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[[ファイル:26040602.JPG|300px|thumb|盤亀台岩刻画(枠線で囲んだ場所に描かれているが画像上は見えない)]] | [[ファイル:26040602.JPG|300px|thumb|盤亀台岩刻画(枠線で囲んだ場所に描かれているが画像上は見えない)]] | ||
| − | + | 蔚山という地名は原三国時代(三韓時代)にこの地を統治した于尸山(ウシサン、우시산)国に由来し、山に囲まれた地域を意味する。現在でこそ港湾都市、工業都市としての印象が強くあるものの、内陸部の[[蔚州郡の料理|蔚州郡]]には嶺南アルプス(ヨンナム アルプス、영남알프스)という景色の美しい山岳地域が連なり、自然の豊かな地域でもある。沿岸部では漁業、養殖業が盛んであり、亭子港(チョンジャハン、정자항)、日山港(イルサナン、일산항)、方漁津港(パンオジナン、방어진항)、長生浦港(チャンセンポハン、장생포항)といった漁港には、たくさんの魚介が水揚げされる。主要な名産品に、ズワイガニ([[대게]])、ソウハチガレイ([[참가자미]]、[[용가자미]])、岩ワカメ([[돌미역]])などがある。[[蔚州郡の料理|蔚州郡]]の彦陽(オニャン、언양)地区は古くから交通の要衝であり、日本統治時代以降に牛市場が置かれたことから牛肉料理が発達している。 | |
古くからの捕鯨文化を守る町という側面もあり、市内の長生浦(チャンセンポ、장생포)地区は韓国で唯一のクジラ文化特区に指定される。こうした捕鯨文化は[[蔚州郡の料理|蔚州郡]]に残る新石器時代の壁画にも残されているほど歴史が古く、彦陽邑大谷里(オニャンウプ テゴンニ、언양읍 대곡리)の盤亀台岩刻画(パングデ アムガックァ、반구대 암각화、国宝第285号)にはたくさんのクジラが描かれている。また、斗東面川前里(トゥドンミョン チョンジョンニ、두동면 천전리)の銘文と岩刻画(ミョンムングァ アムガクァ、명문과 암각화、国宝147号)には、新石器時代の壁画に加えて新羅時代に追加された絵と文章も刻まれている。両地域の岩刻画は、2025年にユネスコの世界文化遺産に登録された。 | 古くからの捕鯨文化を守る町という側面もあり、市内の長生浦(チャンセンポ、장생포)地区は韓国で唯一のクジラ文化特区に指定される。こうした捕鯨文化は[[蔚州郡の料理|蔚州郡]]に残る新石器時代の壁画にも残されているほど歴史が古く、彦陽邑大谷里(オニャンウプ テゴンニ、언양읍 대곡리)の盤亀台岩刻画(パングデ アムガックァ、반구대 암각화、国宝第285号)にはたくさんのクジラが描かれている。また、斗東面川前里(トゥドンミョン チョンジョンニ、두동면 천전리)の銘文と岩刻画(ミョンムングァ アムガクァ、명문과 암각화、国宝147号)には、新石器時代の壁画に加えて新羅時代に追加された絵と文章も刻まれている。両地域の岩刻画は、2025年にユネスコの世界文化遺産に登録された。 | ||