「晋州市の料理」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
29行目: 29行目:
  
 
;『別乾坤』(1929年)の記述
 
;『別乾坤』(1929年)の記述
 +
:全国の名物料理を紹介する「珍品・名品・天下名食八道名食礼賛」という企画があり、晋州市の出身と見られる飛鳳山人なる人物がチンジュピビムパプについてコラムを書いている。飛鳳山(ピボンサン、비봉산)は晋州市の市街地近くにある低山である。文中では以下のように作り方を紹介したうえで、万人受けするのはもちろん、胃袋へのどっしりとした満足感も格別」と述べている。
 +
 
:「まず、真っ白いごはんの上に、色合いの調和を考えながら、いろいろな具材をぐるりと配していきます。青々とした野菜の横に[[コサリナムル(ワラビのナムル/고사리나물)|ワラビのナムル]]、その隣には淡い黄色をした[[スクチュナムルムチム(緑豆モヤシのナムル/숙주나물무침)|緑豆モヤシのナムル]]といった具合。次に、肉を細かく叩いて煮込んだ醬油味のスープを少量、食べるときに混ぜやすくなる程度にほどよく注ぎます。その上にガラス片のようなチョンポムク(緑豆寒天、[[청포묵]])と、ファンポムク〈クチナシで色付けした黄色い緑豆寒天〉を三、四個のせて、細かく刻んだ[[ユッケ(牛刺身/육회)|ユッケ]]〈牛刺身〉を添え、後を引く味わいのコチュジャンを少量添えればできあがり」<ref name="bibongsanin"></ref><ref>イ・サン編, 八田靖史訳, 2025, 『書かずにいられない味がある: 100年前の韓食文学』, CUON, P202-203</ref>(丸カッコ内は訳注)
 
:「まず、真っ白いごはんの上に、色合いの調和を考えながら、いろいろな具材をぐるりと配していきます。青々とした野菜の横に[[コサリナムル(ワラビのナムル/고사리나물)|ワラビのナムル]]、その隣には淡い黄色をした[[スクチュナムルムチム(緑豆モヤシのナムル/숙주나물무침)|緑豆モヤシのナムル]]といった具合。次に、肉を細かく叩いて煮込んだ醬油味のスープを少量、食べるときに混ぜやすくなる程度にほどよく注ぎます。その上にガラス片のようなチョンポムク(緑豆寒天、[[청포묵]])と、ファンポムク〈クチナシで色付けした黄色い緑豆寒天〉を三、四個のせて、細かく刻んだ[[ユッケ(牛刺身/육회)|ユッケ]]〈牛刺身〉を添え、後を引く味わいのコチュジャンを少量添えればできあがり」<ref name="bibongsanin"></ref><ref>イ・サン編, 八田靖史訳, 2025, 『書かずにいられない味がある: 100年前の韓食文学』, CUON, P202-203</ref>(丸カッコ内は訳注)
  
33,423

回編集

案内メニュー