「チュオタン(ドジョウ汁/추어탕)」の版間の差分

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*全羅北道南原市
 
*全羅北道南原市
 
:[[全羅北道の料理|全羅北道]][[南原市の料理|南原市]]はチュオタンの本場として有名である。古典小説『春香伝(チュニャンジョン、춘향전)』の舞台となった広寒楼(クァンハルル、광한루)の周辺に専門店が集まっており、この一角を「南原チュオタン通り(남원추어탕거리)」と呼ぶ。中でも1959年創業の「セジプチュオタン(새집추어탕)」がもっとも古株として知られる。丸ドジョウを煮込んで作る[[ソウル市の料理|ソウル]]式に対し、下煮をしたドジョウをすりつぶして作るのが南原式(全羅道式)と大別されるが、現在は[[ソウル市の料理|ソウル市]]を含め、全国的に下煮をしてすりつぶす方式が主流になっている。専門店ではチュオタンのほか、[[ミクラジティギム(ドジョウの天ぷら/미꾸라지튀김)]]、ミクラジスッケ(ドジョウの炒め煮、[[미꾸라지숙회]])などの料理も提供する。
 
:[[全羅北道の料理|全羅北道]][[南原市の料理|南原市]]はチュオタンの本場として有名である。古典小説『春香伝(チュニャンジョン、춘향전)』の舞台となった広寒楼(クァンハルル、광한루)の周辺に専門店が集まっており、この一角を「南原チュオタン通り(남원추어탕거리)」と呼ぶ。中でも1959年創業の「セジプチュオタン(새집추어탕)」がもっとも古株として知られる。丸ドジョウを煮込んで作る[[ソウル市の料理|ソウル]]式に対し、下煮をしたドジョウをすりつぶして作るのが南原式(全羅道式)と大別されるが、現在は[[ソウル市の料理|ソウル市]]を含め、全国的に下煮をしてすりつぶす方式が主流になっている。専門店ではチュオタンのほか、[[ミクラジティギム(ドジョウの天ぷら/미꾸라지튀김)]]、ミクラジスッケ(ドジョウの炒め煮、[[미꾸라지숙회]])などの料理も提供する。
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== メモ ==
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;『京城日報』(1938年)の記述
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:1938年1月9日の紙面に連載記事「京城の味覚極樂」が掲載されており、チュオタンをテーマに取り上げている<ref>[https://www.nl.go.kr/newspaper/detail.do?content_id=CNTS-00129244047 京城の味覚極樂(と), "鰍湯"の卷] 、大韓民国新聞アーカイブ(京城日報1938年1月5日記事)、2025年9月7日閲覧</ref>。同記事ではソウル3大チュオタンのひとつ「兄弟チュオタン(형제추어탕、当時は兄弟酒店、現在は閉店)」の評判や料理の詳細、価格などを詳細に紹介している。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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