コリアうめーや!!第236号

コリアうめーや!!第236号

<ごあいさつ>
あけましておめでとうございます。
そして、セヘ ポン マニ パドゥセヨ!
韓国語では、新年の福をたくさんお受けください、
というフレーズで新年の挨拶を交わします。
読者皆様にとって、この2011年が、
いつにも増して福たっぷりな年になりますよう。
心を込めて、お祈りしつつ、
今年も1年間宜しくお願い致します。
さて、新年のご挨拶とともに、
年始恒例企画の説明をしたいと思います。
まあ、恒例といっても昨年からなので、
2年連続といった程度の恒例ですけどね。
昨年の元旦にこのメルマガで発表した、
韓国料理ハンター試験を今年も実施します。
前回よりも、ややパワーアップし、
初級編に続く中級編を作成致しました。
よりマニアックな領域に踏み込んで、
みなさんの実力をはかろうという企画です。
コリアうめーや!!第236号。
号令高らかに、スタートです。

<韓国料理ハンター試験(中級編)公開!!>

昨年の元旦、僕はこんなことを書いた。

「集え、韓食ハンター!」

コリアうめーや!!第212号の最後。
ひたすら自分の趣味に走って考案した、
韓国料理ハンター試験への呼びかけである。

「ハンター試験って何それ!?」

という読者の方は、
まず昨年の号から読んで欲しい。
アホ極まりない企画の詳細が書かれている。

コリアうめーや!!第212号
http://www.melonpan.net/letter/backnumber_all.php?back_rid=643036

一応、この場でも再度説明しておくと、
要するに食べた韓国料理のリスト化である。

初めて韓国に行く人であれば、

「あの料理が食べたい!」
「あれも食べたいし、これも食べたい!」
「あー、これもいいなぁ!」

というように食べたいものが一目瞭然。
だが、ある程度の韓国キャリアを積むと、

「めぼしい料理は食べ尽くしたな」
「次はマニアックな地方料理でも攻めるか」
「あれ、でもあの料理は食べたっけ?」

ということになりがち。

もちろんすべてを食べ尽くす必要はないのだが、
網羅や制覇という単語にロマンを感じる人はいるはずだ。
その部分で共感を得られる人たちを対象に、
昨年作成したのが、韓国料理ハンター試験である。

食べた韓国料理を「捕獲」とイメージし、
リストにまとめて収集とコンプリートの要素を可視化。
その捕獲数で「ハンター」としてのレベルを競い、
漫画やゲーム的な楽しみを現実のものとする。

ネットスラングで使われる「厨二病」的な発想だが、
昨年、発表してみたところ意外に好評であった。

それに妙な自信を得て。

今年はその第2弾を発表したいと思う。
韓国料理ハンター試験、前回に続く中級編である。

それでは早速、説明に入ろう。
まずは下記よりエクセルファイルをダウンロードして欲しい。

http://www.koparis.com/~hatta/kf_hunter_ver2.0.xls

ファイルを開くとリストが表示される。

最初に出ているリストは昨年公開した初級編。
新しく作った中級編はワークシートを分けてある。
念のため、エクセルに詳しくない人向けに、
ワークシートの説明もしておこう。

画面の左下を見て頂くと、

初級編/中級編/上級編(制作中)

と書かれている部分がある。
ファイルを最初に開いた段階では、
初級編が表示されるようになっている。

リストは、

1/アグタン/アンコウ鍋
2/アグチム/アンコウの蒸し煮
3/アルタン/スケトウダラの卵入り鍋

という感じで続いているはずだ。
これは昨年の元旦に発表したぶんなので、
すでにやった人は飛ばしても大丈夫。

ただ、1年間で新たに捕獲した料理があれば、
それを反映するために再度挑戦するのもアリだ。

初参加の人は初級編から挑戦して欲しい。

そして画面左下の、

初級編/中級編/上級編(制作中)

という部分から「中級編」をクリックすると、
リスト全体がパッと入れ替わる。

今度、表示されるのは、

1/アムゴナ/おつまみの盛り合わせ
2/アルパプ/魚卵を載せたごはん
3/アンチャンサル/牛ハラミ(焼肉)

といったラインナップ。
こちらが今回新しく作った中級編だ。

なお、上級編も一応ワークシート自体は作ったが、
こちらはまだ制作中なので 見る必要はない。
初級編、中級編の両方に挑戦して頂くことで、
現段階でのハンター試験としたい。

さて、試験の具体的な受け方であるが、
これは昨年作ったものとまったく変わらない。
よって、前回の説明をそのまま引用する。

=========================
ファイルを開くと韓国料理が120種類並んでいる。

・料理名
・料理概要
・韓国語表記
・追加要素
・得点
・MAX

という項目が並んでいるので、
まず自分で食べたことのある料理を確認していく。
これは食べた、ということだけが重要なので、
日本で食べても、他の外国で食べても問題ない。

