「サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)」の版間の差分

326行目: 326行目:
 
:[[忠清北道の料理|忠清北道]][[清州市の料理|清州市]]にはサムギョプサルなどの豚焼肉を醤油ダレに浸してから焼く習慣があり、これを現地ではシオヤキ([[시오야끼]])と呼び、サムギョプサル以外の部位も含めて醤油ダレに浸して食べる豚焼肉を総称する。日本語の「塩焼き」に由来する言葉であり、清州市には日本統治時代に多くの日本人が住んでいた。いわゆるソグムグイ(豚肉の塩焼き、[[소금구이]])をシオヤキと呼んだのが、醤油ダレのつけ焼きにも転用されたと見られる。若い世代ではシオヤキという言葉を知らないことも多く、現地ではこの食べ方を「醤油サムギョプサル」という意味で、カンジャンサムギョプサル([[간장삼겹살]])とも称する。醤油ダレにはタマネギ、ショウガなどが入り、豚肉の雑味を取る意味合いがあるが、近年は店によって韓方材を加えるところも増えている。醤油ダレはカンジャンムル([[간장물]])、またはチランムル([[지랑물]])と称する。清州市の西門洞(ソムンドン、서문동)地区にはサムギョプサルの専門店が集まっており、一帯をサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)と呼ぶ。清州市ではサムギョプサルデーの3月3日を前後して、毎年「清州サムギョプサル祭り(청주삼겹살축제)」を開催している。
 
:[[忠清北道の料理|忠清北道]][[清州市の料理|清州市]]にはサムギョプサルなどの豚焼肉を醤油ダレに浸してから焼く習慣があり、これを現地ではシオヤキ([[시오야끼]])と呼び、サムギョプサル以外の部位も含めて醤油ダレに浸して食べる豚焼肉を総称する。日本語の「塩焼き」に由来する言葉であり、清州市には日本統治時代に多くの日本人が住んでいた。いわゆるソグムグイ(豚肉の塩焼き、[[소금구이]])をシオヤキと呼んだのが、醤油ダレのつけ焼きにも転用されたと見られる。若い世代ではシオヤキという言葉を知らないことも多く、現地ではこの食べ方を「醤油サムギョプサル」という意味で、カンジャンサムギョプサル([[간장삼겹살]])とも称する。醤油ダレにはタマネギ、ショウガなどが入り、豚肉の雑味を取る意味合いがあるが、近年は店によって韓方材を加えるところも増えている。醤油ダレはカンジャンムル([[간장물]])、またはチランムル([[지랑물]])と称する。清州市の西門洞(ソムンドン、서문동)地区にはサムギョプサルの専門店が集まっており、一帯をサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)と呼ぶ。清州市ではサムギョプサルデーの3月3日を前後して、毎年「清州サムギョプサル祭り(청주삼겹살축제)」を開催している。
 
*慶尚北道清道郡
 
*慶尚北道清道郡
:[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[清道郡の料理|清道郡]]はセリの名産地であり、セリと一緒に焼いたり、生のセリ([[미나리]])でサムギョプサルを包んだりして味わうミナリサムギョプサル([[미나리삼겹살]])が有名。
+
:[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[清道郡の料理|清道郡]]の南部を流れるハンジェ川(ハンジェチョン、한재천)一帯は、セリの名産地として知られ、ミナリサムギョプサル(セリと豚バラ肉の焼肉、[[미나리삼겹살]])が有名である。豚バラ肉と一緒に焼くことで、セリが脂を吸って美味しくなるほか、生のセリに焼けた豚バラ肉を載せて食べると爽やかな味わいを楽しめる。専門店ではミナリジョン(セリのチヂミ、[[미나리전]])、ミナリピビムパプ(セリのビビンバ、[[미나리비빔밥]])といった料理も提供する。
 +
 
 
*全羅南道高興郡
 
*全羅南道高興郡
 
:[[全羅南道の料理|全羅南道]][[高興郡の料理|高興郡]]の過駅面過駅里(クァヨンミョン クァヨンニ、과역면 과역리)には、サムギョプサルペッパン(豚バラ肉の焼肉定食、[[삼겹살백반]])の専門店が集まっており、地域の名物となっている。[[テペサムギョプサル(薄切り豚バラ肉の焼肉/대패삼겹살)]]をメインに、ごはんとたくさんの副菜を添えたセットを指し、もともとは技士食堂(職業ドライバー向け飲食店、[[기사식당]])として普及した。
 
:[[全羅南道の料理|全羅南道]][[高興郡の料理|高興郡]]の過駅面過駅里(クァヨンミョン クァヨンニ、과역면 과역리)には、サムギョプサルペッパン(豚バラ肉の焼肉定食、[[삼겹살백반]])の専門店が集まっており、地域の名物となっている。[[テペサムギョプサル(薄切り豚バラ肉の焼肉/대패삼겹살)]]をメインに、ごはんとたくさんの副菜を添えたセットを指し、もともとは技士食堂(職業ドライバー向け飲食店、[[기사식당]])として普及した。
32,549

回編集