「カルビグイ(牛カルビ焼き/갈비구이)」の版間の差分

 
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[[ファイル:22040620.JPG|400px|thumb|カルビグイ(二東カルビ)]]
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[[ファイル:22040620.JPG|400px|thumb|[[京畿道の料理|京畿道]][[抱川市の料理|抱川市]]のカルビグイ(二東カルビ)]]
 
'''カルビグイ'''([[갈비구이]])は、牛カルビ焼き。
 
'''カルビグイ'''([[갈비구이]])は、牛カルビ焼き。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[ファイル:23100839.JPG|300px|thumb|[[慶尚南道の料理|慶尚南道]][[金海市の料理|金海市]]のカルビグイ(進永カルビ)]]
 
カルビグイ([[갈비구이]])は、牛カルビ焼き。カルビ([[갈비]])は肋骨、およびそのまわりの肉のこと。グイ(=クイ、[[구이]])とは焼き物の総称。焼肉店ではクイを省略し、カルビと呼ぶことも多い。ソカルビ([[소갈비]])とも呼ぶ。肋骨まわりの肉を薄く切り広いて、網や鉄板などで焼いて味わう。下味をつけずにそのまま焼いたものをセンカルビ(生カルビ、[[생갈비]])と呼び、甘い醤油ダレに漬け込んだものをヤンニョムカルビ([[양념갈비]])と呼ぶ。日本では骨を外したものもカルビと称するが、韓国では骨付きが前提であり、骨を外したものは[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]と呼び分ける。牛焼肉の部位としては定番のひとつであり、[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]、[[トゥンシム(牛ロースの焼肉/등심)]]、[[アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)]]、[[チャドルバギ(薄切り牛バラ肉の焼肉/차돌박이)]]などともに、牛焼肉店のメニューに並ぶことが多い。なお、豚のカルビを焼いた料理は[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]と呼ぶ。類似の料理には、[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]がある。
 
カルビグイ([[갈비구이]])は、牛カルビ焼き。カルビ([[갈비]])は肋骨、およびそのまわりの肉のこと。グイ(=クイ、[[구이]])とは焼き物の総称。焼肉店ではクイを省略し、カルビと呼ぶことも多い。ソカルビ([[소갈비]])とも呼ぶ。肋骨まわりの肉を薄く切り広いて、網や鉄板などで焼いて味わう。下味をつけずにそのまま焼いたものをセンカルビ(生カルビ、[[생갈비]])と呼び、甘い醤油ダレに漬け込んだものをヤンニョムカルビ([[양념갈비]])と呼ぶ。日本では骨を外したものもカルビと称するが、韓国では骨付きが前提であり、骨を外したものは[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]と呼び分ける。牛焼肉の部位としては定番のひとつであり、[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]、[[トゥンシム(牛ロースの焼肉/등심)]]、[[アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)]]、[[チャドルバギ(薄切り牛バラ肉の焼肉/차돌박이)]]などともに、牛焼肉店のメニューに並ぶことが多い。なお、豚のカルビを焼いた料理は[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]と呼ぶ。類似の料理には、[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]がある。
  
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;趙豊衍の報告(1939年)
 
;趙豊衍の報告(1939年)
:1914年生まれの随筆家、趙豊衍(조풍연)によれば、1939年に[[ソウル市の料理|ソウル市]]鍾路区楽園洞(チョンノグ ナグォンドン)の[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]店でカルビグイを提供したのが外食における始まりだったとしている<ref>著:趙豊衍、訳:尹大辰, 1995, 『韓国の風俗 -いまは昔-』, 南雲堂, P30-31</ref>。当時は[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]1杯が20銭であり、カルビグイも同じく1皿20銭であった。本書は多くの媒体で引用されているが、前述のように1920年代からカルビグイを提供する店はあったため、外食の始まりを1939年と考えるのは誤りである。
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:1914年生まれの随筆家、趙豊衍(조풍연)によれば、1939年に[[ソウル市の料理|ソウル市]]鍾路区楽園洞(チョンノグ ナグォンドン、종로구 낙원동)の[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]店でカルビグイを提供したのが外食における始まりだったとしている<ref>著:趙豊衍、訳:尹大辰, 1995, 『韓国の風俗 -いまは昔-』, 南雲堂, P30-31</ref>。当時は[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]1杯が20銭であり、カルビグイも同じく1皿20銭であった。本書は多くの媒体で引用されているが、前述のように1920年代からカルビグイを提供する店はあったため、外食の始まりを1939年と考えるのは誤りである。
  
