「釜山市の料理」の版間の差分

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=== 釜山の日本料理 ===
 
=== 釜山の日本料理 ===
1876年に釜山港が開港すると、19世紀末から20世紀にかけて大勢の日本人が釜山へと渡った。現在の釜山にはその当時の名残として日本由来の食文化が見られ、中でも代表的なものとして[[オデン(おでん/오뎅)]]と、ワンタン([[완당]])があげられる。
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1876年に釜山港が開港すると、19世紀末から20世紀にかけて大勢の日本人が釜山へと渡った。現在の釜山にはその当時の名残として日本由来の食文化が見られ、中でも代表的なものとして[[オデン(おでん/오뎅)]]があげられる。また、日本を経由して伝わった料理としてワンダン([[완당]])がある。
 
;オデン(오뎅)
 
;オデン(오뎅)
 
:オデンは、日本料理のおでんをルーツとして韓国で定着した料理。韓国では釜山が本場として知られる。詳細は[[オデン(おでん/오뎅)]]の項目を参照。
 
:オデンは、日本料理のおでんをルーツとして韓国で定着した料理。韓国では釜山が本場として知られる。詳細は[[オデン(おでん/오뎅)]]の項目を参照。
;ワンタン(완당)
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;ワンダン(완당)
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:ワンダンは、ワンタン。本来は中国にルーツのある料理だが、釜山へは日本を経由して伝わった。西区芙蓉洞(서구 부용동)に位置する「元祖18番ワンダン(원조18번완당)」が元祖店として知られ、初代のイ・ウンジュル(이은줄)氏は日本でワンタンの製法を学び、1947年に釜山で店を開いた<ref>[http://busan.grandculture.net/Contents?local=busan&dataType=01&contents_id=GC04210180 원조 18번 완당] 、釜山歴史文化大典、2017年11月6日閲覧</ref>。
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*韓食ペディアの執筆者である八田靖史は1999年11月に初めて釜山でワンダンを食べた際、同行した韓国人の友人から「日本料理のワンダン」と説明されてたいへん困惑した。その詳細な経緯については八田靖史の著書『食の日韓論 ボクらは同じものを食べている』にも記されている<ref>八田靖史, 2016, 『食の日韓論 ボクらは同じものを食べている』, 三五館, P104-107</ref>。
  
 
=== 釜山の外国料理 ===
 
=== 釜山の外国料理 ===
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