「牙山市の料理」の版間の差分

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=== チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이) ===
 
=== チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이) ===
 
*仁州チャンオ
 
*仁州チャンオ
:牙山市の仁州(インジュ、인주)地区にはウナギ焼きの専門店が集まっている。韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)ではその始まりを以下のように紹介している。
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:牙山市の仁州(インジュ、인주)地区にはチャンオグイの専門店が集まっている。韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)ではその始まりを以下のように紹介している。
 
:「1973年に牙山湾の防潮堤が建設され牙山湾は塞がれ湖になりましたが、1977年には観光地として開発されることになり、観光客のための飲食店が立ち並び始めました。牙山湾の防潮堤と挿橋川の防潮堤の間の仁州面にうなぎの蒲焼きの食堂ができたのは、その直後の1980年代からだと言われています。昔ならではのノウハウを生かした韓方ソースを考案し、観光客の口コミで牙山湾のうなぎの蒲焼きが全国的に知られるようになりました。初めは数軒だったお店も徐々に増え、現在ではうなぎの蒲焼き村が形成されています。」<ref>[http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/taste/taste_index.jsp?cid=998506&regionCode=34,9 忠清南道味紀行] 、韓国観光公社ウェブサイト、2015年6月25日閲覧</ref>
 
:「1973年に牙山湾の防潮堤が建設され牙山湾は塞がれ湖になりましたが、1977年には観光地として開発されることになり、観光客のための飲食店が立ち並び始めました。牙山湾の防潮堤と挿橋川の防潮堤の間の仁州面にうなぎの蒲焼きの食堂ができたのは、その直後の1980年代からだと言われています。昔ならではのノウハウを生かした韓方ソースを考案し、観光客の口コミで牙山湾のうなぎの蒲焼きが全国的に知られるようになりました。初めは数軒だったお店も徐々に増え、現在ではうなぎの蒲焼き村が形成されています。」<ref>[http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/taste/taste_index.jsp?cid=998506&regionCode=34,9 忠清南道味紀行] 、韓国観光公社ウェブサイト、2015年6月25日閲覧</ref>
 
*老舗のチャンオグイ
 
*老舗のチャンオグイ
:牙山市の得山洞(トゥサンドン、득산동)には1936年創業の老舗チャンオグイ店「恋春(연춘)」がある([[牙山市の料理#老舗|老舗 恋春(연춘)]]参照)。
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:牙山市の得山洞(トゥクサンドン、득산동)には1936年創業の老舗チャンオグイ店「恋春(연춘)」がある([[牙山市の料理#老舗|老舗 恋春(연춘)]]参照)。
  
 
=== ソゴギグイ(牛焼肉/소고기구이) ===
 
=== ソゴギグイ(牛焼肉/소고기구이) ===
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*恋春(연춘)  
 
*恋春(연춘)  
 
:牙山市の得山洞(トゥサンドン、득산동)に位置するウナギ料理店の「恋春(연춘)」は1936年創業である。牙山市においてはもっとも古い飲食店であり、また韓国内でもウナギ料理の専門店としてもっとも古い。1926年に造られた人造湖の神井湖(シンジョンホ、신정호)湖に位置し、日本統治時代に建てられた家屋をそのまま残している。店主によれば「温泉地である牙山には創業当時、日本人が休養地としてよく訪れており、日本人に向けた高級料理としてウナギを出すようになった。当時は近くに光興楼という楼閣があったため、『光興楼観光食堂』という名前を掲げ、ウナギ料理と韓定食を扱った。後に『迎春』と名前を変え、また現在は『恋春』としている。春を迎える、春に恋するというのは、もともとウナギのオフシーズンである9月末から3月は営業をせず、春を待って営業を始めたことに由来する」(八田靖史の取材記録より、2014年12月17日)。現在もメニューにはチャンオグイ(ウナギ焼き、장어구이)を筆頭に掲げ、ウナギと同じタレで焼いたタックイ(鶏肉焼き、[[닭구이]])も他店ではあまり見ない名物として親しまれる。
 
:牙山市の得山洞(トゥサンドン、득산동)に位置するウナギ料理店の「恋春(연춘)」は1936年創業である。牙山市においてはもっとも古い飲食店であり、また韓国内でもウナギ料理の専門店としてもっとも古い。1926年に造られた人造湖の神井湖(シンジョンホ、신정호)湖に位置し、日本統治時代に建てられた家屋をそのまま残している。店主によれば「温泉地である牙山には創業当時、日本人が休養地としてよく訪れており、日本人に向けた高級料理としてウナギを出すようになった。当時は近くに光興楼という楼閣があったため、『光興楼観光食堂』という名前を掲げ、ウナギ料理と韓定食を扱った。後に『迎春』と名前を変え、また現在は『恋春』としている。春を迎える、春に恋するというのは、もともとウナギのオフシーズンである9月末から3月は営業をせず、春を待って営業を始めたことに由来する」(八田靖史の取材記録より、2014年12月17日)。現在もメニューにはチャンオグイ(ウナギ焼き、장어구이)を筆頭に掲げ、ウナギと同じタレで焼いたタックイ(鶏肉焼き、[[닭구이]])も他店ではあまり見ない名物として親しまれる。
:店名:恋春(연춘)
 
:住所:忠清南道牙山市神井湖キル67(得山洞15-3)
 
:住所:충청남도 아산시 신정호길 67(득산동 15-3)
 
:電話:041-545-2866
 
  
 
== 飲食店情報 ==
 
== 飲食店情報 ==
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
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*[[ソゴギグイ(牛焼肉/소고기구이)]]
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*[[トゥンシム(牛ロースの焼肉/등심)]]
*[[ススブクミ(餡を入れたキビ餅/수수부꾸미)]]
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*[[ウジョクタン(牛の足のスープ/우족탕)]]
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*[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]
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*[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]
 
*[[チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)]]
 
*[[チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
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[[Category:忠清南道・大田市・世宗市の料理]]
 
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