西新宿「Natural Organic Tejimaul」5周年イベント後記。

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すっかり連休モードで更新を止めてしまいました。
祝日も平日もないような仕事をしておりますが、
連休となると、あれこれ予定が入ってゆくもの。
飲み歩いているうちに、ブログがおろそかになりました。

連休が終わって、いよいよ今日から平常モード。
気持ちを引き締めて、またブログも更新していきたいと思います。

連休前に溜まっていた記事はすべて書き終えたので、
まずは連休中に行ったイベントの報告から。

西新宿の「マッコリバーてじまぅる新宿店」は、
「Natural Organic Tejimaul」と名前を変えておりますが、
2006年4月のオープンから5年目を迎えました。

そんな5周年を記念してのイベントですが、
震災後ということで、チャリティーも兼ねようということに。
冒頭の写真は、「てじまぅる」が作ったオリジナルラベルのフリスク。

参加費1000円でこのフリスクを購入頂くと、
それが募金になる、というシステムになっていました。
そのほかにも購入したドリンク類、料理類はいずれも募金。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

それにしても、このフリスクは面白いですね。

もともとのラベルを剥がして、サイズを合わせたシールを、
ぺたっと貼れば、オリジナルフリスクの出来上がり。
中身を詰めかえればそのまま継続して使えますし、
「てじまぅる」ラベルだけでも色違いがあるのでコレクション要素も。

これ、いろいろなお店でやっても面白いでしょうね。

韓国料理店は会計後にガムや飴を配ったりするので、
それにちなんで、店の名前のフリスクがあったら欲しいかも。
もちろんラベル代と、そもそものフリスク代がかかるので、
タダでは無理でしょうが、今回のような企画には向くと思います。

さて、本題。

今回のイベントではマッコリについて語りました。
メンバーは、

・作る人(麹醇堂の金成洙さん)
・売る人(てじまぅるの島津店長)
・飲む人(八田靖史)

という3人。
それぞれの立場からマッコリを語るというのが趣旨です。

ただ、金成洙さんの話が面白すぎてあれこれ質問しすぎ、
すっかり自分の立場で語ることを忘れていた気がしますね。
ある意味、相当な業界トークになっておりました。

生マッコリの話、新商品である炭酸注入タイプの話、
製造工程の話、品質管理の話、ボトルにまつわる話などなど。
いろいろある中でも、特に印象的だったのは……。

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この「梨花酒」の話でしょうね。

「てじまぅる」のイベントに金成洙さんが参加と聞いて、
一瞬、脳裏によぎったものの、まさか本当にご持参頂けるとは。

日本でも、韓国でも、いろいろなマッコリが生産されていますが、
その中でも特に希少性が高く、なかなか口に入らない一品です。
麹醇堂が経営する「百歳酒マウル」にはメニューにありますが、
実際は品切れということも、少なくないとのこと。

生産量が極端に少なく、また値段も普通のマッコリより高価なので、
韓国でもほとんど市場に出回らない、非常に珍しい銘柄です。

「ECOてじまぅる祭りwith八田氏」後記。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1103.html

過去にも1度、ブログで紹介しましたが、
それも「てじまぅる」のイベントでした。
そのときと比べると、ビンもより高級になっていますね。

まだ時期は未定、数量もごく少数とのことですが、
日本での販売を視野に入れているそうです。

ただ、日本で売るとなるといくらになることやら。

韓国での販売価格は400mℓで4万5000ウォン。
それを単純に、現在出ている生マッコリとの比率で考えると、
日本での販売価格は3万円ほどになるそうです。

もちろんその価格で購入する人はほとんどいないはずなので、
実際には数千円ということで落ち着くような気もしますが……。
あるいは1万円オーバーも充分ありうるかとは思います。

