「大邱市の料理」の版間の差分

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== 地域概要 ==
 
== 地域概要 ==
 
[[ファイル:17081412.JPG|300px|thumb|大邱国際空港]]
 
[[ファイル:17081412.JPG|300px|thumb|大邱国際空港]]
大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する広域市(韓国に6ヶ所ある上級地方自治体)。北部、東部、西部は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]と接し、南部は[[慶尚南道の料理|慶尚南道]]と接する。人口は236万0493人(2025年3月)で、韓国の市としては[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]、[[仁川市の料理|仁川市]]に次いで4番目に多い<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 행정동별 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2023年8月25日閲覧</ref>。面積は1498平方キロ(2023年7月)で、特別市、広域市の中ではもっとも広い<ref>[https://www.hani.co.kr/arti/area/yeongnam/1070787.html 군위군, 내년 7월부터 대구시로 편입…법안 본회의 통과] 、ハンギョレ新聞(2022年12月8日記事)、2023年8月25日閲覧</ref>。
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大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する広域市(韓国に6ヶ所ある上級地方自治体)。北部、東部、西部は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]と接し、南部は[[慶尚南道の料理|慶尚南道]]と接する。人口は236万0493人(2025年3月)で、韓国の市としては[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]、[[仁川市の料理|仁川市]]に次いで4番目に多い<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 행정동별 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2023年8月25日閲覧</ref>。面積は1499.5平方キロ(2024年)で、特別市、広域市の中ではもっとも広い<ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=116&tblId=DT_MLTM_2300&conn_path=I2 행정구역별・지목별 국토이용현황_시군구] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2026年2月23日閲覧閲覧</ref>。
  
 
1981年に直轄市(その後、1995年に広域市)として独立するまでは[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]に属し、は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]庁も2016年2月までは大邱市に置かれていた(現在は[[安東市の料理|安東市]]に位置)。慶尚道全体の中間的な位置にあって交通の利便性に富むことから、1601年に慶尚監営(当時の道庁)が置かれるなど、地域の要衝として発展した。地理的には太白山脈(テベクサンメク、태백산맥)、小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)に東西を挟まれた位置にあり、北部に八公山(パルゴンサン、팔공산)、南部に最頂山(チェジョンサン、최정산)、琵瑟山(ピスルサン、비슬산)がそびえる盆地型の地形である。一帯を大邱盆地(テグブンジ、대구분지)とも呼び、大邱市の西部には洛東江(ナクトンガン、낙동강)が北から南へと流れる。
 
1981年に直轄市(その後、1995年に広域市)として独立するまでは[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]に属し、は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]庁も2016年2月までは大邱市に置かれていた(現在は[[安東市の料理|安東市]]に位置)。慶尚道全体の中間的な位置にあって交通の利便性に富むことから、1601年に慶尚監営(当時の道庁)が置かれるなど、地域の要衝として発展した。地理的には太白山脈(テベクサンメク、태백산맥)、小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)に東西を挟まれた位置にあり、北部に八公山(パルゴンサン、팔공산)、南部に最頂山(チェジョンサン、최정산)、琵瑟山(ピスルサン、비슬산)がそびえる盆地型の地形である。一帯を大邱盆地(テグブンジ、대구분지)とも呼び、大邱市の西部には洛東江(ナクトンガン、낙동강)が北から南へと流れる。
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== 代表的な料理 ==
 
== 代表的な料理 ==
 
[[ファイル:23010242.JPG|300px|thumb|ナプチャクマンドゥ]]
 
[[ファイル:23010242.JPG|300px|thumb|ナプチャクマンドゥ]]
大邱地域を代表する料理は「大邱10味([[대구십미]])」として選定されている。2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成したもので、[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]([[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|大邱式ユッケジャン]])、マクチャングイ(ギアラ焼き、豚の直腸焼き、[[막창구이]])、ムンティギ(牛刺身、[[뭉티기]])、[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]、ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋、[[논메기매운탕]])、[[ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)|ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)]]、[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)]]、ムチムフェ(刺身和え、[[무침회]])、ヤキウドン(辛口焼きうどん、[[야끼우동]])、[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]の10種類である<ref>[https://tour.daegu.go.kr/index.do?menu_id=00002947 대구가 자랑하는 10가지 별미] 、大邱観光案内ウェブサイト、2025年4月25日閲覧</ref>。[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]は、大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]と説明される場合もあり、店によって微差はあるものの、基本的には同じ料理として考えられる。
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大邱地域を代表する料理は「大邱10味([[대구십미]])」として選定されている。2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成したもので、[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]([[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|大邱式ユッケジャン]])、[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)|マクチャングイ(ギアラ焼き、豚の直腸焼き/막창구이)]][[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)|ムンティギ(牛刺身/뭉티기)]][[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]][[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)|ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)]][[ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)|ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)]]、[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)]][[フェムチム(刺身和え/회무침)|ムチムフェ(刺身和え/무침회)]]、ヤキウドン(辛口焼きうどん、[[야끼우동]])、[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]の10種類である<ref>[https://tour.daegu.go.kr/index.do?menu_id=00002947 대구가 자랑하는 10가지 별미] 、大邱観光案内ウェブサイト、2025年4月25日閲覧</ref>。[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]は、大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]と説明される場合もあり、店によって微差はあるものの、基本的には同じ料理として考えられる。
  
 
=== ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장) ===
 
=== ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장) ===
[[ファイル:17081403.JPG|thumb|300px|大邱式ユッケジャン]]
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[[ファイル:17081403.JPG|300px|thumb|大邱式ユッケジャン]]
 
:ユッケジャン([[육개장]])は、牛肉の辛口スープ(「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]」の項目も参照)。他地域の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]が細く裂いた牛肉にワラビ、豆モヤシ、溶き卵などの具を加えて作るのに対し、ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろになるまで煮込んだ長ネギの2種だけで作る。少量の芋茎や大根を入れることもあるが、牛肉の旨味と長ネギから出る甘味が味の要となる。慶尚道(キョンサンド、경상도)式の[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]ともほぼ共通する。スープにごはんを添えて提供するのが一般的だが、かわりに麺を入れて食べるユッククス(牛肉の辛口スープ麺、[[육국수]])という派生メニューもある。
 
