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*丹陽九景市場 | *丹陽九景市場 | ||
− | :丹陽九景市場(タニャンクギョンシジャン、단양구경시장)は、丹陽邑道田里(タニャンウプ トジョンニ、단양읍 | + | :丹陽九景市場(タニャンクギョンシジャン、단양구경시장)は、丹陽邑道田里(タニャンウプ トジョンニ、단양읍 도전리)に位置する市場。地元でとれたニンニクの集散地であり、収穫後の6月下旬~8月頃は大勢の人が集まって賑わう。市場内ではニンニクの販売を行うほか、[[スンデ(韓国式の腸詰/순대)|マヌルスンデ(ニンニク入りの腸詰め、마늘순대)]]、マヌルトンダク(ニンニクフライドチキン、[[마늘통닭]])、[[マンドゥ(餃子/만두)|マヌルマンドゥ(ニンニク餃子、마늘만두)]]、フンマヌルパン(黒ニンニク饅頭、[[흑마늘빵]])など、自慢のニンニクを利用した名物グルメも多い。 |
== 代表的な料理 == | == 代表的な料理 == | ||
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== 代表的な特産品 == | == 代表的な特産品 == | ||
=== ユッチョクマヌル(6片ニンニク) === | === ユッチョクマヌル(6片ニンニク) === | ||
− | :ユッチョクマヌル([[육쪽마늘]])は、6片種のニンニク。寒地型の在来種で、鱗片数が6片(7、8片の場合もある)と、鱗片のひとつひとつが大きいことを特徴とする。外来種である暖地型に比べて生産量では劣るものの、辛味、香味が強く、貯蔵性に優れるとされる。丹陽郡は韓国を代表するユッチョクマヌルの名産地であり、石灰質の土壌と昼夜の寒暖差が栽培に適している。2007年5月には「丹陽ニンニク(단양마늘)」の名前で、農林畜産食品部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第29号として登録された<ref>[ | + | :ユッチョクマヌル([[육쪽마늘]])は、6片種のニンニク。寒地型の在来種で、鱗片数が6片(7、8片の場合もある)と、鱗片のひとつひとつが大きいことを特徴とする。外来種である暖地型に比べて生産量では劣るものの、辛味、香味が強く、貯蔵性に優れるとされる。丹陽郡は韓国を代表するユッチョクマヌルの名産地であり、石灰質の土壌と昼夜の寒暖差が栽培に適している。2007年5月には「丹陽ニンニク(단양마늘)」の名前で、農林畜産食品部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第29号として登録された<ref>[http://kpgi.co.kr/page/?mo_id=specialty&id=181&wr_id=202 단양마늘] 、韓国地理的表示特産品連合会ウェブサイト、2023年8月31日閲覧</ref>。 |
*ユッチョクマヌルパン | *ユッチョクマヌルパン | ||
[[ファイル:23050603.JPG|thumb|300px|ユッチョクマヌルパン]] | [[ファイル:23050603.JPG|thumb|300px|ユッチョクマヌルパン]] | ||
− | :ユッチョクマヌルパン([[육쪽마늘빵]])は、[[江原道の料理|江原道]][[江陵市の料理|江陵市]]のベーカリー「Pain | + | :ユッチョクマヌルパン([[육쪽마늘빵]])は、[[江原道の料理|江原道]][[江陵市の料理|江陵市]]のベーカリー「Pain Famille(팡파미유)」で販売されるガーリッククリームチーズパン。丹陽郡のユッチョクマヌルを使用し、形状も上部を6片にカットしている。2019年に韓国のテレビ番組が取り上げたことなどをきっかけとして有名になり<ref>[https://programs.sbs.co.kr/culture/lifemaster/vod/55733/22000321863 659회 생활의 달인/강릉 마늘빵의 달인] 、SBSウェブサイト、2023年5月7日閲覧</ref>、[[ソウル市の料理|ソウル市]]の百貨店で出張販売を行ったところ、海外の観光客からも注目を集めるようになった。マレーシアやインドネシアなどでは「コリアンクリームチーズガーリックブレッド」として広まり、日本では2021年5月に「俺のBakery」が期間限定で発売したことから<ref>[https://www.oreno.co.jp/2021/05/14/oreno_zaiakupan202105 韓国屋台で大行列のマヌルパンを再現した 「俺の罪悪パン」を期間限定で販売!] 、俺の株式会社ウェブサイト、2023年5月7日閲覧</ref>、知名度が高まって「マヌルパン」の名前でブームになった。 |
=== アロニア === | === アロニア === |