「テハグイ(コウライエビ焼き/대하구이)」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
テハグイのテハ([[대하]])は漢字で「大蝦」と書いてコウライエビ(タイショウエビ)のこと。グイ(=クイ、[[구이]])は焼き物の総称。コウライエビを殻ごと塩焼きにして調理をする。西海岸沿いの地域が主産地であり、9~10月頃を最盛期とする。コウライエビ焼きを用いた料理としてはほかに、[[カンジャンセウ(エビの醤油漬け/간장새우)|テハジャン(コウライエビの醤油漬け/대하장)]]、[[テハチム(宮中式エビの蒸し物/대하찜)]]などがある。
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テハグイのテハ([[대하]])は漢字で「大蝦」と書いてコウライエビ(タイショウエビ)のこと。グイ(=クイ、[[구이]])は焼き物の総称。コウライエビを殻ごと塩焼きにして調理をする。頭の部分はハサミで切ってバター焼きにしたりもする。西海岸沿いの地域が主産地であり、9~10月頃を最盛期とする。コウライエビ焼きを用いた料理としてはほかに、[[カンジャンセウ(エビの醤油漬け/간장새우)|テハジャン(コウライエビの醤油漬け/대하장)]]、[[テハチム(宮中式エビの蒸し物/대하찜)]]などがある。
  
 
*タイショウエビ
 
*タイショウエビ
 
:日本語ではコウライエビをタイショウエビ(大正エビ)とも呼ぶ。命名は1922(大正11)年で、当時山口県の下関に拠点をおいていたエビの流通業社、「林兼商店」(現在のマルハニチロ)と「日鮮組」(現在の日本水産)の二社が、共同屋号として使っていた「大正組」にちなむ。
 
:日本語ではコウライエビをタイショウエビ(大正エビ)とも呼ぶ。命名は1922(大正11)年で、当時山口県の下関に拠点をおいていたエビの流通業社、「林兼商店」(現在のマルハニチロ)と「日鮮組」(現在の日本水産)の二社が、共同屋号として使っていた「大正組」にちなむ。
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*代用エビの利用
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:テハ([[대하]])は漢字で「大蝦」と書き、大きなエビを総称する用語としても用いられる。コウライエビは水揚げされた時点で死んでしまうため、活きた状態で調理をするため、バナメイエビ([[흰다리새우]])など他のエビを利用することも多い。飲食店では卓上で蒸し焼きにすることで、バタバタと跳ねる姿を鮮度のよさとしてアピールをする。
  
 
== 地域 ==
 
== 地域 ==
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