:ユッケジャン([[육개장]])は、牛肉の辛口スープ(「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]」の項目も参照)。他地域の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]が細く裂いた牛肉にワラビ、豆モヤシ、溶き卵などの具を加えて作るのに対し、ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろになるまで煮込んだ長ネギの2種だけで作る。少量の芋茎や大根を入れることもあるが、牛肉の旨味と長ネギから出る甘味が味の要となる。慶尚道(キョンサンド、경상도)式の[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]ともほぼ共通する。スープにごはんを添えて提供するのが一般的だが、かわりに麺を入れて食べるユッククス(牛肉の辛口スープ麺、[[육국수]])という派生メニューもある。
  
 
*テグタンバン(大邱湯飯)
 
*テグタンバン(大邱湯飯)
:大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]は20世紀初めにテグタン(大邱湯、[[대구탕]])、またはテグタンバン(大邱湯飯、[[대구탕반]])という名前でも親しまれた。[[ソウル市の料理|ソウル市]]にもテグタンを出す店ができて流行料理となったが、現在はほぼ名称としては残っていない。日本の焼肉店で牛肉の辛いスープをテグタンと呼ぶのはテグタンバンがルーツである(詳細は[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)]]の項目を参照)。
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:大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]は20世紀初めにテグタン(大邱湯、[[대구탕]])、またはテグタンバン(大邱湯飯、[[대구탕반]])の名前でも親しまれた。[[ソウル市の料理|ソウル市]]にもテグタンを出す店ができて流行料理となったが、現在はほぼ名称としては残っていない。日本の焼肉店で牛肉の辛いスープをテグタンと呼ぶのはテグタンバンがルーツである(詳細は「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)]]」の項目を参照)。
  
 
=== タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥) ===
 
=== タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥) ===
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=== マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이) ===
 
=== マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이) ===
[[ファイル:17081404.JPG|thumb|300px|マクチャングイ]]
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[[ファイル:17081404.JPG|300px|thumb|マクチャングイ]]
:マクチャングイはギアラ(牛の第4胃)焼き、または豚の直腸焼き。マクチャン([[막창]])とはマジマクチャン(最後の腸、마지막창)という意味で、牛の場合はギアラ、豚の場合は直腸を表す。いずれも練炭や炭火で網焼きにして味わう。
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:マクチャングイ([[막창구이]])は、ギアラ(牛の第4胃、[[소막창]])、または豚の直腸([[돼지막창]])を焼いたもの(「[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]」の項目も参照)。マクチャン([[막창]])とはマジマクチャン(最後の腸、[[마지막창]])を意味し、牛の場合はギアラ、豚の場合は直腸を表す。いずれも練炭や炭火で網焼きにして味わう。
  
 
*アンジランコプチャン通り
 
*アンジランコプチャン通り
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=== ムンティギ(牛刺身/뭉티기) ===
 
=== ムンティギ(牛刺身/뭉티기) ===
[[ファイル:17081405.JPG|thumb|300px|ムンティギ]]
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[[ファイル:17081405.JPG|300px|thumb|ムンティギ]]
:ムンティギは牛肉の刺身。[[ユッケ(牛刺身/육회)]]のように味付けはせず、鮮度のよい赤身肉をひと口大に切り、コチュジャン([[고추장]])や、タデギ(唐辛子ペースト、[[다대기]])などの辛味ダレにつけて味わう。地方によってはセンゴギ([[생고기]])、[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)]]とも呼ばれるが、ムンティギははざくざくと切ることを表す擬音語のムントンムントン([[뭉텅뭉텅]])から来ている<ref>[http://tour.daegu.go.kr/PageLink.do?ret=home/kor/sleepneat/sleepneat03 뭉티기] 、大邱観光案内ウェブサイト、2017年8月8日閲覧</ref>。もともとはチョジゲサル([[처지개살]])と呼ばれるモモ肉の内側にある希少部位を用いたが、現在はモモの赤身部位全般を扱う。
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:ムンティギ([[뭉티기]])は、牛刺身(「[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)]]」の項目も参照)。[[ユッケ(牛刺身/육회)]]のように味付けはせず、鮮度のよい赤身肉をひと口大に切り、コチュジャン([[고추장]])や、タデギ(唐辛子ペースト、[[다대기]])などの辛味ダレにつけて味わう。同様の料理をセンゴギ([[생고기]])、[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)|ユクサシミ]]とも呼ぶが、ムンティギははざくざくと切ることを表す擬音語のムントンムントン([[뭉텅뭉텅]])から来ている<ref>[http://tour.daegu.go.kr/PageLink.do?ret=home/kor/sleepneat/sleepneat03 뭉티기] 、大邱観光案内ウェブサイト、2017年8月8日閲覧</ref>。もともとはチョジゲサル([[처지개살]])と呼ばれるモモ肉の内側にある希少部位を用いたが、現在はモモの赤身部位全般を用いる。
  
 
*その他の希少部位
 
*その他の希少部位
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=== チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비) ===
 
=== チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비) ===
[[ファイル:22122827.JPG|thumb|300px|チムカルビ]]
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[[ファイル:22122827.JPG|300px|thumb|チムカルビ]]
:チムカルビは辛い牛カルビの辛い煮物(「[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]」の項目も参照)。ぶつ切りにした牛カルビを甘辛く煮込んだもので、調理法としては[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]ともほぼ共通するが、みじん切りのニンニクや粉唐辛子のたくさん入る刺激的な味付けが特徴的である。1972年創業の元祖店「鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)」によれば、1970年代の初めに地下鉄工事が行われた際、近隣で働いていた労働者のリクエストに応える形で、辛く濃厚な味付けに仕上がっていったという(八田靖史の取材記録より、2011年12月11日)。アルマイトのチゲ用鍋([[양은 냄비]])で調理、提供され、残ったタレにはごはんを入れて混ぜて食べるのも定番である。
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:チムカルビ([[찜갈비]])は、カルビの辛い煮物(「[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]」の項目も参照)。ぶつ切りにした牛カルビ([[소갈비]])を甘辛く煮込んだもので、調理法は[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]ともほぼ共通するが、みじん切りのニンニクや粉唐辛子をたっぷりと加えた刺激的な味付けが特徴的である。1972年創業の元祖店「鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)」によれば、1970年代の初めに地下鉄工事が行われた際、近隣で働いていた労働者のリクエストに応える形で、辛く濃厚な味付けに仕上がっていったという(八田靖史の取材記録より、2011年12月11日)。アルマイトのチゲ用鍋([[양은 냄비]])で調理、提供され、残ったタレにはごはんを入れて混ぜて食べるのも定番である。
  
