トルムクチゲ(ハタハタの鍋/도루묵찌개)

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トルムクチゲ

トルムクチゲ도루묵찌개)は、ハタハタの鍋。

概要

トルムク(도루묵)はハタハタ。チゲ(찌개)は野菜や肉、魚などを煮た鍋料理の総称である。丸ごとのハタハタ数尾を、大根、長ネギなどとともにダシ汁で煮込み、粉唐辛子、コチュジャン、醤油などで味付けをする。ハタハタは江原道の海沿い地域で水揚げが多く、トルムクチゲも江陵市束草市などの郷土料理店、海鮮料理店、刺身店などで提供されることが多い。特に卵を持ったメスが好まれるため、産卵を控えた11月から12月中旬までがいちばんの旬とされる。ハタハタを用いた料理としては、ほかにトルムックイ(ハタハタの焼き魚、도루묵구이)、トルムクチョリム(ハタハタの煮付け、도루묵조림)、トルムクチム(ハタハタの蒸し煮、도루묵찜)などがある。

エピソード

韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2011年12月20日に江原道江陵市の注文津(チュムンジン、주문진)港を訪れ、名物であるトルムクチゲを食べに行った。産地であることから当然のごとく卵入りのメスを期待したが、1人前につき7尾も入っていたハタハタはすべてオスであった。シーズンを過ぎると卵が固くなってしまうため、すでにメスからオスに切り替わったとのことで、その説明を聞いてがっくりと肩を落としたのは言うまでもない。一連の話はメールマガジン「コリアうめーや!!第261号」にて詳細に報告されている[1]

脚注

  1. コリアうめーや!!第261号 、韓食生活、2017年12月17日閲覧

外部リンク

制作者関連サイト

関連項目