食べたことがあれば、得点の欄に数字の「1」を入力。
食べたことがないものは「0」を入力するか、空欄でもよい。

また、追加要素というのが用意されており、
例えば次のような内容が書かれている。

・アグタン → 仁川広域市で食べれば+1P
・カルビタン → 結婚式場で食べれば+1P
・トックク → ソルラル(旧正月)に食べれば+1P

アグタン(アンコウ鍋)は仁川広域市の名物料理として有名。
カルビタン(牛カルビのスープ)は結婚式料理の定番。
トックク(韓国式の雑煮)も正月料理には欠かせない。

特定の場所、特定の瞬間に食べてこそ意義のある料理。

その料理をより楽しんだという意味合いを込めて、
普通に食べた場合よりも、高ポイントを付与したいと思う。
すなわち、アグタンを仁川広域市内で食べた人は、
得点の欄に数字の「2」を入力することになる。

これを120種類すべてで行うと、
最後に合計のポイント数が自動的に計算される。

満点は150ポイント。
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補足であるが、初級編も中級編も、
料理数は120種類、満点150ポイントに揃えた。
ただし、両者のポイントを合算する必要はなく、
いずれも、それぞれで計算をして欲しい。

なお、僕の場合であるが……。

初級編が145ポイント
中級編が136ポイント

なお、昨年の結果では初級編は144ポイントだったが、
1年の間に、ひとつポイントを追加することができた。
昨年4月に馬山市でアグチムを食べたことにより、
追加要素を満たしたということである。

ただ、この追加要素は難易度の高いものも多く、
コンプリートを目指すのはかなり難しい。
基本的には各料理の捕獲をメインの作業とし、
追加要素はやり込みと考えて頂ければ幸いである。

そして、前回からの変更点をひとつ。

ハンターレベルの目安を前回は以下のように作った。

-60ポイント以上 → 韓食ハンター5級レベル
-80ポイント以上 → 韓食ハンター4級レベル
100ポイント以上 → 韓食ハンター3級レベル
120ポイント以上 → ネクストステージへ

ただ、実際にやってもらった人の反応を見ると、
この設定はずいぶん難易度が高かったように思われる。
ある程度、食べている人なら100ポイントは超えるが、
120ポイント超えは在住経験者でないと厳しいようだ。

在住経験者しかネクストステージ(中級編)に進めないとなると、
これはちょっとバランスを欠いているといわざるをえない。

よって、初級編のレベルを以下のように変更したい。

<初級編レベル目安>
-60ポイント以上 → 韓食ハンター5級レベル
-80ポイント以上 → 韓食ハンター4級レベル
100ポイント以上 → 韓食ハンター3級レベル(ネクストステージへ)
120ポイント以上 → ネクストステージで10ポイント加算

3級レベルまで到達したら中級編の受験資格を獲得。
120ポイントを超えた人はアドバンテージを獲得し、
中級編のポイントに10ポイントを加算できる。

そして、中級編のレベルは以下の通り。

<中級編レベル目安>
-80ポイント以上 → 韓食ハンター準2級レベル
100ポイント以上 → 韓食ハンター2級レベル(ネクストステージへ)
120ポイント以上 → ネクストステージで10ポイント加算

ただ、これも試して頂いた人の結果を踏まえ、
いずれ修正を施していこうと思っている。
表記の通り、あくまでも「目安」として頂きたい。

また、この試験で高ポイントを獲得したとしても、
実社会でなんの役にも立たないことはいうまでもない。
あくまでもお遊びかつ自己満足ということで、
気軽に参加して頂ければ幸いである。

最後に今後の展望を書いて終わろう。

初級編、中級編の次は上級編の制作である。
年始の恒例企画という感じになってきたので、
できれば2012年元旦には発表したい。

ただ、上級編ともなると料理の幅が広がるため、
従来の方式で実施できるかは、検討の余地があるだろう。
また、初級編、中級編をやって頂ければわかるが、
料理ばかりに特化してあり、他の要素は抜いてある。

例えば、

・キムチ
・副菜類(パンチャン)
・伝統餅、伝統菓子
・飲料、酒

といったあたりがごっそりない。

これらは中級編に加えることも考えたが、
バランスを取りにくく、割愛した次第である。
この要素をどうするかが悩みどころだが、
現状では、独立要素としようかと考えている。

例えば、キムチだけのハンター試験を作り、
一定レベルのクリアで、キムチハンターの称号をゲット。
そういった独立系ハンターの称号をいくつ得たかで、
上級編の合格可否が決まる、といったイメージだ。

これは郷土料理にも応用したいと考えており、
江原道ハンター、全羅北道ハンターなどと置き換えられる。
特定地域を得意とするハンターがいても面白い。

といった感じに夢はどんどん膨らむが、
実際、それを形にできるかは今年1年の宿題。
試験を作成する僕自身のレベルアップも必要なので、
じっくり腰を据えて臨みたいと考えている。

子どもじみたお遊び企画ではあるが、
だからこそ本気で力を注ぎたい。

集え、韓食ハンター!

ぜひ一緒に楽しんでみて欲しい。

<お知らせ>
仕事が忙しくHPの更新ができません。
落ち着いたら、まとめて更新したいと思います。
http://www.koparis.com/~hatta/

<八田氏の独り言>
想像力と創造力を大切にしたい。
学生時代から持ち続ける座右の銘です。

コリアうめーや!!第236号
2011年1月1日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com



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