「蔚山市の料理」の版間の差分

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1,392 バイト追加 、 2016年3月28日 (月) 01:09
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=== 彦陽プルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) ===
 
=== 彦陽プルコギ(彦陽式の牛焼肉/언양불고기) ===
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
 
[[ファイル:15091903.JPG|thumb|300px|1人前のサルバプチョンシク]]
:蔚州郡の彦陽(オニャン、언양)地区では日本統治時代に牛市場が開かれて賑わい、周辺地域で飼育された牛が集ってきた。こうした背景から彦陽では牛肉料理が発達し、薄切りにした牛肉に醤油、ゴマ油、砂糖などで味付けをしてから網で焼いたソクセプルコギ(석쇠불고기)が名物となった。これが有名になったことで彦陽プルコギとも呼ばれる。
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:蔚州郡の彦陽(オニャン、언양)地区では日本統治時代に牛市場が開かれて賑わい、周辺地域で飼育された牛が集ってきた。こうした背景から彦陽では牛肉料理が発達し、薄切りにした牛肉に醤油、ゴマ油、砂糖などで味付けをしてから網で焼いたソクセプルコギ(석쇠불고기)が名物となった。これが有名になったことで彦陽プルコギとも呼ばれる。彦陽市外バスターミナル近くにたくさんの焼肉店が集まっている。
  
 
*外食店の登場
 
*外食店の登場
:彦陽プルコギは当初家庭料理として普及したが、1960年代に入って飲食店でもソクセプルコギを扱うようになった。韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)では「1960年代に入り京釜高速道路の建設が始まると、全国の建設労働者が彦陽にやってきました。食堂では、労働者に牛肉のおかずが出されました。タレで薄く味付けされた牛肉は柔らかく、ご飯との相性が絶妙でした。この味に魅了された人々が、至る所でこの話しをするようになり、彦陽の庶民が好んで食べた牛肉のおかずは、「彦陽プルコギ」という名で全国的に有名になりました」と説明している。
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:彦陽プルコギは当初家庭料理として普及したが、1960年代に入って飲食店でもソクセプルコギを扱うようになった。韓国観光公社が配布する『韓国の味紀行』という冊子(WEBでも閲覧可)では「1960年代に入り京釜高速道路の建設が始まると、全国の建設労働者が彦陽にやってきました。食堂では、労働者に牛肉のおかずが出されました。タレで薄く味付けされた牛肉は柔らかく、ご飯との相性が絶妙でした。この味に魅了された人々が、至る所でこの話しをするようになり、彦陽の庶民が好んで食べた牛肉のおかずは、「彦陽プルコギ」という名で全国的に有名になりました」<ref>[http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/taste/taste_index.jsp?cid=998569&regionCode=7,5 蔚山広域市の味紀行] 、韓国観光公社ウェブサイト、2016年3月28日閲覧</ref>と説明している。
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*彦陽トッカルビ(언양떡갈비)
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:近年はソクセプルコギだけでなく[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]をメニューに載せる店も増えている。牛肉を薄切りにして焼くプルコギに対して、トッカルビは牛肉を叩いて味付けをした後、餅状にまとめて焼くのが特徴である。
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=== カクトゥギユッケ(角切りユッケ/깍두기육회) ===
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:蔚州郡の鳳渓(ポンゲ、봉계)地区で主に提供されている牛刺身。一般的にはセンゴギ([[생고기]])、ユクサシミ([[육사시미]])と呼ばれる料理だが、新鮮な牛肉をカクトゥギ(大根の角切りキムチ、깍두기)型(=さいの目)に切るのが特徴。コチュジャンにつけて味わう。鳳渓地区も彦陽地区と同じく日本統治時代に牛市場が置かれ、斗東面鳳渓里にはたくさんの焼肉店が林立する。現在は「鳳渓韓牛プルコギ特区」として、毎年秋には「鳳渓韓牛プルコギ祭り」も開催している。
  
 
=== フェ(刺身/회) ===
 
=== フェ(刺身/회) ===
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