新宿「くいもの屋わん新宿東口店」で居酒屋式韓国料理。

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鉄板いっぱいのサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)。

「え、サイズおかしくない!?」

と思ったアナタ。正解です。

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焼く前の状態はこんな感じでした。

固形燃料に、小さな鉄板を載せて、
そこで一口大にカットした豚バラ肉を焼きます。
普段、新大久保あたりで、

「厚さ18ミリ超のサムギョプサル!」

なんかを食べている人にはオモチャみたいでしょうね。

でも、豚肉そのものには、それなりの厚さがあり、
サンチュ、キムチがあって、千切りのネギも添えられていて。
ジュウジュウ焼いて、包んで食べる楽しさがあるというのは、
ここが居酒屋であることを考えると、充分な衝撃でした。

メニュー名も「わん風サムギョプサル」ですしね。

韓国専門でもなんでもない居酒屋においても、
サムギョプサルは普通にメニュー名として定着していました。
サムジャン(味噌)がないとか、ニンニクが欲しいとか、
欲をいえばキリがないのですが……。

「最近の居酒屋はすごい!」

と素直に思った次第です。

まあ、僕が普段から韓国料理店にしか行かないだけで、
世の中の流れとしては、もう当たり前のことなのかもしれません。
韓国とは無関係な居酒屋でも、韓国料理が普通に並んでおり、
それがけっこう鋭い、という事実を学んできました。

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目の前で煮込むスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)があり……。

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チヂミは、豚肉とキムチ入りで……。

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「キム玉ぷるでじ」

なんてメニューもあったり。
これが、「豚キムチ炒めの温卵載せ」という名前でなく、
「ぷるでじ」になっているあたりにアンテナの高さが伺えます。

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「甘海老のユッケ風」

なんてのも、居酒屋料理ならではでしょうね。

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人気メニューという「チーズつくね」に浮気はしましたが、
この日、僕らが頼んだ韓国と無関係な料理はこれ1品のみ。
そもそもがメニュー数の多い居酒屋でしたが、
韓国縛りの注文でも、充分おなかが膨れる多彩さでした。

一方、ドリンクメニューを見ても……。

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ストロベリーマッコリとか。

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シトラスマッコリとか。

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あんず棒まっこりとか。

マッコリ系のカクテルも揃っていました。
居酒屋におけるマッコリの活躍も今年は期待大ですね。
というより、コチラの店に来たのもそれが目当て。

以前も書きましたが、今年はマッコリ業界に大物が参入。

韓国で「長寿マッコリ」を造っているソウル濁酒が、
ロッテ酒類、サントリーと組んで、日本市場を開拓します。

日本での銘柄名は「ソウルマッコリ」ということで確定し、
昨年から一部店舗で、テスト販売が繰り返されていました。
この店のカクテルもソウルマッコリを使用したものです。

日本での販売はサントリーが大々的にやるようなので、
今年はよりいっそう、マッコリがアピールされていくはず。
これまでの販路すべてに営業をかけるでしょうから、
飲食店でマッコリを見る確率が大幅にアップします。

居酒屋なんかは、その最たる例でしょうね。

でも当然、マッコリだけの単体では限界があるので、
そこに付加価値をつけていく作業が重要になります。
そのわかりやすい例が、カクテル系のマッコリであり、
また、韓国系メニューとの組み合わせでしょう。

今年は「マッコリに初めて出会う人」がより増えます。

それがマッコリ業界にどのような変革をもたらすのか。
そして、韓国料理業界、韓国業界にどう波及していくのか。
妄想が無限に膨らんでいく1日でした。

店名:くいもの屋わん新宿東口店
住所:東京都新宿区新宿3-26-2三平中央口ビル地下1、2階
電話:03-5366-2022
営業:17:00~翌1:00(月~木、日)、 17:00~翌3:00(金、土、祝前日)
定休:なし
http://www.oizumifoods.co.jp/



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