いつ頃、いくらで、どのくらいのロット数が販売されるのか。
今後の成り行きが、非常に注目される商品です。

ちなみに味のほうはかなり個性的。

アルコール度数が12.5度とマッコリにしては高めで、
もったり濃厚な質感と、原酒に近いハードな味わいが特徴です。
甘味が極端に少なく、素材の味を力強く味わう辛口マッコリ。

マッコリの原点を味わうという意味でも意義ある一品ですが、
おそらく、相当に飲む人を選ぶ銘柄になるでしょうね。

今後、マッコリブームが日本でさらに拡大していく中、
いずれ順調にゆけば、プレミアムマッコリも登場してくるはず。
そんな未来に先行投資する意味でも、日本での販売は喜ぶべきことです。

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そしてこちらはもうひとつのサプライズ。

「Grande Porte Du Sud」というボルドーワインですが、
この銘柄名を訳すと「南大門」になるとのこと。
ラベルにもしっかり南大門の絵が描かれています。

伝統酒の会社として知られる麹醇堂ですが、
ワインの輸入も行っており、これもそんな銘柄のひとつ。
カルビやプルコギといった醤油味の肉料理に合うよう、
特別に作られたワイン、というのがひとつの特徴です。

そして、もうひとつが南大門という名前の意味。

韓国の国宝第1号としても知られる南大門は、
2008年2月の放火によって、現在修復工事中です。
このワインを購入すると、その一部が修復資金として寄付され、
国宝の復活に寄与する意味もあるとのことです。

こちらも、今後日本での販売を予定。

梨花酒同様、楽しみなお酒が日本に入ってきますね。
特に焼肉店などでは、いい話のタネになるかと思います。

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イベント終了後は有志で「酒菜角萬」に移動。

こちらもいつの間にか店名が変わっておりますね。
正しくは「和 Tejimaul 酒菜 角萬」ですか?
メインの蕎麦に加え、最近は庄内などの素材を使い、
蕎麦と平牧豚、そして庄内料理を看板にしているようです。

もろみ豆腐に始まり……。

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玉こんにゃく。

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おしんこ盛り合わせ。
しなべキュウリ、温海かぶら、高菜の3品です。

聞いた瞬間に、絶対忘れると思ってメモしておいたのが大正解。
時間が経っても、韓国料理ならある程度見分けがつくのですが、
それ以外の料理となると、どうしても記録が必要です。

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タケノコ、厚揚げ、シイタケを味噌と酒かすで煮た孟宗汁。
ふんわりとした酒かすの柔らかな味が印象的でした。

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シメサバ。

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イカ刺し。

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ゲソの塩辛と、
酒の肴にぴったりの料理がずらずら。

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菜の花はからし和えだったか、おひたしだったか。

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最後は桜鯛のうしお汁。

汁もさることながら、味の染みた豆腐もよかったですね。
庄内における春の味覚を堪能させて頂きました。

この段階ですでにいい感じの酔っ払いでしたが、
なにがどう転がったのか、さらにもう2軒ハシゴをすることに。
トークイベントの段階から飲みながら話していたので、
10時間以上、飲みっぱなしだった計算になります。

翌日は久しぶりに、やってしまった感が満載の2日酔い。
それでも夜からは新大久保にまた繰り出しました。

この連休はずっとそんなことを繰り返していた気がしますね。
よく飲み、よく食べ、よく2日酔いになった日々でした。

店名:Natural Organic Tejimaul
住所:東京都新宿区西新宿7-10-10西村ビル地下1階
電話:03-5348-5535
営業:11:30~14:30、17:00~24:00(月~金)、17:00~24:00(土)、17:00~23:00(日、祝)
定休:なし
http://ameblo.jp/naturalorganictejimaul/

店名:和 Tejimaul 酒菜角萬
住所:東京都新宿区百人町1-9-14沖ビル1階
電話:03-3366-6944
営業:11:30~翌5:00(月~土)、11:30~24:00(日、祝)
定休:なし
http://ameblo.jp/watejimaul/



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