「蔚山市の料理」の版間の差分

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=== 亭子ワカメ(정자돌미역) ===
 
=== 亭子ワカメ(정자돌미역) ===
:韓国で現在流通しているワカメはその大半が養殖物であり、天然のワカメはたいへん希少価値がある。亭子港では岩に自生するワカメを岩ワカメ(돌미역)と呼び、3月末から5月にかけて地元の海女が潜って採集をする。これを乾燥させたものを亭子ワカメ(정자돌미역)と呼んでブランド化しており、ソウルの高級スーパーなどにも卸している。主に[[ミヨックッ(ワカメスープ、미역국)]]として調理されるが、一般的なワカメとは異なって長時間煮込む必要があり、地元の生産者によれば2時間はじっくり煮ることを推奨している。
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:韓国で現在流通しているワカメはその大半が養殖物であり、天然のワカメはたいへん希少価値がある。亭子港では岩に自生するワカメを岩ワカメ([[돌미역]])と呼び、3月末から5月にかけて地元の海女が潜って採集をする。これを乾燥させたものを亭子ワカメ(정자돌미역)と呼んでブランド化しており、ソウルの高級スーパーなどにも卸している。主に[[ミヨックッ(ワカメスープ/미역국)]]として調理されるが、一般的なワカメとは異なって長時間煮込む必要があり、地元の生産者によれば2時間はじっくり煮ることを推奨している。
  
 
*亭子ワカメの歴史
 
*亭子ワカメの歴史
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*亭子ワカメの逸話
 
*亭子ワカメの逸話
:韓国では出産後の母親が体力回復のために栄養価の高い[[ミヨックッ(ワカメスープ、미역국)]]を食べる習慣がある。亭子ワカメの流通会社である「ヌルプルン水産(늘푸른수산)」のオム・ギユン社長によれば「蔚山地域にはクジラが多く、かつて出産後の母クジラが岸壁のワカメを食べているのを人々が発見し、クジラが食べるぐらいなら人間が食べても身体によいのだろうと出産後にワカメスープを食べる習慣が生まれた」(八田靖史の取材記録より、2016年1月14日)との逸話が残っているそうである。
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:韓国では出産後の母親が体力回復のために栄養価の高い[[ミヨックッ(ワカメスープ/미역국)]]を食べる習慣がある。亭子ワカメの流通会社である「ヌルプルン水産(늘푸른수산)」のオム・ギユン社長によれば「蔚山地域にはクジラが多く、かつて出産後の母クジラが岸壁のワカメを食べているのを人々が発見し、クジラが食べるぐらいなら人間が食べても身体によいのだろうと出産後にワカメスープを食べる習慣が生まれた」(八田靖史の取材記録より、2016年1月14日)との逸話が残っているそうである。
  
 
=== ズワイガニ(대게) ===
 
=== ズワイガニ(대게) ===
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