原著者不詳)には「膾部」という項目があり、「魚膾(어회)」の名前でセンソンフェが紹介されている。同部には[[ユッケ(牛刺身/육회)]]や、[[サンナクチ(テナガダコの踊り食い/산낙지)|ナクチフェ(テナガダコの刺身/낙지회)]]、クルフェ(牡蠣の刺身、[[굴회]])などの掲載もある。「魚膾」の項目では[[ミノフェ(ニベの刺身/민어회)]]を例としつつ、「ニベは皮をむき、身を薄く切り、スジの方向と垂直に細く切り、油を塗って皿に盛る。カラシと唐辛子酢味噌を食卓に添えて食べる。各種の刺身はすべてこれと同じ方法にする」【原文3】と調理法を説明している<ref>이효지 외(엮음), 2004,『시의전서』, 신광출판사, P222</ref>。 |
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:【原文3】「민어는 껍질을 벗기고 살을 얇게 저며서 가로 결로 가늘게 썰어 기름을 발라 접시에 담는다. 겨자와 고추장윤즙을 식성대로 곁들여 먹는다. 각색어회는 모두 이와 같은 방법으로 한다.」 | :【原文3】「민어는 껍질을 벗기고 살을 얇게 저며서 가로 결로 가늘게 썰어 기름을 발라 접시에 담는다. 겨자와 고추장윤즙을 식성대로 곁들여 먹는다. 각색어회는 모두 이와 같은 방법으로 한다.」 | ||