「アグチム(アンコウの蒸し煮/아구찜)」の版間の差分

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=== 1960~70年代 ===
 
=== 1960~70年代 ===
 
;こぶおばあさんの店
 
;こぶおばあさんの店
:明確な資料は見当たらないものの、こぶおばあさん(혹부리 할머니)と呼ばれる人物が最初に考案したとの話が伝わる<ref>[http://www.koreatimes.com/article/20061012/342733 김영복과 떠나는 이야기가 있는 음식여행 (19) 아귀어 요리] 、韓国日報(2006年10月13日付記事)、2025年8月17日閲覧</ref>。こぶおばあさんは本名も店名も不明だが、住所は「東城洞(トンソンドン、동성동)186」にあったとされる。現在「午東洞文化広場(오동동문화광장)」のある向かいで、アグチムの専門店が集まる一角である。寒い冬のある日、客のひとりがアンコウを持参して料理を作って欲しいと頼んだが、こぶおばあさんは見た目にグロテスクなので、そのまま店の裏に放っておいた。しばらく忘れていたが、気付いてみるとほどよく水分が抜けて熟成していた。これを蒸し煮にして客に出してみたところ好評を得て、定番のメニューになった。
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:明確な資料は見当たらないものの、こぶおばあさん(혹부리 할머니)と呼ばれる人物が最初に考案したとの話が伝わる<ref>황교익, 2000, 『맛 따라 갈까 보다』, 디자인하우스, P64-70</ref><ref>[http://www.koreatimes.com/article/20061012/342733 김영복과 떠나는 이야기가 있는 음식여행 (19) 아귀어 요리] 、韓国日報(2006年10月13日付記事)、2025年8月17日閲覧</ref>。こぶおばあさんは本名も店名も不明だが、住所は「東城洞(トンソンドン、동성동)186」にあったとされる。現在「午東洞文化広場(오동동문화광장)」のある向かいで、アグチムの専門店が集まる一角である。寒い冬のある日、客のひとりがアンコウを持参して料理を作って欲しいと頼んだが、こぶおばあさんは見た目にグロテスクなので、そのまま店の裏に放っておいた。しばらく忘れていたが、気付いてみるとほどよく水分が抜けて熟成していた。これを蒸し煮にして客に出してみたところ好評を得て、定番のメニューになった。
  
 
;「チンチャチョガチプ」の創業
 
;「チンチャチョガチプ」の創業
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