「チョッパル(豚足の煮物/족발)」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
6行目: 6行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
チョッ(족)は漢字で「足」と書いて足のこと。パル(발)は固有語で足を意味するので、「チョッ」、「パル」ともに足を意味する。下茹でした豚足を、醤油、砂糖、酒、香辛野菜、韓方材などとともに長時間煮込んで作り、食べやすい大きさにスライスしたものを、アミの塩辛、味噌などにつけて食べる。焼肉のように、サンチュ([[상추]])などの葉野菜に包んで食べてもよい。骨まわりの部位はかぶりついても味わう。主に専門店で食べるメニューであり、また市場で販売されることも多い。[[ソウル市の料理|ソウル市]]]]の中区奨忠洞(チュング チャンチュンドン、중구 장충동)地区にはチョッパルの専門店が10数軒立ち並び、専門店通りを構成している。また、[[釜山市の料理|釜山市]]の中区富平洞(チュング プピョンドン、중구 부평동)地区にもチョッパルの専門店が多く、チョッパルを生野菜と和えてマスタードソースで味付けをしたものはネンチェチョッパル(冷製豚足、[[냉채족발]])の発祥地としても有名である。足を食べる料理としては、ほかに鶏の足を焼いた[[タッパル(鶏足焼き/닭발)]]や、牛の足をスープに仕立てた[[ウジョクタン(牛の足のスープ/우족탕)]]がある。
+
チョッ(족)は漢字で「足」と書いて足のこと。パル(발)は固有語で足を意味するので、「チョッ」、「パル」ともに足を意味する。下茹でした豚足を、醤油、砂糖、酒、香辛野菜、韓方材などとともに長時間煮込んで作り、食べやすい大きさにスライスしたものを、アミの塩辛、味噌などにつけて食べる。焼肉のように、サンチュ([[상추]])などの葉野菜に包んで食べてもよい。骨まわりの部位はかぶりついても味わう。主に専門店で食べるメニューであり、また市場で販売されることも多い。[[ソウル市の料理|ソウル市]]の中区奨忠洞(チュング チャンチュンドン、중구 장충동)地区にはチョッパルの専門店が10数軒立ち並び、専門店通りを構成している。また、[[釜山市の料理|釜山市]]の中区富平洞(チュング プピョンドン、중구 부평동)地区にもチョッパルの専門店が多く、チョッパルを生野菜と和えてマスタードソースで味付けをしたものはネンチェチョッパル(冷製豚足、[[냉채족발]])の発祥地としても有名である。足を食べる料理としては、ほかに鶏の足を焼いた[[タッパル(鶏足焼き/닭발)]]や、牛の足をスープに仕立てた[[ウジョクタン(牛の足のスープ/우족탕)]]がある。
  
 
*奨忠洞チョッパル通り(장충동 족발거리)
 
*奨忠洞チョッパル通り(장충동 족발거리)
17行目: 17行目:
 
*済州道のアガンバル(아강발)
 
*済州道のアガンバル(아강발)
 
:[[済州道の料理|済州道]]では豚肉をハレの日に食べる習慣があり、他地域と比べても各部位を細かく利用した多彩な豚肉料理がある。一般的にチョッパルというと足の付け根から足先の部分までを指すが、[[済州道の料理|済州道]]においては足先の部分だけをアガンバル([[아강발]])と呼んで区別し、チョッパルとは別途提供されている。現地ではチョッパル専門店のほか、郷土料理店、あるいは同じく郷土料理であるコギグクス(豚スープ麺、[[고기국수]])の専門店で提供される。
 
:[[済州道の料理|済州道]]では豚肉をハレの日に食べる習慣があり、他地域と比べても各部位を細かく利用した多彩な豚肉料理がある。一般的にチョッパルというと足の付け根から足先の部分までを指すが、[[済州道の料理|済州道]]においては足先の部分だけをアガンバル([[아강발]])と呼んで区別し、チョッパルとは別途提供されている。現地ではチョッパル専門店のほか、郷土料理店、あるいは同じく郷土料理であるコギグクス(豚スープ麺、[[고기국수]])の専門店で提供される。
 +
 +
*シメの食事メニュー
 +
[[ファイル:22122825.JPG|300px|thumb|チェンバングクス]]
 +
:チョッパルの専門店では、シメの食事メニューとして[[マッククス(冷やしそば/막국수)]]を提供することが多い。大皿にそば麺とたくさんの生野菜を盛り付け、薬味ダレを絡めて食べる[[チェンバングクス(大皿盛りの和え麺/쟁반국수)]]を複数名でシェアをして食べるのも一般的である。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
29,435

回編集

案内メニュー