トゥンカルビ(豚バックリブの焼肉/등갈비)

提供: 韓食ペディア
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トゥンカルビ등갈비)は、豚バックリブの焼肉。トゥン(등)は背中、カルビ(갈비)は肋骨、およびそのまわりの肉のこと。背中側の肋骨についた肉を示し、日本での部位分けとしてはバックリブに相当する。豚肉の部位名であり、それを焼いた料理名でもある。牛肉のバックリブを指す場合もある。骨付きのバックリブを鉄板、または網などで焼き、骨まわりの肉にかぶりついて味わう。使い捨ての手袋を用意し、骨を手に持って食べることも多い。肉には塩、コショウなどで下味をつけるか、またはピリ辛のタレに漬け込む。主に専門店で味わう料理である。類似の料理として、腹側のカルビを焼いて味わう、テジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)がある。

  • チーズトゥンカルビ
チーズトゥンカルビ(치즈등갈비)は、溶かしたチーズにつけて味わう豚バックリブの焼肉。韓国では2005年頃から専門店が増え始め、2014年5月にソウルの弘大(ホンデ、홍대)で「ジェームスチーズトゥンカルビ(제임스치즈등갈비)」がオープンすると、短期間で爆発的な人気を集め、わずか半年で全国に100店舗超を展開した(八田靖史の取材記録より、2014年11月28日)。このブームによって後発店が続々と誕生したほか、同様のスタイルで辛い料理をチーズに絡めて食べる他の料理も人気を集めた。その代表格と言えるのがチーズタッカルビ(チーズに絡める鶏肉の鉄板焼き、치즈닭갈비)であり、ほかにはチーズチュクミ(チーズに絡めるイイダコ炒め、치즈주꾸미)、チーズタッパル(チーズに絡める鶏足焼き、치즈닭발)などがあった。チーズタッカルビは2015年夏以降に日本へと伝わり、2016年に入って大きなブームへと拡大した(日本における定着 チーズタッカルビのブーム参照)。
  • エピソード
韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、2005年7月4日にソウルの鐘閣(チョンガク、종각)にて初めてトゥンカルビを食べた。溶けたチーズにつけて味わうチーズトゥンカルビであり、左手に黒い軍手をはめながら、変わった食べ方の料理が出てきたものだとおおいに驚いた。そのときの話は当時執筆していたメールマガジン「コリアうめーや!!第106号」に収録されている[1]

脚注

  1. コリアうめーや!!第106号 、韓食生活、2018年1月21日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目