「河東郡の料理」の版間の差分

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:蟾津江でとれるアユは初夏から夏にかけて旬を迎え、かつては陰暦6月になると宮中への進上品にも用いられた。陰暦6月15日の流頭(ユドゥ、유두)までは宮中に送り、その後になって初めて地元民の口に入ったという。現在も蟾津江沿いに専門店が多く、ウノバプのほかに、ウノフェ(アユの刺身、[[은어회]])、ウノグイ(アユの焼き魚、[[은어구이]])、ウノティギム(アユの天ぷら、[[은어튀김]])などの料理で味わう。
 
:蟾津江でとれるアユは初夏から夏にかけて旬を迎え、かつては陰暦6月になると宮中への進上品にも用いられた。陰暦6月15日の流頭(ユドゥ、유두)までは宮中に送り、その後になって初めて地元民の口に入ったという。現在も蟾津江沿いに専門店が多く、ウノバプのほかに、ウノフェ(アユの刺身、[[은어회]])、ウノグイ(アユの焼き魚、[[은어구이]])、ウノティギム(アユの天ぷら、[[은어튀김]])などの料理で味わう。
  
*ウノフェ(アユの刺身)
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:*ウノフェ(アユの刺身)
 
::ウノフェ([[은어회]])は、アユの刺身。アユ料理としては代表的なひとつであるが、天然のアユには横川吸虫などの寄生虫がおり、感染すると腹痛や下痢などの症状を起こすことがある。寄生虫の心配がない環境で育てられた養殖のアユや、1度冷凍したアユを使用することでリスクを減らすことは可能だが、しっかりと加熱した料理を食べるほうが安全である。ウノフェは背骨ごとそぎ切り、または筒切りにした背越し([[세꼬시]])にすることが多い。醤油、チョゴチュジャン(唐辛子酢味噌、[[초고추장]])につけて食べるほか、サンチュやエゴマの葉などの葉野菜に包んでサムジャン([[쌈장]])でも味わう。河東郡は梅の産地でもあるため、ウノフェをメシルチャンアチ(梅の漬物、[[매실장아찌]])と一緒に味わうのも定番である。
 
::ウノフェ([[은어회]])は、アユの刺身。アユ料理としては代表的なひとつであるが、天然のアユには横川吸虫などの寄生虫がおり、感染すると腹痛や下痢などの症状を起こすことがある。寄生虫の心配がない環境で育てられた養殖のアユや、1度冷凍したアユを使用することでリスクを減らすことは可能だが、しっかりと加熱した料理を食べるほうが安全である。ウノフェは背骨ごとそぎ切り、または筒切りにした背越し([[세꼬시]])にすることが多い。醤油、チョゴチュジャン(唐辛子酢味噌、[[초고추장]])につけて食べるほか、サンチュやエゴマの葉などの葉野菜に包んでサムジャン([[쌈장]])でも味わう。河東郡は梅の産地でもあるため、ウノフェをメシルチャンアチ(梅の漬物、[[매실장아찌]])と一緒に味わうのも定番である。
  
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