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[[ファイル:17112604.JPG|thumb|300px|ソルロンタンとカクトゥギ(右上)]] | [[ファイル:17112604.JPG|thumb|300px|ソルロンタンとカクトゥギ(右上)]] | ||
カクトゥギは、大根の角切りキムチ。さいの目に切って塩漬けにした大根を、粉唐辛子、ニンニク、ショウガ、塩辛などを混ぜ合わせた薬味ダレに漬け込んで作る。カクトゥギに使われる大根はチョソンム(朝鮮大根、[[조선무]])と呼ばれるもので、日本の大根よりも寸が詰まって太い。主に家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。中でも[[ソルロンタン(牛スープ/설렁탕)]]や、[[コムタン(牛スープ/곰탕)]]といったスープ料理との相性がよいとされ、これらを専門とする店ではカクトゥギを自慢とするところが多い。また一部の店ではカクトゥギの汁を、スープに入れて味付けにしたりもする。類似の料理としては、[[ムキムチ(大根のキムチ/무김치)]]、[[チョンガッキムチ(小大根のキムチ/총각김치)]]などがある。 | カクトゥギは、大根の角切りキムチ。さいの目に切って塩漬けにした大根を、粉唐辛子、ニンニク、ショウガ、塩辛などを混ぜ合わせた薬味ダレに漬け込んで作る。カクトゥギに使われる大根はチョソンム(朝鮮大根、[[조선무]])と呼ばれるもので、日本の大根よりも寸が詰まって太い。主に家庭の常備菜、副菜として作られるほか、飲食店でも副菜のひとつとして提供される。中でも[[ソルロンタン(牛スープ/설렁탕)]]や、[[コムタン(牛スープ/곰탕)]]といったスープ料理との相性がよいとされ、これらを専門とする店ではカクトゥギを自慢とするところが多い。また一部の店ではカクトゥギの汁を、スープに入れて味付けにしたりもする。類似の料理としては、[[ムキムチ(大根のキムチ/무김치)]]、[[チョンガッキムチ(小大根のキムチ/총각김치)]]などがある。 | ||
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;『朝鮮料理製法』(1921年)の記述 | ;『朝鮮料理製法』(1921年)の記述 | ||
− | : | + | :方信栄(방신영)によって1917年に初めて書かれ、その後も増補を重ねた『朝鮮料理製法(조선요리제법)』にはカクトゥギの調理法が紹介されている。カクトゥギという名前で文献に登場するのはこれが初めてである(目次では「깍둑이」、本文では「각뚝이」と表記されている。1921年、1937年の版で確認)<ref>[http://www.koreantk.net/ktkp2014/kfood/kfood-view.view?foodCd=106660 깍두기, 조선요리제법(1921)] 、韓国伝統知識ポータル、2018年1月28日閲覧</ref><ref>方信栄, 1937, 『朝鮮料理製法』, 悦話堂, P3, 99-100</ref>。 |
;『朝鮮無双新式料理製法』(1930年)の記述 | ;『朝鮮無双新式料理製法』(1930年)の記述 |