旅行ツアー「全羅南道まんぷく4日間」後記(後編)

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昨日の記事から続きます。

全羅南道を巡る三進トラベルサービスのツアーは、
順天にて3日目の朝を迎え、最初の目的地は松広寺。
慶尚南道に属する陜川の海印寺、梁山の通度寺とともに、
韓国の三宝寺刹(三大寺院)に数えられるお寺です。

去年、桜の時期に通度寺の取材に出かけたので、
個人的に残す三宝寺刹は、陜川の海印寺だけとなりました。
いちばん有名なところを最後に残してしまった感じです。

なお、冒頭の写真は国宝第56号に指定される国師殿。

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実際は参拝の前に朝食でしたけどね。
松広寺の入口には山菜定食の専門店が集まっています。

コサリ(ワラビ)、トラジ(キキョウの根)のナムルに、
チィナムル(シラヤマギク)やエホバク(乾燥させた韓国カボチャ)。
トドックイ(ツルニンジン焼き)、ポソッチョン(シイタケのチヂミ)、
エゴマのたっぷり入ったシレギクッ(菜っ葉のスープ)。

キムチも全羅南道らしく、白菜、カラシナに加えて、
コドゥルペギ(イヌヤクシソウ)が出ていました。

ご参加頂いた方々には、その場で食材の説明をしましたが、
そのとき唯一、日本語がわからなかったのがカジュンナムル。
自宅に戻って調べたら、ニワウルシの芽のナムルでした。

やっぱり地方に行くと珍しい食材に出会いますね。

食事をして松広寺にお参りした後は、
順天湾自然生態公園に繰り出して干潟の景色を観賞。
その後、順天を出て隣の麗水へと向かいました。

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麗水でどうしても食べたかったものがコレ。

写真は5月に撮影したものの使いまわしで恐縮ですが、
名物のトルゲジャン(イシガニの醤油漬け)定食です。

ワタリガニよりはちょっとサイズの小さなカニですが、
醤油漬けと、辛い薬味ダレ漬けの2種が両方食べられます。
そこにコッケタン(ワタリガニ鍋)と、どんぶりごはん、
そして数々の副菜がついて……。

なんと、1人前7000ウォン!

しかも5月に行ったときは知らなかったのですが、
この激安価格に加えて……。

なんと、ケジャンのおかわりが自由!

「おかわり!」
「おかわり!」
「おかわり!」

という声が響き渡ったのはいうまでもありません。
いやあ、麗水は本当に幸せな町だ。

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ちなみに麗水は今年の5月から万博が開かれます。

トルゲジャン定食を食べた後に、その広報館を見学し、
その後は、突山島にある向日庵という寺院を参拝。

ものすごい坂道と、ものすごい石段を上った先にあり、
その参道では名物のカラシナキムチが直売されています。
それをつまみながら柚子入りのマッコリをぐびり。

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夕食はこれまた麗水で絶対に食べたかったハモ。

夏が旬の魚なので、時期的にダメだと思っていましたが、
僕らがシーズン最後の客ということでギリギリセーフ。

写真はこちらも5月の使いまわしになりますが、
韓方スープで味わう、ハモの湯引き(しゃぶしゃぶ)です。
一緒にニラをゆがいて、韓方醤油で味わうのが韓国式。

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そして、残ったスープにラーメンを投入するもの韓国ならでは。

高級料理の風情があっという間に霧散してしまいますが、
ハモのダシがよく出ていて、なんともこれが美味しいのです。

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そのまま麗水に泊って、翌朝は麗水水産市場の近くで朝食。

こちらも5月の写真で(以下略)。
ツアーだと料理の説明をしなければいけないので、
自分の写真を撮っているヒマはないのです。

やはり麗水名物であるソデフェ(シタビラメの刺身和え)と、
クムプンセンイグイ(セトダイ焼き)という2品です。

写真中央にある2尾の焼き魚がセトダイなのですが、
標準語ではクンピョンソニ、麗水の方言ではクムプンセンイ。
そして俗語としてセッソバンゴギとも呼ばれます。

セッソバンというのが女性から見た愛人のことなのですが、
直訳をすると、夫ではなく「愛人に出す魚」という意味。
本当に好きな人に出す魚、すなわちそれだけ美味しいということです。

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そして、もうひとつ旬のアグタン(アンコウ鍋)も食べました。
こちらは料理説明の合間に、バシッと撮った写真です。

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食後にはこんな珍しいものも見せて頂きました。

麗水ではマッコリを発酵させた酢が味の要になっており、
どこの食堂でも、自慢の自家製マッコリ酢があると聞きます。
先ほどのソデフェにも、この酢が使われており、
お店の方に頼んで、そのマッコリ酢を見せて頂きました。

味見もさせて頂きましたが、確かにマッコリの味!

最近のブームで「マッコリを使った○○」は各地で増殖中ですが、
麗水では昔からマッコリが食の根幹に結びついています。

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まだまだ全羅南道の各地を巡りたいところでしたが、
残念ながら、麗水の朝食をもって地方行脚はタイムアップ。
麗水空港からソウルへ戻り、最後は明洞などで買い物です。

昼食はソウルの郷土料理でもあるソルロンタン(牛スープ)。
これを食べて3泊4日の全羅南道まんぷくツアーが終了です。

本来であれば、もっと早くにまとめたかった記事ですが、
1ヶ月半遅れでも、なんとか書けてホッとしました。

霊光、木浦、羅州、光州、潭陽、順天、麗水と巡ったツアーは、
僕自身にとってもたいへん貴重な体験となりました。
ご参加頂いた皆様、そして三進トラベルの方々に大感謝です。

まだ、詳細な時期も、訪れる地域も未定ではありますが、
うまくいけば、今年の秋にも第4回があるかもしれません。
それまでにまたいいところをたくさん探したいと思います。

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4 Responses to 旅行ツアー「全羅南道まんぷく4日間」後記(後編)

  1. お友達がこのツアーに参加され、大~満足でしたよ。

    又、行きたいと言っていました。
    その話を聞いて、私も行きたくなったー♪

    食は文化
    なんですねぇーーー」

  2. ホドガジャ

    トルゲジャンにコッケタンなんかがついて、1人前7000ウォンで、しかもケジャンおかわり自由!?!?。
    やっぱり南土はすごいですね・・・^^;
    麗水にはまだ行けてないのですが、いずれ必ず行きたいと思っています。
    ケッチャンオ料理も食べたいですしね!!

  3. テジカルビ

    今回の旅行ツアー「全羅南道まんぷく4日間」後記の料理は、
    当方には珍しい料理、初物が多く、
    今年の食べ歩き目標(5月ないし8月)の
    地方未食料理の旅の大いに参考になりました。
    あと、韓国料理ハンター試験の未食料理と併せて、
    今年も韓食食べ歩き旅に精進させていただきます♪(^_-)-☆

  4. >みさん
    喜んで頂けたようで何よりです。
    なかなか韓国も地方までは行きにくいので、
    ご興味ありましたら、ぜひ次回にご検討ください。
    美味しい地方料理、まだまだあります。

    >ホドガジャさん
    コストパフォーマンスは抜群ですよね。
    そして、味のほうもここは素晴らしかったです。
    ほかにもまだまだ多くの郷土料理があるようですし、
    僕にとっても、いずれまた必ずという場所です。

    >テジカルビさん
    5月だとちょうど麗水万博の時期かもですね。
    地方に出ると、ソウルとは違った食模様があるので、
    きっと新たな発見も多いかと思います。
    ぜひ、あちこち巡ってみてください。

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