世宗市の料理

この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

世宗市(セジョンシ、세종시)は韓国の中西部に位置する地域。本ページでは世宗市の料理、特産品について解説する。

地域概要

世宗市は韓国の中西部に位置する地域。韓国で唯一の特別自治市(高度な自治権を保証された地方自治団体)である。2012年7月1日に韓国で17番目の広域地方自治団体(特別市、広域市、特別自治市、道、特別自治道)として発足した。北部は忠清南道天安市、東部は忠清北道清州市、南東部は広域市の大田市、南西部から西部にかけては忠清南道公州市と接する。人口は38万3591人(2022年12月)[1]。面積は464.9平方キロ(2021年)[2]。市の北部は車嶺山脈(チャリョンサンメク、차령산맥)の一角を成す丘陵地が多く、南部には錦江(クムガン、금강)が流れ、中央部からは美湖川(ミホチョン、미호천)が注ぐ。代表的な観光地としては、世宗湖水公園(세종호수공원)、大統領記録館(대통령기록관)、国立世宗図書館(국립세종도서관)などがある。ソウル市から世宗市までは、ソウル駅、龍山駅からITX-セマウルやムグンファで鳥致院駅まで約1時間30分の距離。また、ソウル高速バスターミナル、東ソウル総合ターミナルなどから世宗高速市外バスターミナルまで高速バスで約1時間30~50分の距離である。

  • 世宗市発足の経緯
世宗市は忠清南道の燕岐郡(ヨンギグン、연기군)全体と公州市の一部、忠清北道旧・清原郡を統合して、2012年7月1日に誕生した。もともとの背景には盧武鉉大統領の時代に首都の移転を企図したことがあり、首都の移転自体は実現しなかったが、一部の首都機能を移すために世宗市が発足した。世宗市成立の根拠となる2010年12月27日施行の「世宗特別自治市設置等に関する特別法」第1条(目的)では、「本法は世宗特別自治市を設置することによって首都圏の過度な集中による副作用を抑え、地域開発および国家の均衡発展と国家競争力の強化の支えとなることを目的とする」(原文1)としている[3]
【原文1】
제1조(목적) 이 법은 세종특별자치시를 설치함으로써 수도권의 과도한 집중에 따른 부작용을 시정하고 지역개발 및 국가 균형발전과 국가경쟁력 강화에 이바지함을 목적으로 한다.

食文化の背景

市北部に位置する鳥致院邑はかつて燕岐郡の郡庁所在地であり、1905年の京釜線開通時に鳥致院駅ができたことで地域の中心として発展した。鳥致院邑の高福貯水池一帯には、石板に載せて提供するテジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)の専門店が集まっており、豚肉を焼く煙(韓国語でヨンギ、연기)を燕岐(ヨンギ、연기)郡に引っ掛けて話題となっていた。鳥致院邑は韓国を代表するモモの名産地でもあり、梨、ブドウなどの生産も盛んである。

代表的な料理

  • テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)燕西面

代表的な特産品

  • ポクスンア(モモ/복숭아)鳥致院邑
  • ペ(梨/배)鳥致院邑

代表的な酒類・飲料

飲食店情報

エピソード

脚注

  1. 주민등록 인구통계 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月26日閲覧
  2. 행정구역별・지목별 국토이용현황_시군구 、KOSIS(国家統計ポータル)、2023年1月26日閲覧
  3. 세종특별자치시 설치 등에 관한 특별법 、国家法令情報センターウェブサイト、2018年8月2日閲覧

外部リンク

関連サイト
制作者関連サイト

関連項目