 
*東仁洞チムカルビ通り
 
*東仁洞チムカルビ通り
:大邱市中区東仁洞の東仁洞チムカルビ通り(동인동 찜갈비골목)には2017年6月現在、12軒のチムカルビ専門店が営業する。
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:中区東仁洞(チュング トンインドン、중구 동인동)の東仁洞チムカルビ通り(동인동 찜갈비골목)には2017年6月現在、12軒のチムカルビ専門店が営業する。
  
 
*西門市場のテジチムカルビ
 
*西門市場のテジチムカルビ
:西門市場(서문시장)内には豚カルビを使用したテジチムカルビ(豚カルビの辛い煮物、[[돼지찜갈비]])を提供する飲食店の集まる一角がある。
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:西門市場(ソムンシジャン、서문시장)内には豚カルビ([[돼지갈비]])を使用したテジチムカルビ(豚カルビの辛い煮物、[[돼지찜갈비]])を提供する飲食店の集まる一角がある。
  
 
=== ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동) ===
 
=== ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동) ===
[[ファイル:17081407.JPG|thumb|300px|ヤキウドン]]
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[[ファイル:17081407.JPG|300px|thumb|ヤキウドン]]
:ヤキウドンは辛口の海鮮焼きうどん。韓国式の[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]を汁なしに仕立てたアレンジ料理で、大邱を発祥とする中華料理として位置付けられる。名称こそ日本料理の「焼きうどん」と共通するが、もともと韓国の中華料理店には日本語が多く浸透しており、例えば焼き餃子のことはヤキマンドゥとも表現する(「[[マンドゥ(餃子/만두)]]」の項目も参照)。また、野菜や魚介を具とした温かいスープの麺料理を、日本式の麺料理とは別途、ウドン([[우동]])と称するため、この両者を総合してヤキウドンという名称に至った。中区南一洞に位置する「中和飯店(중화반점)」にて、1970年代に新メニューとして開発されたとされる。
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:ヤキウドン([[야끼우동]])は、辛口の海鮮焼きうどん。韓国式の[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]を汁なしに仕立てたアレンジ料理で、大邱市を発祥とする中国料理として位置付けられる。名称こそ日本料理の「焼きうどん」と共通するが、もともと韓国の中国料理店には日本語が多く浸透しており、焼き餃子をヤキマンドゥ([[야끼만두]])、ダールー麺をウドン([[우동2|우동]])と呼ぶことから、両者を総合してヤキウドンという名称に至った。中区南一洞(チュング ナミルトン、중구 남일동)に位置する「中和飯店(중화반점)」にて、1970年代に新メニューとして開発されたとされる。
  
 
=== 大邱10味以外の料理 ===
 
=== 大邱10味以外の料理 ===
 
:大邱10味として選定された料理以外にも大邱名物とされる料理は多い。
 
:大邱10味として選定された料理以外にも大邱名物とされる料理は多い。
;タットンチプ(닭똥집)
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;タットンチプ
:タットンチプは砂肝揚げ(「[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]」の項目も参照)。トンチプとも呼ぶ。東区新岩洞の平和市場(평화시장)を発祥とし、専門店の集まる一帯は「平和市場タットンチプ通り(평화시장 닭똥집 골목)」と呼ばれ、2017年6月現在、26軒の店がタットンチプを提供する(八田靖史の取材記録より、2017年6月25日)。1972年創業の元祖店「サマトンダク(삼아통닭)」によれば、当初はマッコリを専門とする居酒屋として営んでおり、おつまみとして砂肝を揚げて出したところ好評だったため、そちらが専門になって広まったという。砂肝だけでなく拍子切りにしたサツマイモも一緒に揚げ、味付けは塩味のほか、ヤンニョム(辛味ダレ、[[양념]])味、醤油味、ニンニク味などのバリエーションもある。
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:タットンチプ([[닭똥집]])は、砂肝揚げ(「[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]」の項目も参照)。トンチプ([[똥집]])とも呼ぶ。東区新岩洞(トング シナムドン、동구 신암동)の平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)を発祥とし、専門店の集まる一帯は「平和市場タットンチプ通り(평화시장 닭똥집 골목)」と呼ばれ、2017年6月現在、26軒の店がタットンチプを提供する(八田靖史の取材記録より、2017年6月25日)。1972年創業の元祖店「サマトンダク(삼아통닭)」によれば、当初は[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)|マッコリ]]を専門とする居酒屋を営んでおり、おつまみとして砂肝を揚げて出したところ好評だったため、そちらが専門になって広まったという。砂肝だけでなく拍子切りにしたサツマイモも一緒に揚げ、味付けは塩味のほか、ヤンニョム(辛味ダレ、[[양념]])味、醤油味、ニンニク味などのバリエーションがある。
  
;ヤンニョムオデン(양념오뎅)
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;ヤンニョムオデン
:ヤンニョムオデンは辛口のオデン(「[[オデン(おでん/오뎅)]]」の項目も参照)。パルガンオデン(赤いオデン、[[빨간오뎅]])とも呼ぶ。ワタリガニなどを加えた魚介ダシで、串に刺したオムク(魚の練り物、[[어묵]])を煮込んで作る。このとき大量の大豆モヤシも一緒に煮込み、オムクと併せて皿に盛り付けて提供する。同様の料理は[[忠清北道の料理|忠清北道]][[堤川市の料理|堤川市]]でも名物として知られる。
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:ヤンニョムオデン([[양념오뎅]])は、辛口のオデン(「[[オデン(おでん/오뎅)]]」の項目も参照)。パルガンオデン(赤いオデン、[[빨간오뎅]])とも呼ぶ。ワタリガニなどを加えた魚介ダシで、串に刺したオムク(魚の練り物、[[어묵]])を煮込んで作る。このとき大量の大豆モヤシも一緒に煮込み、オムクと併せて皿に盛り付けて提供する。同様の料理は[[忠清北道の料理|忠清北道]][[堤川市の料理|堤川市]]でも名物として知られる。
  
