「テハグイ(コウライエビ焼き/대하구이)」の版間の差分

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*代用エビの利用
 
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:テハ([[대하]])は漢字で「大蝦」と書き、大きなエビを総称する用語としても使われる。コウライエビは水揚げされた時点で死んでしまうため、活きた状態で調理をするため、バナメイエビ([[흰다리새우]])など他のエビを利用することも多い。飲食店では卓上で蒸し焼きにすることで、バタバタと跳ねる姿を鮮度のよさとしてアピールをする。
 
:テハ([[대하]])は漢字で「大蝦」と書き、大きなエビを総称する用語としても使われる。コウライエビは水揚げされた時点で死んでしまうため、活きた状態で調理をするため、バナメイエビ([[흰다리새우]])など他のエビを利用することも多い。飲食店では卓上で蒸し焼きにすることで、バタバタと跳ねる姿を鮮度のよさとしてアピールをする。
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:コウライエビの主産地は西海岸の[[忠清南道の料理|忠清南道]]や[[全羅南道の料理|全羅南道]]である。2024年の全国生産量は1034トンで、1位の[[忠清南道の料理|忠清南道]]が691トン(66.9%)、2位の[[全羅南道の料理|全羅南道]]が193トン(18.7%)を占める<ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=101&tblId=DT_1EW0004&conn_path=I2 「어업생산동향조사」어업별 품종별 통계(자료갱신일: 2025-11-28)] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2025年12月4日閲覧</ref>。
  
 
== 地域 ==
 
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2025年12月3日 (水) 22:56時点における最新版

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テハグイ

テハグイ대하구이)は、コウライエビ焼き。

概要

テハグイのテハ(대하)は漢字で「大蝦」と書いてコウライエビ(タイショウエビ)のこと。グイ(=クイ、구이)は焼き物の総称。コウライエビを殻ごと塩焼きにして調理をする。頭の部分はハサミで切ってバター焼きにしたりもする。西海岸沿いの地域が主産地であり、9~10月頃を最盛期とする。コウライエビ焼きを用いた料理としてはほかに、テハジャン(コウライエビの醤油漬け/대하장)テハチム(宮中式エビの蒸し物/대하찜)などがある。

  • タイショウエビ
日本語ではコウライエビをタイショウエビ(大正エビ)とも呼ぶ。命名は1922(大正11)年で、当時山口県の下関に拠点をおいていたエビの流通業社、「林兼商店」(現在のマルハニチロ)と「日鮮組」(現在の日本水産)の二社が、共同屋号として使っていた「大正組」にちなむ。
  • 代用エビの利用
テハ(대하)は漢字で「大蝦」と書き、大きなエビを総称する用語としても使われる。コウライエビは水揚げされた時点で死んでしまうため、活きた状態で調理をするため、バナメイエビ(흰다리새우)など他のエビを利用することも多い。飲食店では卓上で蒸し焼きにすることで、バタバタと跳ねる姿を鮮度のよさとしてアピールをする。
  • 主産地
コウライエビの主産地は西海岸の忠清南道全羅南道である。2024年の全国生産量は1034トンで、1位の忠清南道が691トン(66.9%)、2位の全羅南道が193トン(18.7%)を占める[1]

地域

  • 忠清南道洪城郡
忠清南道洪城郡はコウライエビの名産地であり、地域の飲食店ではテハグイのほか、コウライエビを薬味醤油に漬け込んだテハジャン(コウライエビの醤油漬け/대하장)も提供する。南塘港(ナムダンハン、남당항)ではシーズンになると「洪城南塘港コウライエビ祭り(홍성남당항대하축제)」が開催される[2]

歴史

『蘭湖漁牧志』(1820年)の記述
朝鮮時代後期の文臣、実学者の徐有榘(ソ・ユグ、서유구)が1820年に書いた『蘭湖漁牧志(난호어목지)』には、コウライエビ(대하)に関する記述があり、「刺身によく、汁物によく、そのまま干しても酒の肴によい」【原文1】[3]と紹介されている。

【原文1】「可膾可臛又可淡鮿為佳肴」

脚注

  1. 「어업생산동향조사」어업별 품종별 통계(자료갱신일: 2025-11-28) 、KOSIS(国家統計ポータル)、2025年12月4日閲覧
  2. 홍성남당항대하축제 、洪城郡ウェブサイト、2024年6月17日閲覧
  3. 蘭湖漁牧志(コマ番号105/140) 、韓国国立中央図書館、2024年9月21日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目