テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)

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テジマクチャン돼지막창)は、豚の直腸焼き。

テジマクチャン

概要

テジ(돼지)は豚。マクチャン(막창)はマジマクチャン(いちばん最後の腸、마지막창)という意味で、豚の場合は直腸を指す(牛の場合は第4胃のギアラを指す)。テジをつけずにマクチャンと呼ぶことや、焼き物を総称するクイ(=グイ、구이)をつけてマクチャングイ(直腸焼き、막창구이)と呼ぶこともある。輪切りにした豚の直腸を下茹でし、辛味ダレと絡めて鉄板や網などで焼いて作る。よく表面を焼くことで表面のカリッとした食感と、中身のクニッとした食感の対比を楽しめる。サムジャン(쌈장)、あるいはマッチャン(맛장)と呼ばれる味噌ダレを用意し、これにつけて食べるか、またはサンチュ、エゴマの葉といった葉野菜に包んでも味わう。店によっては醤油ダレ、チリソースなどを用意するところもある。豚焼肉店のメニューに並ぶほか、テジマクチャンを専門とする店もある。大邱市の郷土料理であり、2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成した「大邱10味(대구십미)」のひとつにも含まれている。豚の内臓を利用した料理としては、ほかにテジコプチャン(豚ホルモン焼き/돼지곱창)スンデ(韓国式の腸詰/순대)テジクッパプ(豚のスープごはん/돼지국밥)などがある。

脚注


外部リンク

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関連項目