;ネンミョン(냉면)
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;ネンミョン
:ネンミョンは冷麺(「[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]」の項目も参照)。大邱市内には老舗の[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]専門店が点在し、朝鮮戦争によって北部から避難してきた人たちによってその歴史が始まっている。1950年6月に朝鮮戦争が始まると、当初は北側が大きく南へと戦線を押し下げ、南側では大邱市の西方および北方を流れる洛東江を最終的な防御線と定めるに至る。[[ソウル市の料理|ソウル]]を失ったことから首都機能は一時、[[大田市の料理|大田市]]を経て大邱市へと移り、1950年7月16日~8月17日まで大邱市が臨時首都となった後、さらに[[釜山市の料理|釜山市]]へ移った。この前後、大邱市へは北部からの避難民が多く移り住んでおり、[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]の本場である[[北朝鮮の料理|平壌]]の出身者も多く含まれた。1951年に創業した中区校洞(チュング キョドン、중구 교동)の「江山麺屋(강산면옥)」と、1953年に[[釜山市の料理|釜山市]]で創業したのち1969年に大邱市へと移転した中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)の「釜山安麺屋(부산안면옥)」はいずれも創業者が[[北朝鮮の料理|平壌]]出身であり、これに「釜山安麺屋」から分かれて1960年代後半に創業した中区桂山洞(チュング ケサンドン、중구 계산동)の「大同麺屋(대동면옥)」を加えて、3店舗を「大邱3大冷麺」と称することも多い。
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:ネンミョン([[냉면]])は、冷麺(「[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]」の項目も参照)。大邱市内には老舗の[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]専門店が点在し、朝鮮戦争によって北部から避難してきた人たちによってその歴史が始まっている。1950年6月に朝鮮戦争が始まると、当初は北側が大きく南へと戦線を押し下げ、南側では大邱市の西方および北方を流れる洛東江を最終的な防御線と定めるに至る。[[ソウル市の料理|ソウル]]を失ったことから首都機能は一時、[[大田市の料理|大田市]]を経て大邱市へと移り、1950年7月16日~8月17日まで大邱市が臨時首都となった後、さらに[[釜山市の料理|釜山市]]へ移った。この前後、大邱市へは北部からの避難民が多く移り住んでおり、[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]の本場である[[北朝鮮の料理|平壌]]の出身者も多く含まれた。1951年に創業した中区校洞(チュング キョドン、중구 교동)の「江山麺屋(강산면옥)」と、1953年に[[釜山市の料理|釜山市]]で創業したのち1969年に大邱市へと移転した中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)の「釜山安麺屋(부산안면옥)」はいずれも創業者が[[北朝鮮の料理|平壌]]出身であり、これに「釜山安麺屋」から分かれて1960年代後半に創業した中区桂山洞(チュング ケサンドン、중구 계산동)の「大同麺屋(대동면옥)」を加えて、3店舗を「大邱3大冷麺」と称することも多い。
  
 
== 代表的な特産品 ==  
 
== 代表的な特産品 ==  
大邱市は日本統治時代以降に製麺業で栄え、現在も麺料理の人気が高い。リンゴの産地としても有名である。
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大邱市は日本統治時代以降に製麺業で栄え、現在も麺料理の人気が高い。リンゴ([[사과]])の産地としても有名である。
  
 
=== 麺(국수) ===  
 
=== 麺(국수) ===  
:大邱市は韓国でも小麦粉や麺類の消費が多い地域として知られ、[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]や、[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)]]の人気が高い。1933年に中区大新洞(チュング テシンドン、중구 대신동)で創業した「豊国麺(풍국면)」をはじめ<ref>[http://www.pkmnoodle.com/history.php 풍국면의 역사] 、豊国麺ウェブサイト、2017年8月10日閲覧</ref>、日本統治時代から多くの製麺工場が作られた。そのひとつに1938年に中区仁橋洞(チュング インギョドン、중구 인교동)で創業した「三星商会(삼성상회)」があり、これが韓国最大の財閥企業である後のサムソングループへと成長していった。三星商会では当時、社名にちなんだピョルピョグクス(星印麺、별표국수)を製造販売していた<ref>[http://hoamprize.samsungfoundation.org/kor/hoam/hoam_history03.asp 삼성의 싹. 삼성상회 인근 지방에서 더 인기 좋았던 별표국수] 、湖岩財団ウェブサイト、2017年8月10日閲覧</ref>。
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:大邱市は韓国でも小麦粉や麺類の消費が多い地域として知られ、[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]や、[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)]]の人気が高い。1913年に朝鮮総督府がまとめた『朝鮮総督府月報(第3巻 第7号)』に「大邱製麺業の状況」と題された報告があり、数年前まで脆弱だった製麺業は、米価の高騰を背景に需要が喚起されて隆盛に赴きつつあり、地元民には素麺が好まれて5~10月まで多く生産され、うどんは日本人向けに11~3月の需要が見込まれたと伝えている<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1889458/1/21 1913, 『朝鮮総督府月報(第3巻 第7号)』, 朝鮮総督府, P30-31] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号21/71)、2026年3月16日閲覧</ref>。
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:現在の韓国でもっとも古い製麺会社は、大邱市の北区魯院洞(プック ノウォンドン、북구 노원동)に本社を置く「豊国麺(プングンミョン/풍국면)」で、1933年に申春吉(シン・チュンギル、신춘길)が開いた米穀商の「丸吉精米所(ファンギルチョンミソ、황길정미소)」を前身とする<ref>[https://www.yeongnam.com/web/view.php?key=20050809.010221911010001 〔경상도 맛길기행 .29〕 풍국면, 70년 역사의 전국 최장수 국수] 、嶺南日報2005年8月9日付記事、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1889458/1/21 1937, 『日本商工興信要録(昭和12年 朝鮮版)』, 日本商工興信所, P8] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref>。日本統治時代に多くの製麺工場が作られており、そのひとつに1938年に中区仁橋洞(チュング インギョドン、중구 인교동)で創業した「三星商会(サムソンサンフェ、삼성상회)」がある。のちに韓国屈指の財閥企業となるサムソングループの前身であり、創業当初から野菜や乾物の貿易とともに社名にちなんだピョルピョグクス(星印麺、[[별표국수]])を製造販売していた<ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/autobiography_O/#p=275 李秉喆, 1986, 『湖巖自傳』, 中央日報社, P275] 、湖巖財団ウェブサイト(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/hoam_history03.asp 삼성의 싹. 삼성상회 인근 지방에서 더 인기 좋았던 별표국수] 、湖岩財団ウェブサイト、2026年3月16日閲覧</ref>。
  
