「平昌郡の料理」の版間の差分

289 バイト追加 、 2017年3月25日 (土) 08:24
15行目: 15行目:
 
平昌の蓬坪地区は全国的に有名なそばの名産地であり、そば粉を利用した名物料理が多い。また、東海岸の特産品であるスルメイカを豚バラ肉と炒めたオサムプルコギや、川魚のマスを刺身にしたソンオフェといった料理が有名である。なお、スケトウダラを野外で自然乾燥させたファンテや、大関嶺地区で飼育される韓牛については後述の[[平昌郡の料理#代表的な特産品|代表的な特産品]]にて扱う。
 
平昌の蓬坪地区は全国的に有名なそばの名産地であり、そば粉を利用した名物料理が多い。また、東海岸の特産品であるスルメイカを豚バラ肉と炒めたオサムプルコギや、川魚のマスを刺身にしたソンオフェといった料理が有名である。なお、スケトウダラを野外で自然乾燥させたファンテや、大関嶺地区で飼育される韓牛については後述の[[平昌郡の料理#代表的な特産品|代表的な特産品]]にて扱う。
  
=== マッククス(そば粉の冷やし麺/막국수) ===
+
=== マッククス(冷やしそば/막국수) ===
 
[[ファイル:16122602.JPG|thumb|300px|名実尚柿韓牛のロースピョンチェ]]
 
[[ファイル:16122602.JPG|thumb|300px|名実尚柿韓牛のロースピョンチェ]]
:尚州畜産農協では尚州の特産物である干し柿の生産過程で出る柿の皮を利用し、韓牛の飼料とする試みを2000年初め頃から始めた。当初、「尚州の柿を食べる韓牛」としてブランド化を進め、後に「名実尚柿韓牛(명실상감한우)」との名称に変更した。柿の皮を利用した飼料の製造方法は特許登録もされている<ref>[http://gamso.nonghyup.com/user/indexSub.do?codyMenuSeq=12064077&siteId=gamso 브랜드소개] 、尚州畜産農協ウェブサイト、2016年12月25日閲覧</ref>。2009年10月には軒新洞(헌신동)に尚州畜産農協が直接運営する焼肉店「名実尚柿韓牛広報テーマタウン店(명실상감한우 홍보테마타운점)」をオープンした<ref>[http://gamso.nonghyup.com/user/indexSub.do?codyMenuSeq=12064084&siteId=gamso 홍보테마타운 소개] 、尚州畜産農協ウェブサイト、2016年12月25日閲覧</ref>。同店では名実尚柿韓牛の焼肉やユッケ(牛刺身、육회)、ロースピョンチェ(炙り薄切り肉の野菜巻き、로스편채)などのメニューを味わえる。また、ランチ200食限定のサンガムハヌタン(牛カルビのスープ、상감한우탕)は、これを目当てに行列ができるほどの人気を誇る。
+
:マッククスはそば粉で作った冷たい麺料理(料理の詳細は「[[マッククス(冷やしそば/막국수)]]」の項目を参照)。郡内の蓬坪地区は全国的に有名なそばの名産地である。生産量では済州島などが上回るものの、韓国を代表する小説家、李孝石(イ・ヒョソク、이효석)が蓬坪を舞台に書いた短編小説『そばの花咲く頃(메밀꽃 필 무렵)』の名声による印象が大きい。蓬坪では毎年そばの白い花が咲く9月に「孝石文化祭(효석문화제)」を開催<ref>[http://www.hyoseok.com/ 평창효석문화제] 、孝石文化祭ウェブサイト、2017年3月25日閲覧</ref>。蓬坪におけるそばを利用した料理の代表格がマッククスであり、蓬坪伝統市場の周辺に専門店が多く集まる。
 +
 
 +
*その他のそば料理
 +
:蓬坪のマッククス専門店では、それ以外にもそば粉を用いた郷土料理を提供する。代表的なものにメミルブチム(そばのチヂミ、[[메밀부침]])、メミルチョンビョン(キムチのそばクレープ巻き、[[메밀전병]])、メミルムクムチム(そば寒天の和え物、[[메밀묵무침]])などがある。また、蓬坪ではそば粉を利用した新しい料理も創作されており、[[チンパン(あんまん/찐빵)]]、[[タッカンジョン(鶏の蜜唐揚げ/닭강정)]]、[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]、[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]などを提供する店がある。
  
 
=== オサムプルコギ(スルメイカと豚バラ肉の炒め物/오삼불고기) ===
 
=== オサムプルコギ(スルメイカと豚バラ肉の炒め物/오삼불고기) ===
29,495

回編集