33,033
回編集
| 39行目: | 39行目: | ||
=== オニャンプルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) === | === オニャンプルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) === | ||
| − | [[ファイル:24121804.JPG|thumb | + | [[ファイル:24121804.JPG|300px|thumb|ソクセプルコギ]] |
| − | :[[ | + | :オニャンプルコギ([[언양불고기]])は、[[蔚州郡の料理|蔚州郡]]彦陽邑(オニャンウプ、언양읍)式の牛焼肉(「[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]」の項目も参照)。薄切りの牛肉に醤油、ゴマ油、砂糖などで下味をつけ、両面焼き用の網で挟み、炭火の上で何度もひっくり返しながら焼く。いわゆる、[[ソクセプルコギ(牛肉の網焼き/석쇠불고기)]]の一種である。彦陽邑は古くからセリの名産地であり、サンチュなどの葉野菜に包む際、一緒に加えてシャキシャキとした瑞々しさを楽しむ。彦陽市外バスターミナルの近くに焼肉店が集まっている。 |
| − | * | + | *歴史 |
| − | : | + | :彦陽邑では日本統治時代に牛市場が開かれて賑わい、周辺地域で飼育された牛の集散地となった。1915年の朝鮮総督府調査によれば、当時の蔚山郡では1万4976頭の牛を飼育しており、近隣の[[釜山市の料理|釜山市]]や、[[慶尚南道の料理|慶尚南道]][[金海市の料理|金海市]]、[[密陽市の料理|密陽市]]と比べてもはるかに多い<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1484602/1/47 朝鮮総督府, 1916, 『朝鮮彙報 (16)』(大正5年6月1日号), 朝鮮総督府, P79] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号47/171)、2026年4月6日閲覧</ref>。1921年の調査でも、畜牛数、生産数ともに[[慶尚南道の料理|慶尚南道]]でもっとも多い<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1484602/1/47 朝鮮総督府慶尚南道 編纂, 1922, 『道勢一班』(大正5年6月1日号), 慶尚南道, P100-101] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号69/124)、2026年4月6日閲覧</ref>。こうした背景から彦陽邑では牛肉料理が発達したと考えられている。 |
| + | |||
| + | :当初は家庭料理として普及したが、1960年代に入って飲食店でも扱うようになった。1960年代後半に、京釜高速道路の敷設工事を行った際、全国から集まった労働者らが牛肉料理を好んで食べたのがきっかけと語られることが多い。2001年に彦陽邑が編纂した『彦陽邑誌(언양읍지)』によれば、1969年に沈参萬(シム・サムマン、심삼만)が開いた店が元祖とされる<ref>[https://nl.go.kr/NL/contents/search.do?#viewKey=CNTS-00055358419&viewType=C 彦陽邑誌発刊推進委員会, 2001, 『彦陽邑誌』, 彦陽邑誌発刊推進委員会, P639(コマ番号640/1066)] 、韓国国立中央図書館、2026年4月6日閲覧</ref>。屋号は「釜山食肉店(부산식육점)」で、現在も焼肉店が多く集まる南部里(ナムブリ、남부리)153-2にあった。「練炭の火で、塩を振った豚肉や牛肉を網焼きにした」ともあり、これは現在のオニャンプルコギと共通する。 | ||
*オニャントッカルビ(언양떡갈비) | *オニャントッカルビ(언양떡갈비) | ||
| − | :近年は[[ソクセプルコギ(牛肉の網焼き/석쇠불고기)|ソクセプルコギ]] | + | :近年は[[ソクセプルコギ(牛肉の網焼き/석쇠불고기)|ソクセプルコギ]]のスタイルだけでなく、[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]をメニューに載せる店も増えている。牛肉を薄切りにして焼く[[ソクセプルコギ(牛肉の網焼き/석쇠불고기)|ソクセプルコギ]]に対し、牛肉を叩いて味付けをした後、餅状にまとめて焼くのが特徴である。 |
*韓国3大プルコギ | *韓国3大プルコギ | ||