 
*ヌルングクス
 
*ヌルングクス
:大邱10味のひとつに数えられるヌルングクス([[누른국수]])とは、いわゆる[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]を指す。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉ときな粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。
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:大邱10味のひとつに数えられるヌルングクス([[누른국수]])は、いわゆる[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]を指す。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉ときな粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。
  
 
*カルジェビ
 
*カルジェビ
 
:カルジェビ([[칼제비]])は[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]と、[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を掛け合わせた料理。西門市場の名物料理である。
 
:カルジェビ([[칼제비]])は[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]と、[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を掛け合わせた料理。西門市場の名物料理である。
  
*ウドンプルコギ
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==== ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기) ====
[[ファイル:17081408.JPG|thumb|300px|ウドンプルコギ]]
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[[ファイル:17081408.JPG|300px|thumb|ウドンプルコギ]]
:大邱駅から達城公園(タルソンゴンウォン、달성공원)に至る北城路(プクソンノ、북성로)一帯には、夜になると駐車場などの空いたスペースにテント屋台が出る。どの店でも[[ウドン(うどん/우동)]]と、[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]を提供することから、両者を合わせてウドンプルコギ([[우동불고기]])と呼ぶ。屋台の発祥は1970年代からで、近隣にうどんの製麺工場があったことから名物となった。当初はウドンとともに[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]を提供していたが、徐々に薄切りの豚肉を網焼きにするスタイルとなったという。現在は10軒ほどが営業しているが、近隣に高層アパートができることから煙や騒音が問題となり、2017年9月頃をメドに建物内への移転が進められている(八田靖史の取材記録より、2017年6月24日)。北城路は日本統治時代に日本人が多く住んでいた地域でもあり、当時の地図を見ると数軒のうどん店が存在するのを確認できる<ref>「昭和十年代大邱府本町小学校区之図」より。</ref>。
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:ウドンプルコギ([[우동불고기]])は、うどんと豚焼肉。[[ウドン(うどん/우동)]]と[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]を掛け合わせた名称である。練炭の火で網焼きにした[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)|テジプルコギ]]を肴に焼酎を飲み、ほどよく酔いが回ったら[[ウドン(うどん/우동)|ウドン]]でシメる。1970年代から北城路(プクソンノ、북성로)の名物として定着し、駐車場などの空いたスペースを利用したテント屋台として始まった。最盛期にはたくさんのテント屋台が密集して営業したが、2010年代に入って周辺にマンションが増えると、次第に煙や騒音が問題となった。2017~18年頃から徐々に移転が進み、現在は規模を縮小しながら各店が個別に室内屋台として営業を続けている。
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*歴史
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:1982年の創業で界隈では古株とされる「元祖北城路ウドンプルコギ(원조북성로우동불고기)」の店主によれば、近隣に[[ウドン(うどん/우동)|ウドン]]の麺を作る工場があって、そこから仕入れて販売したのが始まりだった。当初は夜の遅いタクシー運転手を相手とする商売だったが、クチコミで徐々に広がって屋台が増えていった。当初は[[ウドン(うどん/우동)|ウドン]]とともに[[テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)]]を提供していたが、徐々に薄切りの豚肉を網焼きにするスタイルとなった(八田靖史の取材記録より、2017年6月24日)。
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:直接的な関係はないものの、北城路一帯は20世紀初頭から日本人が多く住んだ地域で、大邱本町尋常小学校昭和18年卒業生有志が共作した「昭和十年代大邱府本町小學校區之圖」によると、昭和10年代には満盛庵、大東庵など少なくとも4軒のうどん店があり、2017年頃まで主要な屋台群があったテチャン駐車場(대창주차장)の場所(中区北城路2街8-17)には、木材やレンガなどを主に扱う「杉原合資会社」があって製糖、製粉業も営んでいた<ref>大邱本町尋常小学校昭和18年卒業生有志共作「昭和十年代大邱府本町小學校區之圖」より</ref><ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1030371/1/81?keyword=%E6%9D%89%E5%8E%9F%E5%90%88%E8%B3%87%E4%BC%9A%E7%A4%BE 帝国商工会編, 1932年, 『帝国商工録(昭和8年版 朝鮮版)』, 帝国商工会, P138] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号81/110)、2026年3月16日閲覧</ref>。
  
 
=== リンゴ(사과) ===
 
=== リンゴ(사과) ===
:朝鮮半島では東洋種のリンゴが古くから栽培されてきたが、19世紀後半になると大邱には宣教師らが移り住んで、自らの邸宅に西洋リンゴの木を植えた。これが20世紀初頭にかけて広まったことで、大邱はリンゴの名産地として有名になった。現在は温暖化が進んだこともあり、リンゴの主産地は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]の北部へと移っているが、東区坪広洞(トング ピョングァンドン、동구 평광동)には1935年に植えられた紅玉([[홍옥]])の木がいまも残っている。リンゴの木としては韓国でもっとも樹齢が古く、2009年には大邱市の保護樹2-24号に指定されている<ref name="apple">[http://www.daegu.go.kr/icms/cmm/fms/FileDown.do?atchFileId=FILE_000000000138225&fileSn=0 보호수 현행화자료] 、大邱市ウェブサイト(hwpファイル)、2017年8月14日閲覧</ref>。大邱市において保護樹に指定されたリンゴの木はもう1本あり、宣教師によって19世紀末に植えられた2世の木が中区東山洞(チュング トンサンドン、중구 동산동)の東山病院(동산병원)敷地内にある(保護樹1-1号、2000年指定)<ref name="apple"></ref>。
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:朝鮮半島では東洋種のリンゴが古くから栽培されてきたが、19世紀後半になると大邱市には宣教師らが移り住んで、自宅の敷地などに西洋リンゴの木を植えた。1943年に当時の大邱府が刊行した『大邱府史』には、1892年頃に「英国人宣教師フレッチャーが、スミスサイダー・レットベアーミン及びミゾリーの三種を輸入し邸内に栽培したのが濫觴である」<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/983970/115?viewMode= 大邱府, 1943, 『大邱府史(第二府政編)』, 大邱府, P147] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号115)、2026年3月15日閲覧</ref>と記されている。これが20世紀初頭にかけて広まったことで、大邱市はリンゴの名産地として有名になった。現在は温暖化が進んだこともあり、リンゴの主産地は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]の北部へと移っているが、東区坪広洞(トング ピョングァンドン、동구 평광동)には1935年に植えられた紅玉([[홍옥]])の木がいまも残っている。リンゴの木としては韓国でもっとも樹齢が古く、2009年には大邱市の保護樹2-24号に指定されている<ref name="apple">[http://www.daegu.go.kr/icms/cmm/fms/FileDown.do?atchFileId=FILE_000000000138225&fileSn=0 보호수 현행화자료] 、大邱市ウェブサイト(hwpファイル)、2017年8月14日閲覧</ref>。大邱市において保護樹に指定されたリンゴの木はもう1本あり、19世紀末にアメリカ人宣教師のウッドブリッジ・オドリン・ジョンソン(Woodbridge Odlin Johnson)が植えた2世の木が中区東山洞(チュング トンサンドン、중구 동산동)の東山病院(동산병원)敷地内にある(保護樹1-1号、2000年指定)<ref name="apple"></ref>。
  
