「牙山市の料理」の版間の差分

186 バイト除去 、 2015年6月15日 (月) 16:12
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== 食文化の背景 ==
 
== 食文化の背景 ==
島嶼地域という特性から漁業、養殖業が盛んに行われている。郡内では四季折々の魚介が食卓にのぼり、春はイイダコ([[주꾸미]])、メフグ([[황복]])、春から初夏にかけてはワタリガニ([[꽃게]])や、マナガツオ([[병어]])、ツマリエツ([[반지]], [[밴댕이]])、秋はコノシロ([[전어]])や、コウライエビ([[대하]])、冬はボラ([[숭어]])といった魚介が旬を迎える。塩辛用として使われるアキアミ([[젓새우]])は5~6月を中心に秋冬もとれる。また江華郡は漢江、臨津江、礼成江という3つの河川が流れ込む河口地域に位置するため、堆積地として肥沃な土壌を有することから、漁業のみならず農業も盛んに行われている。米([[쌀]])、サツマイモ([[고구마]])、カブ([[순무]])、ブドウ([[포도]])、高麗人参([[인삼]])、ヨモギ([[쑥]])といった特産品があり、これらを利用した加工品も多く作られている。食品以外では、花紋席(화문석)と呼ばれる花ござの生産が盛んである。
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牙山市の北部は牙山湾に面し、かつては汽水域でとれるウナギ([[장어]])をはじめ多くの海産物が名産であった。ところが1970年代になって牙山湾防潮堤、挿橋川防潮堤などが相次いで建設されたことで、それまで海だった場所は人造湖へと変貌を遂げた。現在は仁州面傑梅里などにわずかな海が残るのみとなっており、漁業人口は激減している。一方で、ウナギ料理の専門店は仁州(インジュ、인주)地区にまだ多く、現在は養殖物が主となってはいるが、仁州ウナギ(인주장어)の名前で地元の名物になっている。そのほか市内の塩峙(ヨムチ、염치)地区には牛焼肉の専門店が集っており、松岳面駅村里の外岩民俗村(외암민속촌)では自家製の味噌や酒などを販売するとともに、入口付近の飲食店ではキビ餅([[수수부꾸미]])が名物となっている。
  
 
== 代表的な料理 ==
 
== 代表的な料理 ==
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