 
== 種類 ==
 
== 種類 ==
=== エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비) ===
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カルビグイには次のような種類がある。
[[ファイル:24071028.JPG|thumb|300px|LAカルビ]]
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:LAカルビ([[엘에이갈비]])は、牛カルビ焼きの一種(「[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)]]」の項目も参照)。LAカルビグイ([[엘에이갈비구이]])とも呼ぶ。カルビグイと同じく甘い醤油ダレに漬けたのち、鉄板や網などで焼いて調理をする。一般的なカルビグイは肋骨に沿って包丁を入れて薄く切り開くのに対し、[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)|LAカルビ]]は肋骨ごと断ち切ってカットするとの違いがある。後者はアメリカで「Flanken Style」と呼ばれ、LAはアメリカのロサンゼルスを意味するとの説と、「Lateral Axis(側面の軸)」の頭文字を取ったとの説がある。ロサンゼルス説の中でも、同地域に多く住む韓国移民らが「Flanken Style」の牛カルビ焼きを[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)|LAカルビ]]と呼んだのが始まりとする説と、アメリカ牛を輸入する際にロサンゼルス在住の同胞らが親しんでいる牛カルビとの意味で名付けられたとの説に分けられる。同じくロサンゼルスのコリアンタウンで普及した[[スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋/순두부찌개)]]の専門店では、サイドメニューとして[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)|LAカルビ]]を提供することが多い。
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=== 調理法の違い ===
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:牛カルビ([[소갈비]])を用い、味付けや切り方などによって分類する。
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:*センカルビ(생갈비):薬味ダレに漬け込まずに焼く(軽く塩を振ることはある)
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:*ヤンニョムカルビ(양념갈비):薬味ダレに漬け込んで焼く
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:*[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)]]
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:*[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]
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:*[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)]]
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ファイル:22040701.JPG|[[カルビサル(骨なしの牛カルビ焼き/갈비살)|カルビサル]]
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ファイル:23010227.JPG|[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)|トッカルビ]]
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ファイル:24071028.JPG|[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)|エルエイカルビ]]
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=== 素材の違い ===
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:牛肉以外のカルビ([[갈비]])を用いて焼いたもの。名称はカルビでも、他の部位を使用するものもある。
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:*[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]
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:*[[トゥンカルビ(豚バックリブの焼肉/등갈비)]]
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:*[[タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き/닭갈비)]]
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:*ヤンカルビ(ラムチョップ、[[양갈비]]
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ファイル:23010210.JPG|[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)|テジカルビ]]
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ファイル:23010222.JPG|[[トゥンカルビ(豚バックリブの焼肉/등갈비)|トゥンカルビ]]
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ファイル:22122808.JPG|[[タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き/닭갈비)|タッカルビ]]
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</gallery>
  
 
== 地域 ==
 
== 地域 ==
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*[[アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)]]
 
*[[アンチャンサル(牛ハラミの焼肉/안창살)]]
 
*[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)]]
 
*[[エルエイカルビ(LAカルビの焼肉/엘에이갈비)]]
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*[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]
 
*[[チャドルバギ(薄切り牛バラ肉の焼肉/차돌박이)]]
 
*[[チャドルバギ(薄切り牛バラ肉の焼肉/차돌박이)]]
 
*[[ソウル市の料理]]
 
*[[ソウル市の料理]]
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