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
 
== 代表的な酒類・飲料 ==
 
=== マッコリ ===
 
=== マッコリ ===
[[ファイル:17081409.jpg|thumb|300px|日本で販売されている不老どんどん酒]]
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[[ファイル:17081409.jpg|300px|thumb|日本で販売されている不老どんどん酒]]
 
:1970年に49ヶ所(後に56ヶ所)の醸造場をまとめて作られた大邱濁酒合同(대구탁주합동)の規模がもっとも大きい。代表銘柄には不老生マッコリ(불로생막걸리)、不老生米マッコリ(불로생쌀막걸리)、八公山不老生マッコリ(팔공산불로생막걸리)がある。同社製の不老どんどん酒(불로동동주)は日本向けに輸出されている<ref>[http://www.daegutakju.co.kr/sub/sub02_3.htm 불로どんどん酒] 、大邱濁酒合同ウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
 
:1970年に49ヶ所(後に56ヶ所)の醸造場をまとめて作られた大邱濁酒合同(대구탁주합동)の規模がもっとも大きい。代表銘柄には不老生マッコリ(불로생막걸리)、不老生米マッコリ(불로생쌀막걸리)、八公山不老生マッコリ(팔공산불로생막걸리)がある。同社製の不老どんどん酒(불로동동주)は日本向けに輸出されている<ref>[http://www.daegutakju.co.kr/sub/sub02_3.htm 불로どんどん酒] 、大邱濁酒合同ウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
  
 
=== 大邱チメクフェスティバル ===
 
=== 大邱チメクフェスティバル ===
:大邱チメクフェスティバル(대구치맥페스티벌)は2013年に始まった[[チキン(韓国チキン/치킨)]]とビールの祭典。毎年7月に開催される。チメク([[치맥]])とは、チキン([[치킨]])とメクチュ(ビール、[[맥주]])の合成語である。大邱市は盆地地形のため夏は非常に暑く、冷えたビールが美味しいことに加え、韓国内で人気を集める多くの[[チキン(韓国チキン/치킨)|チキン]]専門フランチャイズが大邱から誕生していることにちなむ。主なブランドとしては、1978年に東区孝睦洞からスタートした「メキシカンチキン(맥시칸치킨)」<ref>[http://www.mexican.co.kr/2016/inner.php?sMenu=G3000 연혁] 、メキシカンチキンウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>、1978年に寿城区で創業しカンジャンチキン(醤油味のチキン、[[간장치킨]])の元祖とされている「ホデグ大邱トンダク(허대구 대구통닭)」<ref>[http://www.dgchicken.com/sub01/sub03.php 연혁] 、ホデグ大邱トンダクウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、1985年に[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[安東市の料理|安東市]]で創業し、1989年に大邱市でフランチャイズ事業を開始した「メキシカーナチキン(맥시카나치킨)」<ref>[http://month.foodbank.co.kr/section/section_view.php?secIndex=4314&page=4&section=004&back=S&section_list=people.php (주)멕시카나 최광은 대표이사 회장] 、月刊食堂、2017年8月11日閲覧</ref><ref>[http://news.tf.co.kr/read/economy/1023828.htm '처갓집, 멕시카나'···원조 치킨집들 '다 어디 갔어?'] 、BizFACT、2017年8月11日閲覧</ref>、1999年に達西区でオープンした「ホシギトゥマリチキン(호식이두마리치킨)」<ref>[https://kbmaeil.com/news/articleView.html?idxno=239743 대구 토종 브랜드 `호식이 두마리` 치킨] 、慶北毎日、2017年8月11日閲覧</ref>、2004年に西区飛山洞でオープンした「タンタンチキン(땅땅치킨)」などがあげられる<ref>[http://www.codd.co.kr/site/bbs/content.php?co_id=2_1 회사소개] 、タンタンチキンウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
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:大邱チメクフェスティバル(대구치맥페스티벌)は2013年に始まった[[チキン(韓国チキン/치킨)]]とビールの祭典。毎年7月に開催される。チメク([[치맥]])とは、チキン([[치킨]])とメクチュ(ビール、[[맥주]])の合成語である。大邱市は盆地地形のため夏は非常に暑く、冷えたビールが美味しいことに加え、韓国内で人気を集める多くの[[チキン(韓国チキン/치킨)|チキン]]専門フランチャイズが大邱から誕生していることにちなむ。主要なブランドとして以下があげられる。
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*メキシカンチキン(맥시칸치킨)
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:1978年に東区孝睦洞(トング ヒョモクトン、동구 효목동)からスタートした<ref>[http://www.mexican.co.kr/2016/inner.php?sMenu=G3000 연혁] 、メキシカンチキンウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>
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*ホデグ大邱トンダク(허대구 대구통닭)
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:1978年に寿城区(スソング、수성구)で創業しカンジャンチキン(醤油味のチキン、[[간장치킨]])の元祖とされている<ref>[http://www.dgchicken.com/sub01/sub03.php 연혁] 、ホデグ大邱トンダクウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>
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*チョガッチプ ヤンニョムチキン(처갓집 양념치킨)
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:1983年創業<ref>[https://biz.chosun.com/distribution/food/2024/03/07/ZLG5KY3L6BF75H2CBFSTA5UCSQ/ "과장은 2.5만원, 대리는 2만원"...처갓집양념치킨, 직원에 대표 선물·떡값 강제 수금] 、朝鮮日報(2024年3月7日記事)、2026年3月16日閲覧</ref>
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*メキシカーナチキン(맥시카나치킨)
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:1985年に[[慶尚北道の料理|慶尚北道]][[安東市の料理|安東市]]で創業し、1989年に大邱市でフランチャイズ事業を開始<ref>[http://month.foodbank.co.kr/section/section_view.php?secIndex=4314&page=4&section=004&back=S&section_list=people.php (주)멕시카나 최광은 대표이사 회장] 、月刊食堂、2017年8月11日閲覧</ref><ref>[http://news.tf.co.kr/read/economy/1023828.htm '처갓집, 멕시카나'···원조 치킨집들 '다 어디 갔어?'] 、BizFACT、2017年8月11日閲覧</ref>
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*ホシギトゥマリチキン(호식이두마리치킨)
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:1999年に達西区(タルソグ、달서구)でオープン<ref>[https://kbmaeil.com/news/articleView.html?idxno=239743 대구 토종 브랜드 `호식이 두마리` 치킨] 、慶北毎日、2017年8月11日閲覧</ref>
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*タンタンチキン(땅땅치킨)
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:2004年に西区飛山洞でオープン<ref>[http://www.codd.co.kr/site/bbs/content.php?co_id=2_1 회사소개] 、タンタンチキンウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
  
