「大邱市の料理」の版間の差分

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*ヌルングクス
 
*ヌルングクス
 
:大邱10味のひとつに数えられるヌルングクス([[누른국수]])とは、いわゆる[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]を指す。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉と黄な粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。
 
:大邱10味のひとつに数えられるヌルングクス([[누른국수]])とは、いわゆる[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]を指す。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉と黄な粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。
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*ウドンプルコギ
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:大邱駅から達城公園に至る北城路(북성로)一帯には、夜になると駐車場などの空いたスペースにテント屋台が出る。どの店でも[[ウドン(うどん/우동)]]と、[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]を提供することから、両者を合わせてウドンプルコギ(우동불고기)と呼ぶ。屋台の発祥は1970年代からで、近隣にうどんの製麺工場があったことから名物となった。当初はウドンとともに[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]を提供していたが、徐々に薄切りの豚肉を網焼きにするスタイルとなったという。現在は10軒ほどが営業しているが、近隣に高層アパートができることから煙や騒音が問題となり、2017年9月頃をメドに建物内への移転が進められている(八田靖史の取材記録より、2017年6月24日)。北城路は日本統治時代に日本人が多く住んでいた地域でもあり、当時の地図を見ると数軒のうどん店が存在するのを確認できる<ref>「昭和十年代大邱府本町小学校区之図」より。</ref>。
  
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
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