「蔚山市の料理」の版間の差分

537 バイト追加 、 2016年3月28日 (月) 00:37
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=== 彦陽プルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) ===
 
=== 彦陽プルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) ===
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
:サルバプとは米飯の意味であり、1人前ずつ釜炊きしたごはんにたくさんの副菜を添えた定食をサルバプチョンシクと称している。副菜は[[ハンジョンシク(韓定食/한정식)]]のようにテーブルを埋め尽くすほどに並べられ、[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)]]、[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]、[[センソングイ(焼き魚/생선구이)]]といったごはんに合う料理が多い。多くの店では副菜の種類や品数によって価格を細分化している。釜のごはんは別の茶碗に取り分け、熱の残った釜には水やお茶を注いで[[ヌルンジ(おこげ湯/누룽지)]]としても味わう。
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:蔚州郡の彦陽(オニャン、언양)地区では日本統治時代に牛市場が開かれて賑わい、周辺地域で飼育された牛が集ってきた。こうした背景から彦陽では牛肉料理が発達し、薄切りにした牛肉に醤油、ゴマ油、砂糖などで味付けをしてから網で焼いたソクセプルコギ(석쇠불고기)が名物となった。これが有名になったことで彦陽プルコギとも呼ばれる。
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*外食店の登場
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彦陽プルコギは当初家庭料理として普及したが、1960年代に入って飲食店でもソクセプルコギを扱うようになった。韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)では「1960年代に入り京釜高速道路の建設が始まると、全国の建設労働者が彦陽にやってきました。食堂では、労働者に牛肉のおかずが出されました。タレで薄く味付けされた牛肉は柔らかく、ご飯との相性が絶妙でした。この味に魅了された人々が、至る所でこの話しをするようになり、彦陽の庶民が好んで食べた牛肉のおかずは、「彦陽プルコギ」という名で全国的に有名になりました」と説明している。
  
 
=== フェ(刺身/회) ===
 
=== フェ(刺身/회) ===
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