 
=== コーヒー ===
 
=== コーヒー ===
:大邱市では1990年代より本格的なカフェが増加し、全国的なコーヒーチェーンよりも、大邱市で生まれた独自のブランドが広く展開をしている。1990年に北区の慶北大学後門付近で創業した「コーヒー名家(커피명가)」や<ref>[http://www.myungga.com/sub05/main02.html 연혁] 、コーヒー名家ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2000年に中区公平洞で創業した「DAVINCI COFFEE(더빈치커피)」<ref>[http://www.edavinci.co.kr/source/menu1/menu1_1_2.html 회사연혁] 、DAVINCI COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2004年に寿城区上洞で創業した「SLEEPLESS IN SEATTLE(시애틀의 잠 못 이루는 밤)」<ref>[https://www.siscoffee.com/about/store.html OUR STORE] 、SLEEPLESS IN SEATTLEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2006年に寿城区寿城洞4街で創業した「HANDS COFFEE(핸즈커피)」<ref>[http://handscoffee.com/new_company/sub2.php?m_no=2&s_no=1 STORY] 、HANDS COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>などが代表的なブランドである。こうした背景から大邱ではカフェ文化が発展し、市民のみならず観光客からも注目を集めている。毎年12月には「大邱コーヒー博覧会(대구커피박람희)」も開催される<ref>[http://www.coffeefair.co.kr/ 대구커피박람희] 、大邱コーヒー博覧会ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>。
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:大邱市では1990年代より本格的なカフェが増加し、全国的なコーヒーチェーンよりも、大邱市で生まれた独自のブランドが広く展開をしている。1990年に北区(プック、북구)の慶北大学(경북대학교)後門付近で創業した「コーヒー名家(커피명가)」や<ref>[http://www.myungga.com/sub05/main02.html 연혁] 、コーヒー名家ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2000年に中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)で創業した「DAVINCI COFFEE(더빈치커피)」<ref>[http://www.edavinci.co.kr/source/menu1/menu1_1_2.html 회사연혁] 、DAVINCI COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2004年に寿城区上洞(スソング サンドン、수성구 상동)で創業した「SLEEPLESS IN SEATTLE(시애틀의 잠 못 이루는 밤)」<ref>[https://www.siscoffee.com/about/store.html OUR STORE] 、SLEEPLESS IN SEATTLEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>、2006年に寿城区寿城洞4街(スソング スソンドンサガ、수성구 수성동4가)で創業した「HANDS COFFEE(핸즈커피)」<ref>[http://handscoffee.com/new_company/sub2.php?m_no=2&s_no=1 STORY] 、HANDS COFFEEウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>などが代表的なブランドである。こうした背景から大邱ではカフェ文化が発展し、市民のみならず観光客からも注目を集めている。毎年12月には「大邱コーヒー博覧会(대구커피박람희)」も開催される<ref>[http://www.coffeefair.co.kr/ 대구커피박람희] 、大邱コーヒー博覧会ウェブサイト、2017年8月15日閲覧</ref>。
  
 
=== 焼酎 ===
 
=== 焼酎 ===
 
*マシンヌンチャム
 
*マシンヌンチャム
:マシンヌンチャム([[맛있는참]])は達西区壮洞に本社を置く金福酒の製品。大邱市、および[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]における焼酎の代表銘柄であり、チャムソジュ([[참소주]])と呼ばれることも多い。金福酒は1957年創業で、ほかに慶州法酒([[경주법주]])や、花郎([[화랑]])といった銘柄も製造販売する。
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:マシンヌンチャム([[맛있는참]])は達西区壮洞(タルソグ チャンドン、달서구 장동)に本社を置く大手酒造会社「金福酒(금복주)」の製品。大邱市、および[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]における焼酎の代表銘柄であり、チャムソジュ([[참소주]])と呼ばれることも多い。金福酒は1957年創業で、ほかに慶州法酒([[경주법주]])や、花郎([[화랑]])といった銘柄も製造販売する。
  
 
=== 寿星高粱酒 ===
 
=== 寿星高粱酒 ===
:寿星高粱酒(수성고량주)は北区助也洞の「寿星酒類(수성주류)」が生産するキビ([[수수]])を原料とした中国式の蒸留酒。創業は1958年。社名の寿星は長寿と明星を意味する。ミミズク(プオンイ、붕엉이)をマスコットキャラクターにしており、プオンイスル(ミミズクの酒、붕엉이술)という愛称でも呼ばれる<ref>[http://www.soosungliquor.com/introduction 회사소개] 、寿星高粱酒ウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
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:寿星高粱酒([[수성고량주]])は、北区助也洞(プック チョヤドン、북구 조야동)の「寿星酒類(수성주류)」が生産するタカキビ([[수수]])を原料とした中国式の蒸留酒。創業は1958年。社名の寿星は長寿と明星を意味する。ミミズク(プオンイ、붕엉이)をマスコットキャラクターにしており、プオンイスル(ミミズクの酒、[[붕엉이술]])の愛称でも呼ばれる<ref>[http://www.soosungliquor.com/introduction 회사소개] 、寿星高粱酒ウェブサイト、2017年8月11日閲覧</ref>。
  
