「オデン(おでん/오뎅)」の版間の差分

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=== 20世紀前半 ===
 
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*釜山日報の記事
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:1916年10月21日付けの紙面には、「蒲鉾屋に注意 ▽虎疫予防に就て」という記事が掲載されている。釜山署における食中毒への対策を報じたもので、記事は日本語で書かれており、全文は以下の通りである。「釜山には蒲鉾屋が十六軒ある。魚類を使用するので時節柄大(おおい)に注意の必要あるより、釜山署では昨廿日(はつか)全部を喚び出して衛生上の注意を加へたが、従来蒲鉾に用いた魚屑は肥料以外に売る事は出来ぬ事となってゐるにも拘はらず盛んに朝鮮人に売ってゐた者もあったので厳重に今後を戒められた者があった」<ref>[http://db.history.go.kr/item/imageViewer.do?levelId=npbs_1916_10_21_v0005_0800 蒲鉾屋に注意 ▽虎疫予防に就て] 、韓国史データベース、2017年11月2日閲覧</ref>。
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*釜山日報の記事
 
*釜山日報の記事
 
:釜山日報は2011年3月8日付けの記事「[釜山の老舗] ① '釜山オムク' サムジン食品・ヨンジン食品」にて釜山とオデンの関係について歴史を紐解いており、記事内では「1924年、朝鮮総督府が発行した『朝鮮の市場』という本に『富平市場は米、オムク(練り製品)、野菜、青果物などが主要な種類を成した』との記録が出てくる。おそらく釜山オムクの歴史を確認できる最初の記録ではないかと思う」と述べている(原文3)。この内容は他所でも引用されて韓国、また釜山におけるオデンの歴史を語る重要な資料とされているが、実際にその典拠である『朝鮮の市場』を見てみると、「富平市場(当時は富平町市場)」の項目に該当する記述は見当たらない<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/983970/218?viewMode= 朝鮮の市場] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号218、P382)、2017年10月27日閲覧</ref>。
 
:釜山日報は2011年3月8日付けの記事「[釜山の老舗] ① '釜山オムク' サムジン食品・ヨンジン食品」にて釜山とオデンの関係について歴史を紐解いており、記事内では「1924年、朝鮮総督府が発行した『朝鮮の市場』という本に『富平市場は米、オムク(練り製品)、野菜、青果物などが主要な種類を成した』との記録が出てくる。おそらく釜山オムクの歴史を確認できる最初の記録ではないかと思う」と述べている(原文3)。この内容は他所でも引用されて韓国、また釜山におけるオデンの歴史を語る重要な資料とされているが、実際にその典拠である『朝鮮の市場』を見てみると、「富平市場(当時は富平町市場)」の項目に該当する記述は見当たらない<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/983970/218?viewMode= 朝鮮の市場] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号218、P382)、2017年10月27日閲覧</ref>。
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