「蔚山市の料理」の版間の差分

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1,372 バイト追加 、 2016年3月28日 (月) 06:18
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北区の亭子港では天然のワカメがとれるほか、ズワイガニやマガレイの産地としても有名。蔚州郡西生面は梨の産地として知られる。
 
北区の亭子港では天然のワカメがとれるほか、ズワイガニやマガレイの産地としても有名。蔚州郡西生面は梨の産地として知られる。
  
=== 亭子ワカメ(정자각) ===
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=== 亭子ワカメ(정자돌미역) ===
:ヌルプルン水産(늘푸른수산)のオム・ギユン社長によれば「蔚山近海ではかつて出産後の母クジラが岸壁のワカメを食べているのを人々が発見し、クジラが食べるぐらいなら人間が食べても身体によいのだろうと出産後にワカメスープを食べ始めた」との逸話が残っているそうである。
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:韓国で現在流通しているワカメはその大半が養殖物であり、天然のワカメはたいへん希少価値がある。亭子港では岩に自生するワカメを岩ワカメ(돌미역)と呼び、3月末から5月にかけて地元の海女が潜って採集をする。これを乾燥させたものを亭子ワカメ(정자각)と呼んでブランド化しており、ソウルの高級スーパーなどにも卸している。主に[[ミヨックッ(ワカメスープ、미역국)]]として調理されるが、一般的なワカメとは異なって長時間煮込む必要があり、地元の生産者によれば2時間はじっくり煮ることを推奨している。
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*亭子ワカメの歴史
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:蔚山朴氏の始祖である朴允雄(박윤웅)は高麗王朝建国時の功臣であり、初代王の太祖王建から天然ワカメを産する12の岩を下賜され、現在の亭子港におけるワカメの採取権を持つに至った。この岩を藿巌(クァガム、곽암)、またはミヨッパウィ(미역바위)と呼び、これは直訳をするとワカメ岩という意味である。現在は蔚山市記念物第38号に指定されている。
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*亭子ワカメの逸話
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:亭子ワカメの流通会社である「ヌルプルン水産(늘푸른수산)」のオム・ギユン社長によれば「蔚山近海ではかつて出産後の母クジラが岸壁のワカメを食べているのを人々が発見し、クジラが食べるぐらいなら人間が食べても身体によいのだろうと出産後にワカメスープを食べ始めた」(八田靖史の取材記録より、2016年1月14日)との逸話が残っているそうである。
  
 
=== ズワイガニ(대게) ===
 
=== ズワイガニ(대게) ===
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