 
== 老舗 ==
 
== 老舗 ==
 
*クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
 
*クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
 
[[ファイル:17081411.JPG|thumb|300px|クギルタロクッパプのタロクッパプ]]
 
[[ファイル:17081411.JPG|thumb|300px|クギルタロクッパプのタロクッパプ]]
:1946年創業のタロクッパプ専門店。看板料理であるタロクッパプのほか、ごはんのかわりに麺を提供するタログクス(따로국수)もメニューにある。24時間営業。
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:1946年創業の[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]専門店。看板料理であるタロクッパプのほか、ごはんのかわりに麺を提供するタログクス([[따로국수]])もメニューにある。24時間営業。
  
 
*イェッチプ食堂(옛집식당)
 
*イェッチプ食堂(옛집식당)
:1948年創業のユッケジャン専門店。メニューはユッケジャンひとつしかない。営業時間は11~17時までで、スープがなくなったら終了。
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:1948年創業の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]専門店。メニューは[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]のみ。営業時間は11~17時までで、スープがなくなったら終了。
  
 
*江山麺屋(강산면옥)
 
*江山麺屋(강산면옥)
[[ファイル:17081410.JPG|thumb|300px|江山麺屋のムルネンミョン]]
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[[ファイル:17081410.JPG|thumb|300px|江山麺屋の[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ムルネンミョン]]]]
:1951年創業の冷麺店。創業初代は朝鮮戦争の影響で平壌から避難してきた。そば粉とサツマイモのでんぷんを使った麺を、酸味の効いた韓牛のダシで味わう。冷麺だけでもメニューは多彩で、まかないから生まれた江山職員冷麺(スープと薬味ダレの両方で味わう冷麺、강산직원냉면)といったメニューもある。韓牛と豚肉を混ぜて作った[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]も自慢のひとつ。
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:1951年創業の[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]専門店。創業初代は朝鮮戦争の影響で平壌(ピョンヤン、평양)から避難してきた。そば粉とサツマイモのでんぷんを使った麺を、酸味の効いた韓牛のダシで味わう。[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]だけでもメニューは多彩で、まかないから生まれた江山職員冷麺(スープと薬味ダレの両方で味わう冷麺、[[강산직원냉면]])といったメニューもある。韓牛と豚肉を混ぜて作った[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]も自慢のひとつ。
  
 
*サムソンパンチプ(삼송빵집)
 
*サムソンパンチプ(삼송빵집)
:1953年創業の老舗ベーカリー<ref>[http://www.ssbnc.kr/company/01.php 인사말] 、サムソンパンチプウェブサイト、2017年8月14日閲覧</ref>。名物のトンオクススパン(粒トウモロコシパン、통옥수수빵)が有名で、1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン(마약빵)」の愛称で親しまれている。2015年8月には首都圏への進出を果たした。
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:1953年創業の老舗ベーカリー<ref>[http://www.ssbnc.kr/company/01.php 인사말] 、サムソンパンチプウェブサイト、2017年8月14日閲覧</ref>。名物のトンオクススパン(粒トウモロコシパン、[[통옥수수빵]])が有名で、1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン([[마약빵]])」の愛称で親しまれている。2015年8月には首都圏への進出を果たした。
  
 
== 飲食店情報 ==
 
== 飲食店情報 ==
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== エピソード ==
 
== エピソード ==
*韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2004年7月に初めて大邱を訪れ、大邱のテグタンは本当にあるのか検証を行った。実際にテグタンと書かれたメニューは発見できなかったものの、ユッケジャン専門店の社長からユッケジャンとテグタンの関連性について説明を聞くことができた。一連の話はメールマガジン「コリアうめーや!!第89号」に掲載されている<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1987.html コリアうめーや!!第89号 大邱のテグタンは本当にあるのだ!!] 、韓食生活、2017年7月5日閲覧</ref>。
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*韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2004年7月に初めて大邱市を訪れ、大邱市のテグタン(大邱湯、[[대구탕]])は本当にあるのか検証を行った。実際にテグタンと書かれたメニューは発見できなかったものの、[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]専門店の社長から[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]とテグタンの関連性について説明を聞くことができた。一連の話はメールマガジン「コリアうめーや!!第89号」に掲載されている<ref>[http://www.kansyoku-life.com/2000/02/1987.html コリアうめーや!!第89号 大邱のテグタンは本当にあるのだ!!] 、韓食生活、2017年7月5日閲覧</ref>。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
;関連サイト
 
;関連サイト
*[http://tour.daegu.go.kr/jpn/ 大邱観光案内]
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*[https://tour.daegu.go.kr/ 大邱観光案内]
 
;制作者関連サイト
 
;制作者関連サイト
 
*[http://kansyoku-life.com/ 韓食生活](韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
 
*[http://kansyoku-life.com/ 韓食生活](韓食ペディアの執筆者である八田靖史の公式サイト)
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{{DEFAULTSORT:てくしのりようり}}
 
{{DEFAULTSORT:てくしのりようり}}
 
*[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]
 
*[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]
 +
*[[クッパプ(クッパ/국밥)]]
 
*[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
 
*[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
 
*[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]
 
*[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]
 +
*[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)]]
 
*[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]
 
*[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]
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*[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]
 
*[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]
 
*[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]
 
*[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]
 
*[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]
 +
*[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)]]
 
*[[マンドゥ(餃子/만두)]]
 
*[[マンドゥ(餃子/만두)]]
 +
*[[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)]]
 
*[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]
 
*[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]
 +
*[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]
 
*[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]
 
*[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]
 
*[[ウドン(うどん/우동)]]
 
*[[ウドン(うどん/우동)]]
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*[[チキン(韓国チキン/치킨)]]
 
*[[チキン(韓国チキン/치킨)]]
 
*[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]
 
*[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]
 +
*[[フェムチム(刺身和え/회무침)]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
[[Category:慶尚北道・大邱市の料理]]
 
[[Category:慶尚北道・大邱市の料理]]
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