「テグタン(マダラ(真鱈)の鍋/대구탕)」の版間の差分
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2025年8月14日 (木) 21:46時点における最新版
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テグタン(대구탕)は、マダラ(真鱈)の鍋。
概要
テグ(대구)は漢字で大口と書き、マダラを表す。タン(탕)はスープの意。ぶつ切りにしたマダラに加え、大根、モヤシ、長ネギ、青唐辛子、春菊、エノキダケ、豆腐などを具として用いる。味付けは塩をベースとしたあっさり味の「ちり(지리)」と、粉唐辛子を加えてピリ辛にしたものの2種類がある。南部の釜山市や慶尚南道では、あっさり味のテグチリタン(マダラの澄まし鍋、대구지리탕)が主流で産地を中心に名物料理となっている。魚介料理専門店、マダラ料理専門店で提供されるほか、一品料理として食堂などで扱うことや、居酒屋、民俗酒場で酒肴として出されることもある。マダラを用いた料理としては、ほかにテグポルチム(マダラの頭の蒸し煮/대구뽈찜)、テグメウンタン(マダラ(真鱈)の辛い鍋、대구매운탕)などがある。
- 大邱湯
- 辛い牛肉スープをテグタン(대구탕)と呼ぶこともあるが、これは漢字を「大邱湯」と書く別の料理である。現在はユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)と総称されることが多い(詳細は「ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)」の項目を参照)。
地域
- 釜山市
- 慶尚南道巨済市
- 慶尚南道長木面外浦里(チャンモンミョン ウェポリ、장목면 외포리)の外浦港(ウェポハン、외포항)はマダラ(대구)の名産地として知られ、12月上旬から旧正月までが最盛期とされる。テグタンは、テグチリタン(대구지리탕)とも呼ばれる澄まし仕立てにすることが多い。近隣の飲食店ではテグタンのほか、さまざまなマダラ料理を提供しており、テグフェ(マダラの刺身、대구회)、テグジョン(マダラのチヂミ、대구전)、テグポルチム(マダラの頭の蒸し煮、대구뽈찜)、コンテグジョリム(干したマダラの煮物、건대구조림)などがある。
- 慶尚南道昌原市
- 昌原市の鎮海区(チネグ、진해구)はマダラ(대구)の名産地であり、テグタンのほか、テグポルチム(マダラの頭の蒸し煮/대구뽈찜)、テグフェ(マダラの刺身、대구회)、テグメウンタン(マダラの辛い鍋、대구매운탕)などの料理も味わえる。
脚注
外部リンク
- 制作者関連サイト
- 韓食生活(韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
- 八田靖史プロフィール(八田靖史のプロフィール)